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カルチャー

三省堂書店神田神保町本店が新店舗オープン!

2026.03.18

三省堂書店神田神保町本店が2026年3月19日(木)に4年ぶりにリニューアルオープンします。それに先立ちプレス向け内覧会が開催され、ココフル♪編集部も早速行ってきました。冒頭あいさつにたった亀井社長はこの新店舗は、「歩けば、世界が広がる書店」というコンセプトで設計されていると語りました。
その意味とは?本記事では、実際に見てきた新店舗の魅力に迫ります。

亀井社長

歩けば、世界が広がる書店

‎「歩けば、世界が広がる書店」というコンセプトはどういう意味なのでしょうか。店長の杉本氏によれば「目的の書棚を見ていると、後ろの棚が上から少しずつずれて見えてくる」という独特な設計になっており、お客様が自分の見ている棚の向こう側も気になるような仕組みを作り上げたと語っています。

杉本店長

この設計は1階だけでなく2階、3階にも随所に散りばめられており、来店したお客様が「どんどんどんどん歩いて先にいきたくなる。自分が当初目的であったジャンル以外の棚もこっちも歩いてみたいな、あっちにも動いてみたいな」という体験を通じて知的好奇心をくすぐられるような環境を提供したいと述べました。ネットで目的の本を買うのとは違った「本との偶然の出会い」は、うれしいものですよね。その喜びを最大限に味わえそうな書店が、この「歩き回る書店」なのでしょう。それではさっそく店内を回遊してみましょう。

1階「知の渓谷」と「世界の展望台」

1階全体は「知の渓谷」と名付けられています。両サイド4メートルほどの天井高に沿って書棚が繋がっていく内装になっています。

両サイドの4メートルの書棚は圧巻でまるで渓谷のよう。通常のような床から立ち上げた書棚であれば、上部には手も目も届きません。そこでこの店舗では、階段状のつくりにして上層部にも上がって楽しめるような構成になっています。上の部分は「世界の展望台」という名前が付けられており、高いところから様々なジャンルの棚を一望できます。ありそうでなかった景色ですね。また「世界の展望台エリア」‎には、洋書、古書、アウトレットのコーナーや、様々な出版社の考えられた企画コーナーが並びます。その都度違うものが並べられ、いつ来ても飽きないワクワク感が味わえそうですね。

「渓谷」や「展望台」のほかにも隠しスポットが1ヶ所あるとのこと。ガイドの机を探してみましょう!何やらお楽しみがあるようです。

渓谷の谷底には新刊や話題の本や、書店員が考えた企画の本棚が様々並びます。他にもここでしか手に入らないグッズなども。

2階 「探求の洞窟」と「発見のさざ波」

1階とはまたガラっと変わった配置が目を引く2階です。通常の書店では、通路に対して90度に棚が並んでいるものですが、ここでは45度。多くの本の表紙が波のように目に飛び込んできます(「発見のさざ波」)。ジャンルで言うと、哲学、社会学、人文系のもともとの旧神保町本店の強みであった棚が並び、圧倒的です。より深くのめりこんでしまいそうなのが「探求の洞窟」です。半個室のように本に囲まれたスペースにいると、思わず知らず没入感。時がたつのも忘れそうです。

本棚の間に穴が開いている…という場所があるのですが、そこは座ってゆっくり本が選べるようなスペース。ぜひお気に入りの本を探してみてくださいね。
奥には「神保町いちのいち」というブランドの雑貨店。作家文具や読書好きの心をくすぐるセレクト雑貨が並びます。好みの作家の文具を探すのも楽しそうですね。

新書のコーナーは、充実。かなりの品ぞろえなので、専門的なことの入門書を知りたいときにはまずこちらに行ってみてはいかがでしょうか。

3階 「みちびきの渦」 喫茶「ちそう」

3階は2階の「探求の洞窟」より、より深くのめりこめる「探求の洞窟」が迎えてくれます。また全体がリング状の通路になっており、1周すると、児童書、絵本、趣味・生活、教育・保育。学習参考書、新刊話題書と放射線状に配置された棚を次から次へとめぐることができます。
他にもイベントスペースや、三省堂の今までの歩みを知ることができる歴史ギャラリーなど楽しめるスペースも。

3階の喫茶「ちそう」で購入した本を持ち込んでゆったりとお茶を楽しんではいかがでしょうか。(購入前の持ち込みはできませんのでご注意ください)

発見から導かれる新しい世界へ。

街から書店が次々となくなり、気軽にネットで手に入るようにもなりました。ほしい本はネットで買える。けれども実は書店で本を買う楽しみは、ブラブラ歩いてペラペラめくって、「こんな本があるんだ」「新しい本を出したんだな」「このタイトル、何だろう気になる」「しらなかった!」「おもしろそう!」。
そんな発見から新しい出会いがあることですよね。

三省堂書店神田神保町本店では、この楽しさを思い出させてくれることでしょう。同時に様々なイベントなども企画してくれるとのこと。本を購入する予定がなくても、まずは立ち寄ってみる、それだけでもお勧めできる店舗です。
神保町という町も魅力的です。ふらりと訪れて、知のハイキングをしてみてはいかがでしょうか。

※2F/3Fには多目的お手洗いもあります。

三省堂書店神田神保町本店
東京都千代田区神田神保町1-1
営業時間 10:00~20:00
電話:03-3233-3312
※電話の受付時間は19:00まで

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