こんなアイテムやサービスがあったら、妊娠・出産・子育ての未来がもっと明るくなるのにな。そんな思いから生まれた最新ニュースをお届けします。

特許取得！妊婦“専用”ウエディングドレスができました

今、花嫁の5人に1人は妊婦と言われています。それなのに、多くのドレスショップでは大きなサイズのドレスを簡易的に手直しする対応が多く、妊婦の体を研究して作られた専用のマタニティウエディングドレスは作られていない現状がありました。そこで、株式会社ラナチュールが長時間着てもお腹を締め付けない設計、どんなに大きなお腹でもウエストにくびれを作る美しいシルエットの、妊婦の花嫁専用のマタニティウエディングドレスの企画開発に着手。数多くの妊婦のデータを元に作られた製図で特許を取得し、第13回ウーマンズビジネスグランプリ2024のファイナリストにも選ばれました。遠方でアトリエに来られない方など、日本全国に試着ドレスを送る「おうちで試着便」も実施しています。

＜株式会社ラナチュール＞

ホテル椿山荘東京が産後ケアサービスをスタート

東京・文京区のホテル椿山荘東京が、産後ケアエリアをホテル内に新設。産後ケアサービス事業を手掛ける「AMATERASU（アマテラス）」と提携して、産後ケアサービスの提供をスタートしました。赤ちゃんのパパや、お兄ちゃんお姉ちゃんもアクセスできる客室にゆっくりと滞在しながら、24時間体制のベビーケア、産後ママのための薬膳スープ、専門家による母体ケアなどの提供を受けることができます。

産後ケアエリアは専用扉によって他の客室とは仕切られており、部屋着でベビーケアルームとの往来が可能です。

食事は産後ママのための特別な薬膳スープ「温復優美」ほか、豊富なルームサービスメニューが選べます（7：00～23：00）。

■3泊4日リフレッシュプラン
退院後～4カ月未満の乳児対象（母子一組あたり）
スーペリアルーム（45㎡）　627,000円（税込）
※パートナー、きょうだいの宿泊は、利用日数により別途料金が発生します。
＜ホテル椿山荘東京＞

日産×赤ちゃん本舗が運転中の子守支援ロボット「イルヨ」を開発

出産前後の里帰りや、保育園での送迎で車を利用する予定の方には、ちょっと嬉しいニュース。日産自動車と赤ちゃん本舗が協業し、運転中の子守支援ロボット「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」を開発しました。
生後15ヶ月未満の赤ちゃんは安全のために、後部座席に後ろ向きに取り付けたチャイルドシートに乗せることが推奨されており、ドライバーと赤ちゃんだけでのドライブ時には見守りの課題がありました。

日産のセンシング技術に着想を得て開発された「イルヨ」は、運転席横のドリンクホルダーに設置した「ベビー イルヨ」が連動し、ドライバーがベビー イルヨに特定の声をかけると、後部座席のイルヨが赤ちゃんをあやしてくれる仕組み。またイルヨの内蔵カメラが赤ちゃんの表情を読み取って、眠っているかどうかをベビー イルヨの目の開閉で教えてくれます。
コンセプトモデルとして開発され、販売はまだ予定していないとのことですが、実用化が待ち遠しいですね。
＜日産自動車株式会社＞

「yoi」国産大豆100％のコーヒーができました

神奈川県南足柄市の幼馴染み3名が共同開発した大豆コーヒー「yoi」は、昨年クラウドファンディングで目標金額217％を達成。2024年2月から一般販売をスタートしました。
若手の人口が減りつつある地元南足柄市を盛り上げようと、南足柄で生産されている大豆に着目。共同代表の一人が助産師を本業としていることから、「妊娠・出産・授乳期に関連することをやりたい」という思いで開発した国産大豆100％のコーヒーです。こだわりの焙煎手法で仕上げたすっきりとした苦みが特徴で、大豆ならではの栄養を含んでおり、ノンカフェインなので妊娠中～授乳期の方にも適しています。

ドリップパック5つ　1,250円(税込)
ドリップ用コーヒー粉200g（挽き済み）　2,200円(税込)
＜Daizu Coffee / yoi＞

妊婦さんや赤ちゃんを取り巻く「やさしいまなざし」が、新しい商品やサービスの開発にもつながっていくのですね。（ライター/山見美穂子）