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おでかけ

フレーベルこどもプラザ 文京区

2017.08.01

■子どもとママがリラックスできる室内遊び場

「アンパンマン」や「キンダーブック」でお馴染みの出版社・フレーベル館。実は100年以上の保育支援の歴史を持つ“ママと子どもにやさしい企業”なのはご存知ですか?
そのフレーベル館が2015年10月16日、文京区にある本社の1階に入場無料の子どもの室内遊び場「フレーベルこどもプラザ」を開設しました。都心の子どもたちの遊び場が減少していること、また孤独感を感じる子育てママたちが増えていることなどを受け、子どもが安心して遊べる場・ママたちが気軽に集える場を提供したいという思いが、このこどもプラザのオープンにつながったといいます。連日たくさんの子どもたちと、ママパパのみならずじじばばも一緒に訪れるというフレーベルこどもプラザに行ってきました!

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▲キッズデザイン賞を受賞した水槽は、くぼみに顔を入れると水中にいるような感覚に

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▲みんなが大好きなボールプールもあります

■足を踏み入れるとそこは絵本の世界♪

入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、美しい家具やオブジェたち。この「えほんのひろば」は、日本初の絵本専門図書館「えほん村」がプロデュースしたスペースで、絵本選びは館長の松村雅子さんによるもの。家具のデザインは造形作家の松村太三郎さんによるもの。この場所のために一つひとつ手彫りでつくった本棚やシェルフは、ユニークで温かみがあり、子どもたちを絵本の世界へ連れて行ってくれます。

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▲まるで物語のなかに入り込んだような世界観

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▲子どもにもわかりやすいドーナツで描かれた視力検査の絵本は、ユニークな視点を高く評価された秀作

「常時300冊ほどの絵本が自由に読めるようになっています。さまざまな絵本に触れてほしいと、フレーベル館以外の本もたくさん揃えているんです」と話してくださったのは、このこどもプラザ広報担当の寺地さん。

隅には子どもが集中して本に向き合える読書カウンターも設置され、最新のキンダーブックやフレーベル館の新書も手に取ることができます。キンダーブックは、来年で出版90周年を迎えるという長い歴史のある絵本。「子どもがよい本とめぐり会えるように」という願いが誰よりも強いフレーベル館だからこそ、この「えほんのひろば」への思いは並々ならぬものがあります。

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▲読書カウンターには子どもの創造力を刺激する良質な本がズラリ

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▲慌ただしいとなかなか難しい読み聞かせも、ここでなら親子でゆっくりできますね

■大人もワクワクしちゃう「あそびのひろば」へ!

目移りするほどたくさんあるおもちゃと、体を動かして遊べる「クライミング」や「ボールプール」など、子どもの“大好き”がたっぷり詰まった「あそびのひろば」。常連の子どもたちでも飽きないように、おもちゃは定期的に一部入れ替え、多種多様なおもちゃと子どもが触れ合えるようになっています。

ふわふわのベンチで区切られたおもちゃのコーナー。常駐スタッフはいますが、基本的には子どもは保護者と一緒に遊びます。おもちゃは上質で安心なものばかりで、子どもたちも夢中で遊びます。

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▲子どもを見守りながら、ママたちがお喋りに花が咲くこともしばしば

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▲お目当てのおもちゃを見つけると、子どもたちは集中して遊びはじめます

最近話題の「クライミング」のコーナーもあります。省スペースながら筋力や体力の向上も期待できると、都市部の幼稚園や保育園の要望も多いそうです。「大人より子どもの方が習得が早いことも」というクライミングに挑戦してみては?
広~いボールプールにはプラスチックのボールが1万個も! 的当てやバスケットなどが設置されていて、親子で競争をしながら遊ぶ姿も見られます。奥の壁は全面がマグネットボードで、プロジェクターで映像を流せるようになっているなど、今後のイベントや取り組みを見据えたさまざまな仕掛けも満載。まだまだ進化を続けるこどもプラザなのです。

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▲一番上まで上り切ったら、ベルを鳴らしてゴール!

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▲広々としたボールプールは、一番人気

■こどもプラザのもうひとつの役割

フレーベル館は幼稚園・保育所向けにおもちゃや保育商品も製作していますが、これまではそれらの幼稚園・保育所を通してしか使用感や感想を知ることができなかったといいます。
「このこどもプラザができたお蔭で、既存の商品はもちろん、安全性を確認できた新商品や試作品を試してもらい、ダイレクトにその反応を見ることができるようになりました」と前出の寺地さん。商品開発に関わる職員も毎日入れ替わりで見守りスタッフとして入るので、ママやこどもたちの声を開発に生かすこともできるようになったといいます。逆にこどもやママからすれば、まだ市場に出回っていない新しいおもちゃで遊んだり、プロ仕様の保育商品に触れられるチャンス♪ 双方にとってプラスになる施設でもあります。

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▲充実したおままごと道具には、男の子たちも思わず夢中に!

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▲“ふわふわ”“ボコボコ”“ちくちく”など、さまざまな触り心地を体験できるマット

フレーベル館では独自にFDS(フレーベル・デザイン・スタンダード)というオリジナル製品ブランドがあります。フレーベル館の研究開発施設で検証され、国などが定めた安全基準よりも厳しい独自基準をクリアする製品も世に送り出しているのです。
何気なく見える食事用の半ドーナツ型テーブルや吸音するパーテーション、クッション性の高いベンチなども、実は練りに練った工夫いっぱいの商品ばかり。
「半ドーナツ型のテーブルは2つ合わせるとドーナツ型のテーブルになります。中央の穴に先生が入り、乳児にご飯を食べさせたり本を読んであげられるようにと開発したもの。当たってもケガをしないようなテーブルの足の形や、ブロックがくずれても音がまったくしない表面がやわらかなテーブルなど、何気ない部分にこだわったデザインにも是非注目してください」

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▲幼稚園・保育所でも使用されているドーナツ型テーブルは、えほんのひろばで使われています。

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▲やわらか天板テーブルは、「読書のときも本がすべらない」と予想外の効果も

休館日と土日祝日を抜かした月曜日~金曜日のウィークデイは毎日オープン(臨時休館あり)、会員登録料は年間300円かかりますが、あとは何回利用しても無料という嬉しい施設です。対象は1才~未就学児までで、基本的には保護者の見守りの下で子どもと一緒に遊びます。施設内への飲食物の持ち込みはできませんが、施設内にはコーヒーや子ども用ドリンクの販売があるので、ちょっと一息つきたい時にはおすすめです。10時~11時半、13時~14時半、15時~16時半の時間入れ替え制で、各回定員40名前後までの入場。比較的午前中が人気なので、心配な人は問い合わせてから行ってみてくださいね♪

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広報担当の寺地さん(左)と運営スタッフの酒井さん

取材・撮影・文:元井朋子(写真は一部フレーベル館提供)

<フレーベルこどもプラザ>
■住所:東京都文京区本駒込 6-14-9 フレーベル館本社ビル 1 階
■開館時間:10:00~11:30、14:30~16:00
※入場は入れ替え制で先着順。 開館15分前から入場受付を開始。
■休館日:毎月第 3 火曜日、土日祝、その他臨時休館あり
■料金:施設利用料:無料(子ども 1 人につき会員登録料:税込 300 円/年)
■対象者:満 1 歳~未就学児
■アクセス:JR山手線駒込駅南口より徒歩 7 分、東京メトロ南北線駒込駅2番出口より徒歩7分、都営地下鉄三田線千石駅A4出口より徒歩10分