2017年4月20日(木)、銀座最大の商業施設「GINZA SIX」がオープンします。
松坂屋銀座店を含む街区と隣接する街区の2つの街区で構成された約1.4haの巨大な多用途複合施設です。
241の世界ブランドが出店し、そのうち121店舗は旗艦店。また日本初出店が12店、銀座初出店が83店舗、新業態に取り組む店舗も65店舗あり、新たな魅力ある商品やサービスをここで発見できるのもうれしいですね。
紹介しきれないほどの規模なので、子育てファミリー向けにおすすめの利用法をお伝えします。
◆開放的フロアで、子連れにおすすめ
全体的に通路の幅がとても広く、吹き抜けもあり、開放的な雰囲気なので子連れでも気楽に楽しめます。
館内を歩くだけでもワクワクするのは、その上質な空間デザイン。ショップごとに独立している空間というよりは、次に何があるのだろうと路地を探検するような感覚があります。
施設中央には現在草間彌生氏の新作、白地に赤いドットのかぼちゃが14個吊り下げられています。上から見下ろしてみたり、下の階から見上げてみたりしてみてください。いろいろな表情が楽しめます。(2018年2月まで)
中央通り側の吹き抜けのリビングウォールは「チームラボ」のデジタルインスタレーション作品で、滝が描かれています。時間により色が変わり、無数の水滴がイメージする水の動きは見ていて全く飽きることがありません。
対する三原通り側吹き抜けのリビングウォールは、様々な植物を織り交ぜつつ土を使用しない垂直的平面アート作品。崖の頂上から谷底まで存在感のある植物が、行き交う人々の足を止めさせます。
◆地下2階のフードエリアの充実度がすごい
地下2階のフードエリアでは、35店舗が軒を連ねています。ちょっと珍しい手土産やギフトを探すならここ。
このほか、明治創業の老舗のお弁当や、素材にこだわったのり弁専門店など、ほかでは味わえないテイクアウトランチが楽しめます。こちらで購入して屋上で食べてはいかが?
●BETJEMAN & BARTON
パリの最高級フレーバーティーブランドがGINZA SIXでオープン。かわいらしいイラストをモチーフにしたエコバッグやソフトクリームのコーンスリーブなども展開。
▲伝統的なタータンチェックを現代風にアレンジした紅茶缶に、パリで人気の茶葉「アールグレイフィネスト」をセレクト。エコバッグ付き(左)。ベルガモット、ラベンダー、バニラの香りに、バラの花びらが散りばめられたパリでも定番人気のフレーバードティ、エデンローズがソフトクリームになって登場! GINZA SIX限定アイテム(右)。
●ル・ブーランジェ・ドゥ・モンジュ
フランス発祥の本格派ブーランジュリー(パン屋)の関東第1号店となります。「パリのおいしい日常」がコンセプト。
フランスでは子どもにも歯固め替わりにバケットをかじらせているとか。柔らかいパンばかりでなく、食べごたえのあるパンで本物を味わいたいものです。
●荻野屋
懐かしい峠の釜飯が出店。釜もいいけれどちょっと重いですね。そこで、中身は同じで紙箱に入ったお弁当もデビューしています。
●刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り
だれでも大好きなのり弁。最高の味にこだわっています。
●株式会社TEN
安心安全の100%無添加ストレートジュース。さまざまな柑橘ごとにその特徴をそのまま楽しめる商品。ジュースのほかにもジャム、ドライフルーツ、アイスキャンディーも。ギフト好適品もたくさん。
▲蓋に柑橘類の名称が表示されている
●meat&green 旬熟成
発酵熟成肉の専門店がNYスタイルのサラダと進化系サンドウィッチ”萌断サンド”をコラボさせた世界初の新業態です。
▲体の内側からキレイになれそう!
●HONMIDO(ホンミドウ)
銀座発祥の新ブランド。和菓子でもない洋菓子でもない新時代の「和様菓子」です。
▲みたらしパンケーキ。生クリームかと思いきやライスミルク。チョコかと思いきやみたらしソースな洋風どら焼き。
◆屋上庭園・GINZA SIXガーデン
屋上庭園は、約4000㎡。緑があふれる森林ゾーンと明るい憩いの広場に分かれており、憩いの広場は、芝生式と水盤の2種類で構成されています。水盤には、5ミリ程度の水深で水が張ってあるので、子どもたちはピチャピチャと水遊びができます。回遊広場や、椅子もあるので、ここでお弁当を食べてリフレッシュするのは最高に気持ちがよさそうです。
▲木陰や椅子もあり
◆ベビー用休憩室・授乳室
ベビー用の施設は6階にあります。
休憩室の奥に授乳室があり、男性も入れる個室のファミリールームもありますので、家族ではいることができます。
▲ベビー休憩室
▲おむつ替えスペースは開放的で気持ちがいい
▲休憩室内にキッズトイレがあるのもうれしい
そのあとは、ぜひ同じフロアの蔦屋書店へ。
●蔦屋書店
銀座の蔦屋書店のコンセプトは「アートのある生活」。中に入ると、思ったよりずっと奥行のある店内には、6万冊の書籍・雑誌がずらり。アート関係が中心です。
書籍や雑誌の他にギャラリースペースとしてのアート販売を行っており、ちょっとしたミュージアム気分が味わえます。併設のスターバックスで店内の書籍や雑誌を読んだり、オークションカタログなどを閲覧してもいいですね。
▲テキスタイル作品を手がける作家・小林万里子氏によるアートピース。蔦屋書店内スターバックスにて。
さて、これだけ広いと方向音痴的な人は迷ってしまいそう。そんな方にオススメなのがモバイルアプリ「GINZA SIX アプリ」。メンバー登録で店舗検索や日本初の館内ナビゲーションがあるということです。
もちろん、ファッションフロアもレストランも充実しています。
老舗ブランドから、新規出店まであり、お店側の意気込みも伝わってくるよう。
さあ、新しいワクワクを見つけに、銀座の街に降り立ってみませんか。(取材:宗像陽子)
<GINZA SIX>
住所:東京都中央区銀座6-10-1
営業時間(一部店舗により異なる):
ショップ・カフェ10:30~20:30 レストラン 11:00~23:30 屋上GINZA SIXガーデン 7:00~23:00
休館日:不定休(年間最大3日程度)