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おでかけ

「国立科学博物館」未就学児も科学の面白さを楽しめる!子連れで行く際の見どころは? 台東区

2024.04.04

日本最大級の博物館と言えば…東京上野にある国立科学博物館!
恐竜や宇宙、生き物など様々な分野がテーマ別で展示されている、人気のお出かけスポットです。
日本館と地球館のふたつの建物には約2万5000点の展示があり、あらゆる分野を探究できます。

そんな国立科学博物館へ子連れで遊びに行く際の見どころについてお伝え致します。

国立科学博物館は子どもから大人まで楽しめる施設

未就学児に博物館はまだ早いのでは?と思う方もいらっしゃる事と思いますが、国立科学博物館は未就学児から楽しく学べる工夫がたくさんあります。

展示はベビーカーに乗ったままでも楽しめる物が多く、バリアフリーが整っているので移動もしやすいです。ベビーカー置き場もあります。更に授乳室や多目的トイレも用意されているため赤ちゃん連れでも安心。
入館後すぐの所に100円リターン式のコインロッカーもありますよ♪

子連れで展示を更に楽しみたいという方は「かはくたんけん隊」というプログラムがおすすめです。
ワークシートに書いてある展示を探して名前を調べたり様子をスケッチしたりして館内を廻ります。ただ展示を見るだけで終わり!とはならず、より一層理解が深まります。
ワークシートの他に、たんけん帽やオリジナル鉛筆、虫眼鏡が入ったたんけんバッグをセット購入して楽しむことができます。

日本館地下1階の音声ガイドカウンターにて購入できる

価格は「ワークシートとたんけんバッグ」セットが410円、「ワークシート単体」が250円。ワークシートの難易度は「やさしい(4〜5歳向け)」「ちょうせん(5〜6歳向け)」の2種類から選択できます。

そして「かはくVR」というサービスもあります。「かはくVR」はオンラインで博物館内を回り展示を見る事ができるのです。事前に見学したいポイントを予習したりピックアップしておくと効率よく回れると思います。

スケールの大きい展示に釘付けになる地球館

館内は大変広く日本館と地球館に分かれています。

特に子どもに人気があるのは地球館です。
「地球生命史と人類」がテーマで宇宙や恐竜、動物など地球全体のつながりや進化を体感できます。

地下3階から地上3階までで構成されており、階段、エスカレーター、エレベーターで移動が可能です。

恐竜が好きな子どもが大喜びすること間違いなしなのが地下1階の恐竜のフロアです。
迫力ある恐竜の骨格標本が展示されています。

短い前足が目印のティラノサウルス

こちらのティラノサウルスは向かいにいるトリケラトプスを待ち伏せするかのようにしゃがんだ状態です。珍しい体勢の復元骨格ですよね。
これは長いこと役に立たないと言われてきた短い前足ですが、実は「低い姿勢から立ち上がるときに補助的に使用された」という仮説に基づき2011年に世界に先駆けて国立科学博物館が製作したものだそうです。

3階にある「大地を駆ける生命」のエリアではたくさんの哺乳類・鳥類に出会えます。

今にも動き出しそうなほどリアルな動物たち

たくさんの大型動物剥製が円形に配置されています。
これだけの大型動物が集結してる様はまさに圧巻です!更には「どこから見ても動物と目が合う」展示方法なので目線が低い2歳の我が娘も目が離せなくなっていました。

建物やシアターにも大注目の日本館

テーマは「日本列島の自然と私たち」の日本館。日本列島の成り立ちや日本人の変遷を学ぶことができます。
地下1階から3階で構成されており、階段とエレベーターで移動が可能です。

日本館は建物にも注目してみてください。ネオルネサンス様式を基調として昭和初期に建てられ今では建物自体が国の重要文化財に指定されています。
天井が吹き抜けになっており、天井にあるステンドグラスがとても綺麗です。
更には日本館を上空から見ると飛行機の形になっているとのこと。ロマンが詰まっており素敵ですよね!


2階北の「日本人と自然」では旧石器時代から近世までの暮らしが再現されています。
細部までリアルな再現度で当時の暮らしを想像しながら親子の会話が弾みます。

最後の現代の部分には来場者が入って展示になれる仕掛けが!

