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2018年6月6日~7月29日上野の森美術館 ミラクル エッシャー展

2018.06.24

20世紀を代表する版画家の一人、マウリッツ・コルネリス・エッシャー。
「ありえない世界」を描く唯一無二でミラクルな作風は、世界中の人々を魅了し続けています。
日本では「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」として、教科書等で紹介されている記憶がある方も多いと思うのですが、
この緻密で計算つくされたビジュアルイメージは、クリエイターだけではなく、
数学者・建築家など幅広専門家たちにインスピレーションを与えてきました。

ココフル編集部のスギヤマも「ありえない世界」に長年魅了されている1人。
中学生の頃エッシャーの世界観に触れ、すっかりファンになってしまったため、
学生時代は何度も、長崎のハウステンボスにある「ミステリアスエッシャー」というアトラクションに足を運んでおりました。
12年前Bunkamuraで開催されていたスーパーエッシャー展も足を運んだ記憶があります。
その後も地方の出張などで偶然エッシャー展が行われているとついふらふら…。

今回は生誕120年を迎え、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館の所蔵品より、
代表的な作品に加え初期の作品や木版、直筆のドローイングなど、選りすぐりの150点を展示。
東京では約12年ぶりに開催される大規模展。

日本初公開コレクションの中でも、自身による初版プリントが公開される「メタモルフォーゼⅡ」。
このプリントを直接見ることができるということで、さっそく報道内覧会にお邪魔してきました。

▲上野駅すぐの上野の森美術館。壁面を見るだけでテンションがあがります。


▲主催者・監修者のフォトセッション
シヴァン・エラン=レヴァイン氏(イスラエル博物館 巡回展主任)
ロニット・ソレック氏(椅子ライル博物館 版画・素描部門 学芸員)
熊澤 弘氏(監修者:東京藝術大学大学美術館 准教授)
野老 朝雄氏(サポーター代表:アーティスト)

フォトセッションが終わると、ギャラリートークと内覧会がスタートです。
今回は8つのキーワード「科学」「聖書」「風景」「人物」「広告」「技法」「反射」「錯覚」
の観点からエッシャーの謎に迫っています。

私はだまし絵ではない、彼の「風景画」もとても好きなのですが、今回も数多くの風景画が紹介されていて、見入ってしまいました。


▲サンコジモ、ラヴェッロもその1つ。
モノクロだけれども、思わず空の色・海の色が想像できてしまう緻密な風景はぜひ美術館でご覧いただきたいです。そしてこの緻密さが、のちに錯覚の作品に活かされているという事がわかるかと思います。

そして幅4Mに及ぶ超大作「メタモルフォーゼⅡ」が飾られたスペースへ。

監修の熊澤さんの解説も伺いながら、4Mの長さのメタモルフォーゼ初版プリントを見ることができました。
4Mにもなると1回で視界の中に入れることが難しく、スタートから徐々に変わりゆく絵を見進めながら、時に戻りながら、じっくり味わうことができます。また、最終的にまた最初の文字に戻るこの作品は、彼の様々な作品で色濃くでている「循環」をこれでもか!と味わうことができます。

皆さんがよく知っている『ベルヴェエーレ(物見の塔)』や『滝』、『昼と夜』、『相対性』なども展示されています。

お子様も知っているリトグラフも沢山。ありそうでない世界をたっぷり味わえます。

▲音声ガイドはバカリズムさん
最近は音声ガイドを積極的に使うようにしています。
自分が知らなかった解釈・作者の情報などを知れるガイドは美術館の必需品です。

●自分が相対性の中に!
エッシャーの代表作『相対性』と、最先端技術がコラボレーションする「ミラクル デジタル ヒュージョン」。
実際にありそうで現実には存在しえない世界を描いた『相対性』の中に動く自分が入り込む!本展のオリジナルコンテンツです。
思わずスギヤマも体験。お子様も楽しみながらエッシャーの世界観を味わえそうです。

7月29日までの開催になりますが、夏休み時期も開催していますので、ぜひご家族で訪れてみてはいかがでしょうか。
上野の森美術館はファミリーで訪れるにはちょうどいい大きさの美術館です。
また、毎週金曜日は20時まで開館しているので、金曜日の夜の来館もおすすめです。

≪ミラクルエッシャー展 奇想版画家の謎を解く8つの鍵≫
2018年6月6日(水)-7月29日(日)
上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
開館時間:10:00~17:00(金曜日は~20:00)※入館は閉館の30分前
公式HP:http://escher.jp/
主催:イスラエル博物館、産経新聞社、フジテレビジョン、上野の森美術館
後援:イスラエル大使館、J-WAVE