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親子で七夕(たなばた)を楽しもう♪~七夕のおはなしと行事食~

2021.06.24

7月7日は「七夕の節句(しちせきのせっく)」です。みなさんも子どものころから短冊に願い事を書いたり天の川を見上げたり、馴染みがあるのではないでしょうか。今回は七夕の由来や過ごし方のおはなし、七夕の行事食を紹介します。

七夕ってどんな日?~伝説と由来~

七夕は1000年以上も前に中国から伝わったと言われています。現代ではすっかり日本の文化にも浸透していますね。織姫と彦星が1年に一回天の川を渡って出会う日ですが、仕事をさぼったふたりが神様に川を渡って離れ離れにされ、七夕の日だけ会うことを許されたそうです。また竹に短冊を飾るのは、竹は「まっすぐに育つ」ことから、願いが叶いやすいと考えられていたからです。

七夕ってどうして雨が多いの?

七夕は織姫さまと彦星さまが1年で1回だけ会える日、そんなロマンティックなお話があります。でも七夕は梅雨の時期にあたり、晴れる日って少ないですよね。もともと七夕の節句は天の川がきれいに見える8月の行事だったのです。日本では1872年の明治時代に旧暦から現在の新暦に変わりました。このタイミングで七夕の節句を含めた「五節句」は、日付は変わらず新暦にうつったため、季節とずれが生じました。そのため新暦の7月7日は梅雨時期にあたり、織姫と彦星が会えるチャンスが減ってしまったのです。

七夕の日は何をするの?

本来七夕は、「7月7日の夜」という意味の言葉で、機織りが得意だった織姫にあやかり、手芸や芸能が上手になるようにお祈りする日です。笹の葉に七夕飾りを作って飾り、五色の短冊に願い事を書いて笹竹に飾り、願いを託します。神社や人が多く集まるショッピングモールなどでも短冊が用意されていて、気軽に参加することができます。七夕飾り用の竹や笹の葉は時期になると花屋さんで手に入るので、玄関先に飾っている家庭もありますね。七夕飾りは折り紙で簡単にできるので、梅雨時期のおうち時間に最適です。

七夕の行事食

七夕の日、天の川をイメージした涼やかな行事食を子どもと作るのも楽しいです。織姫のために備えられたとされる「五色の糸」をイメージした、青・赤・黄・白・黒で作るのがおすすめですが、江戸時代ころからカラフルになり「緑・赤・黄・白・紫」が一般的とされています。色にこだわらず5つ用意すれば大丈夫。また星の抜き型があればOKです♪

七夕そうめん

七夕の行事食といえば「そうめん」で、天の川に見立てて食べるという説があります。緑(きゅうり・さやえんどう)・赤(えび・カニカマ)・黄(錦糸卵)・白(そうめん)・紫(なす・みょうが)で彩れば、簡単に七夕らしいそうめんができますね。

七夕サラダ

緑(きゅうり)・白(だいこん)を短冊のように、赤(パプリカ)・黄(にんじん)は星型に、紫(紫たまねぎ)は薄切りにしてサラダにしても美しいですね。野菜嫌いな子も見た目のかわいさから喜んで食べてくれそうです。

七夕のデザート

市販のプリンやゼリーを星型にカットしたフルーツで飾るだけでも簡単にできますし、フルーツポンチや果物入りのゼリーも星型なだけで、七夕らしくなります。おすすめの果物は、マンゴー、スターフルーツ、パパイヤ、バナナ、スイカ、桃の缶詰、メロンなど。

食紅やジュースを使ってゼリーに薄く色をつけ、二層にするのもかわいいです。例えば下はミルクプリンで上に水色のゼリーを重ね、星型のフルーツを飾れば天の川のようなデザートができあがります!

七夕祭りに出かけよう

日本でも全国で七夕祭りが開催されます。仙台の七夕祭りは有名です。旧暦のままの時期にする七夕祭りもあるので、地域の七夕祭りを調べるのも楽しいですね。もし雨模様だったら、プラネタリウムではこの時期は夏の星座のプログラムも多いので、行ってみてください。

いかがでしたか?七夕の行事食は見た目も涼しくかわいいので楽しくなりますね。季節や行事を意識して、子どもと楽しい時間を過ごして下さい♪

(取材・文/アネモネ)

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