記念撮影にピッタリ!

是非現代人の展示になりきってみてください♪

静的な展示を充分に堪能したら臨場感ある映像展示はいかがでしょうか?日本館地下1階にあるTHEATER36○という施設です。
こちらでは360°全方位に映像が映し出され独特の浮遊感が味わえます。

別世界に放り込まれて宙を浮いている感覚

深海や宇宙、恐竜などをテーマにした7本のオリジナル映像を月替わりで上映しています。
年齢制限は無いのですが(ベビーカーも入れる)、途中退出が出来ません。
乗り物に酔いやすい方や大きな音に敏感な方は注意してください。

親子で楽しむことができる「コンパス」

未就学児連れのご家族に是非足を運んで頂きたいのが地球館3階にある「親と子のたんけんひろばコンパス」です。


コンパスは動物の剥製や恐竜の全身骨格が展示された空間を親子で一緒に探検し、様々な発見や学びを得ながら楽しむことができます。

剥製のすぐ横には3階建ての「カハクのマド」と呼ばれるエリアがあり、身体を動かしながら様々な角度から動物に出会えたり、一部のはく製に触ったりできるのです。

迫力ある展示と様々な仕掛けに大人も子どもも驚きの連続

「カハクのマド」には保護者も一緒に入れます。親子で一緒に驚き・発見し、親子のコミュニケーションに繋がるのがコンパスの醍醐味だと思います。

それ以外にも絵本や図鑑、児童書など種類豊富な本が読み放題だったり、標本を手にとって観察したり、ワークシートや工作等を楽しめるスペースがあります。

知的好奇心を刺激する内容が盛りだくさん

科学的な知識だけでなく、感じる力・考える力が養われる場となっています。

主に4〜6歳の子どもと保護者が対象ですが0歳から小学生の子どもも利用できます。
ただし入室は完全入れ替え制で事前にチケット購入と日時予約が必要ですのでご注意ください。(国立科学博物館の入館料とは別に2歳以上から1人300円かかります)

コロナ禍で一時休止していましたが昨年再開し、たちまち人気のスポットになっています。毎月1日に正午に翌月分のチケットが販売開始になるので早めの購入をおすすめします。

館内の休憩スポット

広い館内を歩いて回っていると親も疲れてきますが、館内にはさまざまな場所にベンチが設置してあり合間合間に小休憩を挟めるのも嬉しいポイントです。

天気が良ければ地球館屋上の「ハーブガーデン」と「スカイデッキ」もおすすめ。
こちらでも休むことができ両方とも飲食可能です。
スカイデッキからは上野の街並みと電車がよく見えます。

地球館中2階にはレストラン「ムーセイオン」があります。レストラン奥の席がガラス張りになっており1階に展示されているクジラの半身模型付全身骨格標本を見ながら食事ができます。

恐竜モチーフのメニューが色々あり

日本館地下1階にはセルフサービス形式の「くじらカフェ」があり、その横には100席ほどのラウンジがあります。持ち込み可能で飲食ができます。

たくさんの方にずっと愛されている博物館

国立科学博物館は昨年クラウドファンディングを行った事でも話題になりましたよね。目標額の1億円を大きく上回り9億円以上集まったそうです。たくさんの方が興味を持った施設ということが改めて確認されました。
長期に渡りみんなに愛されている国立科学博物館。
コンパスやかはくたんけん隊など子どもが主役になれる企画があるので家族みんなで楽しめます。

家で図鑑を眺めてるだけでは分からない科学の面白さを体験しに是非遊びに行ってください!(取材・文/北川まな)

基本情報

名称国立科学博物館
WEBhttps://www.kahaku.go.jp
営業時間9:00 ~17:00  (入館は16:30 まで)
定休日毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)年末年始(12月28日~1月1日)
住所東京都台東区上野公園 7-20 地図を見る
アクセスJR「上野」駅(公園口)から徒歩5分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分、京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
料金・参加費一般・大学生630円、高校生以下無料(友の会・リピーターズパスあり)
お問合せ

電話:050-5541-8600

駐車場情報・駐車料金館内に駐車場および駐輪場はなし
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