もともとは旧暦の11月15日にお祝いをする七五三。11月の土日は神社も写真スタジオも混雑するため、日をずらしてお参りする人が多くなっています。2022年秋の七五三に関するニュースをピックアップしました。
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七五三では衣装選びが大きなポイント。気に入った衣装があるかどうかで写真スタジオを選んだり、お参りの日を決めたりすることもあります。
今までは七五三といえば伝統的な和装か、フォーマルな洋装というイメージでしたが、最近では小花柄の着物や綿素材の袴など、カジュアルな着物も登場しています。
せっかくの七五三だから着物は着せてあげたい、でもリラックスした子どもらしい写真を残したいというニーズにこたえてくれる選択肢となりそう。
七五三に「もっとかわいい和装を!」とオリジナル着物の作成を手掛けているのは、北海道を中心にスタジオを展開している写真工房ぱれっとです。2022年の新作は男女共通のレトロな小花柄で、ブーツやベレー帽を合わせたコーデがおしゃれ。歩きやすそうなブーツは写真撮影のときだけでなく、七五三のお参りでもまねしたくなるアイデアです。
*写真工房ぱれっとのオリジナル着物による撮影は、札幌のPalette+plus西店、東店の2店舗限定です。
<写真工房ぱれっと>
ママやパパから離れるとべそをかいちゃう……そんな人見知りさんの七五三撮影は笑顔が撮れるか心配なもの。逆に興奮して元気いっぱい動き回ってしまうケースもちゃんと写真が撮れるか不安です。
福岡の写真スタジオMerkmal(メルクマール)では、「うちの子、ちゃんと七五三撮影できるかな…」という心配を取り除く独自の取り組みをスタート。
「魔法の時間」といって、他のスタジオではあまり行っていない子ども同伴での事前カウンセリングを行い、当日も個室の控室を用意してリラックスした撮影へとつなげてくれます。
初めての場所では誰でも緊張してしまうもの。下見や衣装選びなどでスタジオに何度か足を運びながら、七五三撮影が楽しみになるような心の準備をしていくといいかもしれませんね。
<Studio Merkmal(メルクマール)>
カメラマンが七五三のお参りに同行して、写真を撮影してくれるのが「出張撮影」です。密をさけたいコロナ禍で利用者が増えている印象。実際に七五三撮影を終えたママ&パパの声を聞いてみましょう。
出張撮影サービス「OurPhoto(アワーフォト)」が過去3年間に七五三撮影を行った人を対象に行った調査によると、「お参り当日に写真撮影も済ませた」という人は約7割。
「1日で済ませたいから」「費用が抑えられるから」という理由のほかに、「神社での様子や参拝の様子を残したい」という意見も多かったそうです。
また、出張撮影に不安があったものの利用後に「不安が解消した」人は約9割。不安の1位は当日の天気で「雨が結構降っていたが、フォトグラファーの対応が工夫されていて、楽しく撮影出来た」などの声がありました。
お参りの待ち時間などに撮影ができるので時短になり、前撮りや後撮りに比べ着付けなどの費用が抑えられる出張撮影。家族の誰かがカメラ係にならなくていいのも魅力ですね。
調査名:七五三最新トレンド調査
調査対象者:出張撮影サービス「OurPhoto」のユーザー
調査条件:既婚 /子どもあり/過去3年以内に七五三撮影を行った方(※撮影方法が「OurPhoto」に限定しない)
七五三に「正当な上質さ」を求めるなら、結婚式も手掛けているようなホテルのプランに注目を。貸衣装の着付け&写真撮影、レストランでの会食に、神社でのご祈祷までセットになった七五三プランが登場しています。移動が少なくてすむので、高齢の祖父母が参加してくれる場合などにも安心ですね。
ホテル椿山荘東京では9月から「ご祈祷付き七五三お祝い会食プラン」を通年でスタート。ホテル内にある神殿「豊生殿」でのご祈祷、ホテルカメラマンによる神殿内での記念撮影(1ポーズ)、レストランでのお祝いの食事までセットになったホテル内で完結するプランです。
また、ニューオータニ大阪では豊國神社での祈祷、ホテルからの送迎、レストランでの食事、スタジオ記念撮影が含まれた「プレミアム七五三プラン」を2022年12月4日まで提供。七五三当日の着付けや撮影、ご祈祷、食事と時間を予測しながら予約を調整するのは大変なものですが、ホテルへの連絡ひとつで完結するのも魅力です。
子どもの健やかな成長を祝う七五三。たくさん準備をしてお祝いの日を迎えるママやパパにとっても、うれしい1日となりますように。
(ライター/山見美穂子)