ロボット掃除機「Roomba(ルンバ)」でおなじみのiRobot社から、ニーズに合わせて選べるようになった “すべてが新しいルンバ” 6機種の新製品プレス発表会の案内が届きました。新年度、ロボット掃除機の買い替えを検討中のご家庭も多いのでは? 早速、ご紹介しましょう。
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引っ越しを機に購入し、約7年お世話になったルンバを手放したのはつい先日のこと。そんな我が家がやはりルンバ良かったな、最新機種を欲しいな、と思っているのは、その便利さと掃除力の高さにあります。
既にお掃除ロボットをお持ちの方はわかるかと思いますが、花粉レベルの細かな粒子もとらえるので、稼働後の空気が全く違いますよね。一般の掃除機ではどうしてもそれが叶わず、特にハウスダストアレルギーの子どもがいることも、購入を検討している理由の一つです。
次に、水拭き機能があるお掃除ロボットが欲しいこと。今回のモデルの中にもシンプルなものから、本格的な水拭き機能を備えたものまでありました。
水拭きはやりたいけど時間や体力の問題で後回しになりがちですよね。でも、特にキッチン回りの床をまめに水拭きすることは大事だなと痛感しています。小さな子はもちろん、小学生になったってテレビを見ながらジュースをこぼしたり、お友達が来た日には裸足になる子もいたりして、衛生面も少々気になります。
水拭き機能に加え、今はアプリ操作も当たり前ですし、かなり高度。音も以前より軽減され、懸念点だったコスト面も以前より買いやすくなっているように感じました。
またこまめに手入れしなくてもゴミを圧縮して最大75日分保管できるモデルがあるなど、より負担なく快適に使用できるよう、進化していました。
2025年4月18日(金)に発売が開始された新機種は、ルンバ初のフルラインナップ刷新をし、様々なユーザー向けに消費者ニーズを反映。些細なことも気になる子育て中には、かゆいところに手が届くようなモデル展開、ニーズにマッチしたものがみつかるのではないでしょうか。
アイロボットジャパン 新製品プレス発表会の当日、アイロボット・コーポレーションCEOのゲイリー・コーエン氏(右)とアイロボットジャパン代表執行役員社長の挽野元氏(左)の登壇。2024年には国内出荷が600万台を突破し、7年前にはまだ4%だった家庭への普及率は10%を達成したそうです。
「新生iRobot」や「新製品」についてお話を伺いましたが、一番印象的だったのが、日本のユーザーとの親和性で、日本ではルンバを家族の一員のように大切にしているのだそう。新製品の数々も、日本の住環境を意識して開発されているので、海外ブランドの良い点を取り入れつつすんなりと家庭にマッチするのだと感じました。
技術進化のスピード感!
今回発売の新製品6機種は、3つのカテゴリーにわけて商品展開されています。製品発表会では、3つのブースに分かれて製品に触れたり、詳しく話を聞くことができました。
単身世帯やシンプルな間取り向け「Roomba」は、コスト重視での展開かつデザイン性、機能性も申し分ないモデル。
「Roomba 105 Combo ロボット」(左)と「Roomba 105 Combo ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」(右)
3つのレベルの商品展開で、特に「Roomba 105 Combo ロボット」(画像左)は39,400円(税込)と、かつてのお掃除ロボットと比較すると、非常に手が届きやすくなっています。
しかもこれまで上位モデルのみの機能だった「スマートスクラブ」を搭載し前後に動けるようになったことで、より丁寧な水拭きが可能になりました。モップの取り外しも簡易的ですし、掃除ごとに手洗いをする手間はありますが、タンクの水を毎回いれかえる必要があるのでそこまで苦ではないかなと感じます。複雑な機能を必要としない方や手入れが苦にならない方には良さそうです。
もし毎回のゴミ捨てが気になるようであれば、「Roomba 105 Combo ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」(画像右)59,200円(税込)はいかがでしょうか。価格はアップしますが、本体のダスト容器のゴミを充電ステーション内の紙パックに排出し、最大75日のゴミを収納できるので、心身ともに楽だと感じます。
子育てファミリー、複数の間取り、引っ越したばかりの家庭向けとなる「Roomba Plus」は、自動化と先進機能を盛り込んだミドルレンジで2モデル展開。こちらはルンバ初の2つの大型円形のモップパッドを採用し、水拭き機能が大幅にアップデートしました。
Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション
「Roomba」ではタンクに水を入れたりモップを洗ったりする必要がありましたが、「Roomba Plus」シリーズでは、充電ステーションでパッド洗浄から乾燥とセルフクリーニング、自動給水、自動ゴミ収集まで、メンテナンスの手間が大幅に削減されます。
「Roomba Plus 405 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」98,800円(税込)と、「Roomba Plus 505 Combo ロボット + AutoWash 充電ステーション」128,400円(税込)の違いは、高精度なナビゲーションとパッドの種類と乾燥が温風か送風か、という主婦が結構気になるであろう点があげられました。こちらは好みが別れそう。
ペット、ロングヘア、カーペットが多い家庭向けには、ルンバ史上最高の吸引力と掃除力を誇る「Roomba Max」がおすすめ。
「Roomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」
今回新しく発売された、「Roomba Max 705 Vac ロボット + AutoEmpty 充電ステーション」は、水拭き機能はありませんが、98,800円(税込)という過去の類似モデルより、スペックはUPしたのに価格は10万を切るという注目の製品。カーペットや畳の多い家庭など水拭きを必要としない、特にペットがいる家庭にはおすすめのモデルです。
2本のゴム製デュアルアクションブラシにより細かいゴミも逃さず吸い上げ、AutoEmpty 充電ステーションを搭載し、自動で本体の出すと容器のゴミを紙パックに排出するのですが、この紙パックは0.7マイクロンまでの粒子を捕捉し花粉やカビを99%封じ込めるそう!こちらも最大75日分収納できるようになったので、メンテナンスの手間も減りました。ペットの抜け毛、花粉症やハウスダストアレルギーの我が家はかなり気になりました。
「 Roomba 105 Combo ロボット」パッドの取り扱い
いかがでしたか?
振り返ってみると、子どもの成長や生活スタイルの変化で、欲しい機能が微妙に変わってきました。環境にあわせて進化した家電を取り入れることはとてもスマートですが、次々に新しい家電が出てくるので、情報収集にも疲れてしまいます。
そこでご提案したいのが、ルンバのサブスクです。アイロボットの限られたモデルですが月額1,880円から(機種による)利用可能です。買う前に試したり、一定期間だけ利用したい、などが叶います。花粉の時期だけ、子どもがごはんをこぼす期間だけ、ベビーが生まれたばかり、お引越ししたばかりなどなど。
実は、サブスクで使用された商品は工場できれいによみがえったあと、ふるさと納税の返礼品としてリユース品が出荷されます。これが、2か月で1,000台も申し込みがきたかなりの人気の返礼品になっています。破棄するにはお金もかかりますし、環境に優しい取り組みができるのは魅力的ですね。
ルンバは店頭で試せる機会も少なかったのですが、ヤマダ電機で1部のモデルを試すこともできるようになったそうです。詳しいスタッフに相談もできますし、ますます身近になったなと感じました。ぜひ、My best Roomba をみつけてみてください。
■アイロボットジャパン公式サイト
※ 詳細は公式HPでご確認ください
(取材・文/アネモネ)