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マザーズハローワーク東京~子育てをしながら働きたいあなたへ

2018.03.08

女性にとって「働く」ことと「子育て」をすることは誰もが1度は考える人生のテーマ。

そして、自分の都合だけでは動けなくなり、試行錯誤して「自分らしさ」と「家族」とのバランスと向き合うココフル世代のママたち。

仕事があればいいわけではない、働き方や気持ちの在り方に悩むみなさんに知ってほしい支援施設「マザーズハローワーク東京」の相原室長にお話を聞いてきました。


▲渋谷駅ヒカリエ出口からだとベビーカーでも安心です!

◆仕事を探すだけの場所ではなく自分と向き合える場所
「マザーズハローワーク」は厚生労働省が管轄する労働支援の場で、都内には渋谷のほかに日暮里と立川にあります。名称の通り子育て中のママの利用が多く、75%は20歳未満の子どもを持つお母さんとのこと。

▲優しくて頼もしい室長の相原さん

都内7ヶ所のハローワークにも同じサービスを行うマザーズコーナーが設置されています。その中でもこちらは仕事と子育ての両立を目指す人向けに特化した求人を独自に受理しており、都内だけでなく、千葉や埼玉、神奈川からもママたちが相談に来るそう。

また担当制をとっており、7名いるナビゲーターが継続してサポートをしてくれることも特徴的。ママ以外にも、子育てを視野に入れた転職活動をしている未婚の女性や、妊活中の方の利用もあります。このほか介護との両立を考え就職活動している人、子どもが成人して仕事を再開する人など、多様な働き方を求めて幅広い年齢層の利用者がおり、時代の変化にも敏感に対応しています。

例えばシングルマザーには専門のナビゲーターがいて、働き方だけでなく、支援制度や相談先の窓口の情報を提供するなど、とても心強い。

「離婚を考えていて専業主婦なのでこれからどうしたらいいか」という相談にも、今するべきこと、種まきしておくこと、などを一緒に順を追って進めていくので、いざという時にあわてることなく、子どもへの影響を最小限にして、経済的自立の第一歩を踏み出せる、など幸せな未来への手助けもしているのです。

◆「子連れ大歓迎なので気負わず訪れてみてほしい」
「マザーズハローワーク東京」では多くのセミナーや講習会が開催されています。
パソコン講座や面接対策セミナー、応募書類対策セミナーなど一般的なものから、コミュニケーションセミナーやメイクアップセミナーもあり、いずれも人数制限はありますが、生後6か月から預けることができる“無料託児つき”なのです。

託児室は広さもあり、優しい保育士さんに安心して預けることができます。子どもと離れてママは自分のために勉強をする。実はこれは仕事を始めるための心の準備でもあるのです。母子分離に慣れること、その練習を親子ですることができる貴重な場所。

この日は外にあるトイレに保育士さんと手をつないで行く女の子がいたのですが、とても楽しそうでした。トイレにはおまるがあったり、チャイルドコーナーには授乳室とおむつ替えスペースもあって隅々まで配慮がされています。


▲チャイルドコーナー。左手には授乳室とおむつ替えコーナー

またママが相談の窓口にいる間や求人票を閲覧している間には、チャイルドコーナーにて保育士さんが見守りで遊ばせてくれます。

ここではほかの子どもたちと一緒に過ごすことで、親が気づかない成長を垣間見たりすることも。

子どもにとっても親から離れて過ごす時間で世界が広がりとてもいい刺激にもなるようです。離れたのは少しの時間でも、我が子と再会すると愛おしさが増しますよね。。

◆これからどう働く?ライフプランセミナーに参加してみた!

マザーズハローワーク東京の人気セミナーである「ライフプランセミナー」はキャンセル待ちも出るほど。予約は受付開始の日に直接窓口に行かねばならないのですが、オープン前に並ぶ人がいたり当日の昼に行ったらもう締切、なんてこともありました。

このセミナーでは、現役の社労士の先生から雇用形態による将来設計の違いや、収入と年金・税金の話が聞けます。扶養の範囲で働くほうがいいのか悩んでいるママがいたらぜひ受けてほしい内容です。

法改正による変化など新聞を読んだだけではよくわからない内容もわかりやすく学ぶことができます。

企業向けにもアドバイスをされている先生なので、雇用者と被雇用者の両方の立場に立った話が聞け、またご自身もママなので、見えない出費として「部活の遠征費用がすごくかさむのよ」という具体的な話も勉強になりました。

自分の知らないことを教えてもらえる機会というのは普段の生活ではそれほど多くはありません。

自分や似た環境の友達と話しても解決しないモヤモヤしたことがあれば、違った角度から話を聞けるチャンスを活用するといい、そして、そういう情報が得られる場所があることは恵まれているということをセミナーに参加して感じました。

◆自分の気持ちを知ることからはじめよう。
マザーズハローワークに行ったら必ず仕事の紹介を受けて応募しないといけないわけではありません。

「この先働く時のための種まき、という役割も担っているので、どのタイミングで仕事を再開したらいいのか、そのために何をしておいたらいいのか、など仕事に付随したたくさんの問題をひとつひとつ荷卸しできる場所だと考えて。」と相原室長がおっしゃっていたのが印象的。

働かないことが悪いと思わせる風潮に「子育てに専念したい」という気持ちが「働いたほうがいいのだろうか」とぐらつく人。

「働きたい」と思っているのに「フルタイムでなければ保育園は難しい」と言われて、心折れる人。

ここで話すうちに「今ではない」と本当の自分の気持ちに気づいたり、違う解決策がみつかった人も。

自分の気持ちに嘘をつかず、やりたいことをあきらめないでいい社会に少しずつ変化をしていると感じました。

◆就職率が高いのには理由がある

マザーズハローワーク東京では担当者制による支援を希望して仕事探しを始めてから約3か月~6か月で9割の方が何らかの形で働き始めているそうです。抱えている問題をクリアにしながらというのもママにとっては大切なポイントで、これは担当制をとってしっかりとした意思確認をしているからかもしれません。

自分で探した求人で就職する人もいますが、就労後に困ったことを相談しにくる人もいるそう。これは信頼関係が築かれているからこそのお話。

そして、仕事と子育ての両立を希望する人が働きやすい条件の「マザーズ求人」があります。
施設内のみで閲覧可能な求人となりますが、自分のライフスタイルにマッチしたものを探しやすくなっています。また、ブランクに合わせた「再就職準備セミナー」による効果もありそうです。

求人に関しては見えないところでも、自冶体が地元企業へ高齢者や子育て世代の人材の働き方の提案をするなど雇用の拡大のための動きもあるようなので、「いま」でなくても「その時」がくるまでにできる準備はしておきたいですよね。

大切なのは感謝の気持ち。
サポートしてくれる人や場所が増えていますが、自分の環境が特別だとは思わず、感謝を持って働くこと。これからの働きやすさを叶えるのは自分自身なのかもしれません。

「ここまで来訪してくれるだけでもすごい1歩だと思う。頑張って来てくれた人の気持ちに応えられたら。」と相原室長。

「いずれ働こう」と思っている人なら誰でも大丈夫。まずは気負わずに足を運んでみてください。

マザーズハローワーク東京

■住所:東京都渋谷区渋谷1-13-7 ヒューリック渋谷ビル3階
■電話:03-3409-8609
■時間:平日10:00~18:00
■休み:土日・祝日
■アクセス:渋谷駅東口より徒歩7分

(取材・文:アネモネ)