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おでかけ

りんご畑の広がる園内でもぎとり体験もできる「りんご公園」 青森県弘前市

2022.09.23

青森県西部、津軽地方の中心地として栄える弘前市は、日本一のりんごの産地としても知られています。
「弘前市りんご公園」では、園内のりんご畑でおよそ80種類、2300本ものりんごの樹を栽培。りんご栽培の歴史を学べる展示コーナーや、りんごや加工品などを販売するショップ、レストランもあり、もぎとり体験もできるんです!
敷地内には遊具もあって、りんご畑を眺めながらのびのび遊べます。
弘前を訪れたらぜひ立ち寄ってほしい、子連れファミリーにおすすめの公園をご紹介します。

周囲にりんご畑の広がる風光明媚な公園

りんご型の案内板が目印

「りんご公園」までは、弘前駅からバスか車で20分ほど。
まわりにはりんご畑が広がり、車窓からは、春には白やほのかなピンク色の花が、夏から秋にかけては果樹の実った木々が楽しめます。
公園には無料の専用駐車場があり、入園手続きの必要はありません。園内の施設が開いている時間でなくても、自由に出入りして散策することができます。

広大な園内でりんごのもぎとり収穫を体験!

「りんごの家」にはショップやレストランも

果樹園の広がる9.7haの敷地の中心となる施設「りんごの家」。
その入り口に、「りんごもぎ、できます。」と書かれた看板が…!

「りんごの家」エントランス

りんごが好物のわが家の子どもたちが日ごろ目にしているのは、お店に並んでいるりんご。樹になっているのを見るのは今回が初めてです。さっそく家族でもぎとり収穫を体験してみることにしました。
受付は午前9時から午後4時まで。所要時間は30分程度です。収穫する品種は、時期によって異なるとのこと。参加費はかからず、獲ったりんごの重さによって、後で料金を支払う流れです。

見晴らしの良い眺め!

スタッフの案内で目的の畑へ向かいます。
訪れたのは8月末。りんごの旬は冬場というイメージがありましたが、周囲の樹々には赤く色づいた果樹がたくさん実っており、期待も高まります。

りんごモチーフの遊具も!

園内は、地元の方がたの憩いの場にもなっているようで、遊具で遊んだりのんびりお散歩しているファミリーの姿も見られました。

観賞用のりんごも栽培

りんご公園で栽培されているりんごは約80種類。観賞用の珍しい品種のりんごも見られました。

スタッフがりんごのもぎ方をレクチャー

この日、収穫できたのは「さんさ」という品種のりんご。岩手生まれの「さんさ」は、小ぶりながら甘味と酸味のバランスがほどよく、果汁たっぷり。訪れた8月下旬がちょうど食べ頃なのだそう。
「つるをりんごに残した状態でもぐ」のがコツだそうで、りんごの選び方や上手なもぎ方についても教えていただきながら収穫しました。

どれにしようかな?

どの木の、どのりんごにしようか……ワクワクしながら選びます。
全体的に濃く赤く色づいているりんごが美味しいとうかがい、たわわになった実の中から、家族それぞれが「これぞ!」と思うものを収穫しました。

自分でもいだりんごは美味しさもひとしお!

「りんごの家」の受付へ戻り、収穫したりんごの重さを測ってお会計です。
100gあたり36円(税込み)、1個あたりおよそ70円~80円と、新鮮なりんごがお得に入手できました。
もぎとりできる個数が限られている日もあるそうですが、りんごは「りんごの家」で販売もされていますので、ぜひ確認してみてくださいね。

展示やショップ、レストランもある「りんごの家」

展示・学習コーナー

「りんごの家」には、りんご栽培の歴史がわかりやすく紹介・展示されているコーナーもあります。世界のりんごの品種や、明治のはじめに欧米からりんごの苗が輸入され、品種改良を重ねて、青森の地に根づくまでの過程などが学べます。

軽食・喫茶コーナー

軽食・喫茶コーナーでは、りんごソフトやアップルパイはもちろん、ペースト状のりんごが練りこまれた「りんごラーメン」など、りんごを使ったさまざまなメニューを味わえます。

凍らせて削ったりんごとホイップクリームがよく合う!

特にスイーツと飲み物は種類も豊富で、近郊5社で製造された5種類のりんごジュースを飲み比べられるメニューも。わが家もあれもこれもと注文して、りんごづくしの軽食タイムを堪能しました♪

りんごグッズ販売コーナー

販売コーナーでは、シードルやりんごのお菓子、ジャムなどの加工品をはじめ、りんごモチーフの雑貨や工芸品など約1,200種類を販売。
キュートなりんご模様のスタイや手ぬぐいもありました。品揃え充実の店内で、お気に入りのお土産を探してみてくださいね。

複合遊具もあり小さな子どもものびのび遊べる!

旧小山内家住宅

お腹がいっぱいになった後は、今から約160年前に市内に建てられ、解体保存されていたものを園内に移築した「旧小山内家住宅」へ。
戦前の津軽地方の農家が再現された建物内には、古い農機具やパネル展示などがあるほか、4月から11月の毎週土・日・祝日には、津軽地方の民話を方言で語る「津軽昔語り」も行われているそうです。

岩木山を一望できる「ふれあい広場」

園内の「ふれあい広場」には、複合遊具やスプリング遊具も。りんご畑の向こうには岩木山も臨め、眺めも最高でした!すがすがしい風に吹かれながら、子どもたちも心地よさそうに遊んでいました。

 

「りんごポスト」

駐車場から「りんごの家」へ向かう途中には、大きなりんごのオブジェが乗った「りんごポスト」がありました!
「りんごポスト」、弘前駅や市役所、市内の郵便局などにもあるそうです。

グルメやお土産も充実!見て、体験して、楽しく学べ、りんごの魅力をたっぷり味わえる、子連れファミリーにもおすすめの公園でした。(取材・文/ 桐谷きこり)

基本情報

名称弘前市りんご公園
WEBhttp://www.city.hirosaki.aomori.jp/ringopark/
定休日年中無休
住所青森県弘前市大字清水富田字寺沢125番地 地図を見る
アクセス【路線バス】
 弘前バスターミナル7番乗り場(JR弘前駅中央口6番乗り場経由)より、西目屋村役場/相馬行に乗車し、約20分。「常盤坂入口」で下車し、徒歩約7分。
料金・参加費入園無料
お問合せ

電話: 0172-36-7439

関連情報

施設利用時間: 9:00~17:00(りんごの家・旧小山内家住宅)
※施設利用時間以外も園内の散策は可。

駐車場情報・駐車料金公園に隣接して無料の駐車場あり。普通車460台駐車可。
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