◆こぢんまりした水族館と植物館
都心の水族館や植物園も素敵だけれど、できれば地元に、小さくてもいいから行きやすい施設があるとうれしいですね。
今日ご紹介するのは、板橋区熱帯環境植物館(グリーンドームねったいかん)です。
板橋清掃工場からでている余熱を利用し、東南アジアの熱帯雨林を再現。
ジャングルの雰囲気を漂わせており、変わった植物やミニ水族館があるので、小さい子でも大きな子でも十分楽しめる施設です。
入るとすぐミニ水族館があり、小さな子がパッとグリーンドームの世界に引き込まれるのがわかります。水族館は、海水・汽水(淡水と海水の入り混じる河口域)・淡水の魚や生物を約100種2500匹展示しています。
小さな子でも目の前で観られるのがうれしいですね。
▲出っ歯なのか?サザナミフグ。
▲巨大エイ・ヒマンチュラ・チャオプラヤ
▲おっと!水槽に気をとられていたらカメさんがいた。
▲説明も丁寧です。
スタンプラリーのような楽しめる工夫もいっぱい。
順路通りあるいていると、ジャングルの中にぽっかりと現れるマレーハウス。
▲ニッパヤシの葉で屋根を葺いたマレーハウス
▲バナナの葉で背比べができますよ。
さらに進むと、雲霧林です。夏でも涼しく、雨や霧の多い熱帯の山地の環境を再現しています。
▲不思議な植物もいっぱいです。
2階には喫茶室がありますが、土日祝のみの営業。トロピカルジュースやマレー料理を味わうことができます。平日はスペースを開放してくれるので、お弁当を調達して。
図書コーナーもあり、気になることをしっかりと調べることもできますし、絵本の読み聞かせもあります。(おはなしバナナの会:毎月第2土曜)
企画展示や、講演会などのイベントも行っているので、気楽に訪れて、楽しみながら熱帯の環境を学んでみてはいかがでしょうか。
大人が240円。小中学生、65歳以上が120円、未就学児が無料という入館料もうれしいですね。
(※2017年4月1日より料金改定されます。くわしくは下記データ参照してください)
さらに年間パスポートもあるので、お気に入りの公園に行くように、いつでも何度でも行きたい「ねったいかん」です。
時間があれば、ここからすぐ近くにある「板橋区立こども動物園高島平分園」にもぜひ行ってみて。小さなスペースですが、ヤギ・ヒツジ・モルモットなどに触れることができます。
(取材:文 宗像陽子)
■住所:東京都板橋区高島平8-29-2
■電話:03-5920-1131
■アクセス:都営三田線高島平駅下車、東口より徒歩約7分
■入館料:大人240円、小中学生・65歳以上120円、年間パスポート・回数券あり。土日・夏休み期間は小中学生無料。
※2017年4月1日より料金改定されます。大人260円、小中学生・65歳以上130円
■開館時間:10:00~18:00
■休館日:毎週月曜(祝日・休日の場合は翌平日)年末年始