さらに進化したルンバ登場
みなさんのおうちには、ルンバはありますか?
筆者の家にはあります。
今まで買った家電の中で、一番うれしかったかもしれないと思うほど家事の良き相棒となっております。
そう思ったのは筆者ばかりではないようで、日本におけるルンバの出荷台数は、2013年には100万台を突破したそうです。
▲歴代のルンバがずら~り。あなたの家のルンバはどのタイプ~?
さて、2014年3月新しいルンバが発表されました。どのような進化をしているのでしょうか。
■その1 さらにお部屋ピカピカ!
高速応答プロセスiAdapt (アイ・アダプト)搭載
数十のセンサーで部屋の情報を収集し、毎秒60回以上の状況判断をし、40以上の行動パターンから最適な動作を選択・実行します。
今までのルンバだって十分すごかったのに!
お部屋はあなたがほかのことをしていてもピカピカです。
▲これが800シリーズの870
ルンバ880は76000円。ルンバ870は66477円です。
880と870の違いは、アクセサリーの差で本体の性能に差はないそうです。
■その2 AeroForceクリーニングシステムで吸引力5倍!
今までのケバケバブラシから進化をとげて、ローラーになりました。
2本のローラーが逆回転で回り、その間に空気が流れて今までの5倍の吸引力でごみを吸い取ります。凝った機能というより、非常にシンプルなアイデアです。
ケバケバがなくなった分、ローラーに髪の毛などがからみつくこともなく、ソーラーの掃除は楽になりました。シャープな形状がたまらなくいいです。
▲見よ、ローラーだ!
■その3 ダスト容量が増えた!
清掃能力が高まれば、ごみがたまる!? でもご安心を。ダスト容器は60%大きくなり、ごみ捨ての回数を減らせるようになりました!
▲たくさんのごみをしっかりキャッチ。でかい容量でごみ捨て回数が減る。
■その4 バッテリーの寿命が2倍になった!
筆者も現在ルンバを使っていますが、確かにダスト容器を毎回きれいにするのも、ケバケバをきれいにするのも少~し面倒です。
バッテリーの寿命も気になります。(でも2年以上使っているけど、まだ変更していない)
ケバケバもなくなり、バッテリーの寿命も伸びたとなれば、ほとんどの問題は解決されたと言ってよさそうです。
ルンバがくれた自由な時間
アイロボット社は、マサチューセッツ工科大学で最先端の人工知能を研究していた3人の科学者によって1990年に設立された、ロボット専業メーカーです。
▲3人の科学者のうちの一人が現CEOのコリン・アングル氏(右)。
左はアイロボット日本総代理店 セールス・オンデマンド株式会社代表取締役社長室崎肇氏
「Dull、Dirty, Dangerous(退屈、不衛生、危険)な仕事から人々を解放する」という理念のものに、これまで数多くのロボットを開発してきたんです。
たとえば、がれきの処理などをする多目的作業用ロボット、地雷探査ロボット、太陽探査ロボット、地球外探査ロボット。そのほかにも寝たきりの人と病院をつなぐロボットや、生活を支援するロボットなど、さまざまなロボットが活躍しています。そうそう、農業ロボットも。
そんな中から生まれたルンバ。ルンバは、汚いとか危険な現場で働くわけではなく、ごくごく当たり前の日常のシーンにいるロボットです。
でも私たちはルンバによって、すごく解放されたと思います。何から解放されたかというと、それは毎日のちょっとした「時間」です。
ルンバで解放される「時間」。筆者にとってこれは大きいものでした。
800シリーズによって、さらにさらに部屋はきれいに。そして今回のルンバ800シリーズによって、メンテナンスの時間も短縮されました。
ルンバがくれる「自由な時間」。
あなたは何に使いますか。 (宗像陽子)