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【逸品】フェアトレード&オーガニックなライフスタイルってなんだろう

2017.09.08

◆フェアトレードってなあに?

みなさんは、フェアトレードと聞くとなにを思い浮かべますか?

フェアトレードって何?

”「フェアトレード」、直訳すれば「公平な貿易」。現在のグローバルな国際貿易の仕組みは、経済的にも社会的にも弱い立場の開発途上国の人々にとって、時に「アンフェア」で貧困を拡大させるものだという問題意識から、南北の経済格差を解消する「オルタナティブトレード:もう一つの貿易の形」としてフェアトレード運動が始まりました。

フェアトレードとは、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」を いいます。”(FLJホームページより)

安い衣料品や食料品を安易な気持ちで買っていると、実は立場の弱い開発途上国の生産者や労働者に正当な労働対価が支払われていなかったり、生産性をあげるために必要以上の農薬が使用されていたり、環境が破壊されているといった問題が起こっているのですね。

生産者が気持ちよく良質のものを作り、自然環境にもやさしい配慮がされるようなサイクルができることがとても重要です。

そのためには、私たちも「安いから買う」ではなく、今手にもった商品は、誰がどこで作ったものなのだろうか?と想像するところから必要なのかもしれません。

たとえば、コットンを農薬を使わずに作るのはとても困難を伴います。コットンを作る農地はすべての農地の2%に過ぎませんが、すべての農4分の一がコットン農地で消費されるそうです。そのため、世界のコットンを作っている現場では年間2万人~4万人の人が亡くなり、300万人の人が健康を害しているそうです。

◆「作る人も、買う人もハッピーに!フェアトレード&オーガニックなライフスタイル」

2017年9月7日(木)に、東京ウィメンズプラザホールにて「作る人も、買う人もハッピーに!フェアトレード&オーガニックなライフスタイル」が開催されました。
このイベントのために、インドの企業で働くお二人の方が来日、登壇し、現状について語ってくれました。生産者のお話を直に聞けるのも貴重な経験です。

お二人が働いている「クリエイティブ・ハンディクラフト」は、インドの大都市ムンバイで、社会的に不利な立場に置かれているスラム地域の女性たちの経済的自立を応援する企業です。

サロジさん(写真右)は、子どもと女性のためのプロジェクトを担当、ロージィさん(写真左)は現在作業グループの生産管理を任されています。

ロージィさんは、20年以上前に大家族に嫁いだものの、家庭内暴力と経済的困難に直面。1994年に「クリエイティブ・ハンディクラフト」の縫製の研修を受け、生産グループに参加し、リーダーに昇格。研修センターの講師も務め、現在は生産のスーパーバイザーとなっています。

生産者は、研修などサポートシステムが充実していることで、経済的に自立が約束されれば、生きがいができます。ロージィさんは、経済的自立ができ、お子さんも大学に通わせることができた今「とても幸せです」と目に涙を浮かべながら語りました。

さらに、自分の作った製品を消費者がどのように使っているのかを知ることでも、生産者のモチベーションは上がると言います。

◆消費者は、目の前の商品がどうやって作られているのか、考えてみよう

では、私たち消費者は、生産者と消費者のよい循環を作るためには、何が必要なのでしょうか。

今回のようなイベントで、生産者と消費者が顔を合わせ、話をする機会が持てることもとても大切ですね。

末吉里花さんと鎌田安里紗さんは、フェアトレードやエシカル(倫理的な環境保存、社会貢献)を中心に活動を展開しています。この日お二人が着ていた服も、フェアトレード商品でした。

▲一般社団法人エシカル協会の末吉里花さん。フェアトレードやエシカルを中心に活動を展開している。著書に「祈る子どもたち」「はじめてのエシカル」。

▲エシカルファッションプランナーの蒲田安里紗さん。モデル、エシカルファッションデザイナー。フェアトレード製品の制作やスタディ・ツアーの企画なども行っている。

末吉さんと蒲田さんがそれぞれ、自分たちができることを提言してくれました。

まずは目の前の商品がどのように作られているか思いを馳せること。

次に、少しずつ気に入ったものを使ってみる。

すべての食品や衣料品をフェアトレード品に替えるのは、とても大変ですし、お金もかかります。でもひとつ、選んでみてはいかがでしょう。
「気に入る」ということは、素材の肌触りであったり、味だったり、生産背景であったり、なんでもよいのです。

たったひとつ選ぶなら、愛する人への大切なプレゼントとして購入するのもいいですね。

「こういうデザインのものがほしい!」と生産者に声を伝えることも、重要です。

食品だけではなく衣料品についても、生産背景に思いを馳せてみる。

日常の習慣として、ちょっと取り入れてみてはいかがでしょうか?

ピープルツリー
フェアトレードカンパニー株式会社のフェアトレード専門ブランドアジア、アフリカ、南米の16カ国、約140団体とともにオーガニックコットンをはじめとする衣料品やアクセサリー、食品、雑貨など、できるだけその地方で採れる自然素材を用いた手仕事による商品を企画開発・販売している。