タンパク質と野菜と炭水化物に分けて調理の必要のないものを常備!
おっぱいをはぐはぐ吸ってた赤ちゃんも、気づけばあっという間に離乳食の日々。
ホント、子どもの成長って早いものです。
離乳食をおいしく食べてくれるのはうれしいけれど、
親からすると「毎食作るのがめんどう」「1日3食、どんなメニューにしていいやら」
などの悩みを持つ人も多いものです。
そこで今回は、離乳食を作りたくない・作れない日にオススメの超手抜き離乳食をご紹介!
もちろん赤ちゃんの月齢によって食べられるもの、固さなど変わってきますので、
あくまでも目安としてご参考にどうぞ。
離乳食の献立本や他のママのブログなどを見ていると、
彩りよく栄養バランスにも富んだ離乳食ばかりで、
「自分もあんなふうにしなきゃいけないのかな?」とできない自分に落ち込んでしまう人もいるかもしれません。
でも、ハッキリ言ってまったく心配する必要はないです。
「パルシステムの子育て応援!赤ちゃんとママのための育児情報サイト」の
「離乳食 よくあるお悩みQ&A」を見ると、このように書かれています。
『毎日毎食、変化に富んだ献立にする必要はありません。
調理法はシンプルに煮る、炒めるとして、
たんぱく質の多い食品は「卵・大豆製品・魚・肉・乳製品」のなかから1~2種類を選び、
野菜・果物類から1~数種類を選びましょう。
主食は「おかゆ・パン・麺」のなかから選びます。
無理に主菜、副菜とお皿を分けなくても大丈夫。
3回食になったら、なるべく1回の食事に少量ずつでも、
炭水化物・野菜・たんぱく質の3種類の食品をとり入れましょう。』
管理栄養士の先生がこのように言っているわけですから、この際、素直に従っちゃいましょう!
つまり最低限、1食に用意すべきは
A、たんぱく質の多い食品(卵・大豆製品・魚・肉・乳製品)
B、野菜・果物類
C、主食(おかゆ・パン・麺)
の3種類でよいというわけです。
逆に、うまく手を抜くには
この3種類をいかに手間をかけず、時間をかけずに用意するかが鍵となりますね。
肉や魚、野菜などを一から切ってゆでて……などしていたら、
手間がかかるのは当然。いちばんは「調理の必要のない食材」がいい。
ここで「調理の必要のない食材」を挙げてみます。
A、たんぱく質の多い食品
納豆、豆腐、しらす、缶詰のシーチキン、かつおぶし、チーズ、ヨーグルト、牛乳(まだ無理ならフォローアップミルク)
B、野菜・果物類
トマト、バナナ、イチゴ、とろろ昆布、刻みネギ
C、主食
おかゆ・パン・麺にいたっては、おかゆはまとめて炊いて冷凍に。
マカロニ類は柔らかく茹でてこちらも冷凍(早ゆでのものなら2、3分で茹で上がります)。
パン類は食パンを小さくちぎってミルクに浸せば即席のパン粥になります。
3種類の食材を組み合わせる
これらの食材を冷蔵庫や冷凍庫にあるようにすると、かなりラク!
その中からA+B+Cを組み合わせて1食の食事にすればOKなのですから。
たとえば、「おかゆ(C)+納豆(A)+刻みネギ(B)、バナナ(B)」
「マカロニ(C)+とろけるチーズ(A)+トマト(B)」
「パン粥(A+C)、フルーツヨーグルト(A+B)」といった感じでしょうか。
で、私はホントにズボラな性格なのでしょっちゅうこのような手抜き離乳食にしていますが、
他のママたちはどうなんでしょうか?
というわけで、周りの友人ママたちに「あなたの究極の手抜き離乳食を教えてっ!」と聞いてみることに。
★軟飯+トマト+チーズ+かつお節♪
現在1歳の次男の離乳食の手抜きレシピ。
軟飯に種を取ったトマトとチーズを乗せてレンジで30秒、食べるときにかつお節をまぶせば1食でバランスOK。
これが究極簡単ではないかな?(男児2児のママ、Aちゃん)
★朝はバナナだけ♪
基本、常に手抜きで、朝はバナナだけ、とか日常的。
さすがに良心がとがめるときは生協で買ったポーションタイプの冷凍野菜を
あれこれチンして混ぜるだけのペースト食とか……。(5歳児と1歳児のママ、Kちゃん)
★しらす+納豆粥♪
究極の手抜きは、うーん、何かな?
バナナヨーグルト、しらす・納豆粥。こんな感じかな。(ただいま育休中。働くママ、Yちゃん)
……なんだ、みんな上手に手を抜いてるじゃん!
さらに言えば、最悪、ベビーフードだっていいんです。
大事なのは、手をかけるときはかける、抜くときは抜く、のバランスじゃないでしょうか。
親の、子どもの、体調や気分、そのときにかけられる手間や時間を見ながら、
バランスよく離乳食と付き合って行きたいですね。
↑我が家のある日の手抜き離乳食。
軟飯にとろろ昆布、かつお節、納豆を混ぜて。
野菜やフルーツピューレが乗ったプチダノンヨーグルトも手軽なので常備してます。
いいのかな?いいんです!
もしかしたら、誰かに何かを言われたりネットの情報を見たりして
不安になることもあるかもしれません。
「こんな離乳食でいいのかな?」「他のママはもっと頑張ってるんじゃないか?」などなど……。
でも、他人と比べず自分の子どもを見て判断してほしいもの。
自分の子どもが栄養足りてそうか、元気があるか、便秘じゃないか、機嫌がよいかなど、
母親ならぜったいにわかりますよね。
ぜひとも上手に手抜き離乳食を利用して、子どもとともにハッピーに過ごしてほしいなと思います!
(野辺裕子)