急に寒くなり、体調管理が必要なシーズンになってきました。ココフル♪読者の方も
この時期はインフルエンザやノロウィルスなどで、ご家族の体調管理も大変ではないでしょうか。
そんな中、日常何気なく取り入れている納豆に関しての興味深い研究発表会があるということで、
おかめ「納豆サイエンスラボ」主催による、「S-903納豆菌」による感染症予防効果の
最新研究発表会に参加してきました。
■おかめ「納豆サイエンスラボ」とは
古くから日本人に愛され続けてきた伝統食品の「納豆」。
これまで漠然と体にいいと思われていた納豆の健康効果が、最近のサイエンスの進歩で明らかになりつつあります。
おかめ「納豆サイエンスラボ」は、日本の伝統食品である「納豆」の健康価値を、
第一線で活躍されている研究者の方々の協力を得ながら、様々な角度で研究し、
効果を明確化し、広く発信していくことを目的に2016年12月15日に設立されました。
研究発表会では、まずタカノフーズ株式会社 納豆研究開発 研究員の小林さんによる、
「S-903 納豆菌の基本データについて―インフルエンザ予防・アレルギー抑制効果の可能性」についての報告がありました。
まず、納豆市場は順調に成長を遂げており、2016年度は過去最高であるということ。
最近は国産の高級価格帯の広がりなどもあり、納豆菌も注目されてきているとのことです。
参考URL http://www.natto-science.jp/market01.html
2200種以上の納豆菌から選びぬかれた「S-903 納豆菌」。
S-903 とは、タカノフーズが保有する納豆菌のなかから、従来菌と比較して、IL-12産生誘導能(体内で作られる免疫に関与するたんぱく質の一種)が
1.5倍高値を示した納豆菌を選抜したもの。まさにS-903 納豆菌は、納豆製造に一般的に使われている納豆菌に比べてスーパー納豆菌といえるのではないでしょうか。
参考URL http://www.natto-science.jp/s903.html
また、花粉症緩和効果による実験結果やインフルエンザ予防効果に関する実験結果が発表されました。
花粉症緩和効果 参考URL:http://www.natto-science.jp/s90303.html
インフルエンザ予防効果 参考URL:http://www.natto-science.jp/s90302.html
次に中部大学 工学部 客員教授の 林京子先生より、
「S-903 納豆菌の最新研究結果発表ーノロウィルス感染予防の可能性」についての話が続きます。
ウィルスの感染症を抑えるための戦略として、
①ウィルスの力を抑え込む(抗ウィルス剤やワクチンの開発)
②生体の力を強める(免疫機能の増力)
が挙げられますが、私たちが自分たちで対応できるのは②。
この免疫機能は腸管に免疫細胞の60~70%が集中しているとのこと。
腸管は外から直接制御することができるため、
口から摂取する物質によって免疫力を高めることができるということです。
林先生からは、マウスノロウィルス感染実験の発表がありました。
参考URL:http://natto-science.jp/s90302.html
最後に、管理栄養士の 浅野まみこ先生監修の
「冬に負けない!免疫力アップ健康納豆レシピ」が登場
効果が期待できそうだけど、毎日普通にたべるだけだと味気ない!と思っていたところ、浅野先生監修の
5つの納豆レシピが登場しました。
・おろし納豆
・納豆そぼろのレタス巻き
・マグロの納豆ヨーグルトサラダ
・ふただ毎日わふわ納豆フリット
・納豆のキムチチーズ鍋
どれもS-903納豆菌入りの納豆の免疫作用だけではなく、体調を整えることや、腸内環境改善などが期待できる食材との組み合わせで、さらに効果が期待できそうとのこと。
レシピもバラエティに富んでいてこれなら毎日の食事にどんどん取り入れることができそうですね。
個人的にはからだもほかほかする、納豆・キムチ、チーズ、みそなど沢山の発酵食品が入ったキムチチーズ鍋がおいしかったです。
ぜひ皆さんも生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。