◆乳幼児を持つみなさんへ。
親が入院になったらどうする?
新型コロナウイルスが拡大する中、子どもを持つ親にとって一番心配なことはこれ。
「親が新型ウイルスにかかって入院になったら、子どもをどうしよう」
4月20日、フリーアナウンサーの赤江珠緒さんが新型ウイルスに感染していることを発表しました。
赤江さんは、まず18日に夫が新型コロナウイルスに感染し、入院。その後2歳児を抱える中、赤江さん自身も陽性となりましたが、2歳の子どもは陰性でした。
(写真はイメージです)
今のところ、赤江さんは軽症のため、ご自身ひとりで2歳の女の子の面倒を見ているそうです。他人事とはとても思えず、心配ですね。
今まで、自分たちが病気になったときには、子どもは実家に預けたり、病後保育などで乗り切ってきた人も多いはず。しかし、今回のコロナウイルスに限ってはその手が通じません。高齢者には、よりリスクがあるウイルスだからです。子どもが陰性だとしても、濃厚接触者となれば親はもとより友人知人にも預かってほしいとは言いづらい。いったいどうしたらよいのでしょうか。まずは、自分が感染しないよう最大限の努力をすることですが、感染経路が不明な症例が多くなっていることを考えると、いくら努力をしていてもいつ感染するかは誰にもわかりません。
厚生労働省は、児童相談所や、児童養護施設にて親がコロナウイルスで入院して育児ができない子どもを受け入れるよう、全国の自治体に通知しました。親が入院している病院で、子どもを一時保護しているケースもあるそうです。いざとなれば必ず、助けの手はあります。まずは感染しないことを最大限努力し、気を緩めずに過ごしましょう。
家族の安全を守れますように!
◆マタニティの皆さんへ
東京で急なお産を受け入れてくれる病院のリスト公表
また、当初は首都圏で出産をする予定だったはずだが、この事態に至り、やはり里帰り出産をしようとしている方もいるかもしれません。しかし、緊急事態宣言が発令されている今、なるべくそれは避けましょう。妊婦が新型コロナウイルスにかかりやすいというわけではありませんが、移動をすることで自らが感染する恐れもありますし、もし自分が保菌者である場合には、人に感染させてしまうかもしれません。
日本産科学会では、東京で今からお産を受けいれてくれる病院についてリストを発表しました。
こちらのページより、ご覧ください。http://www.taog.gr.jp/
4月22日現在のリストですが、随時更新しています。参考にしてください。
何らかの事情で、どうしても移動をして里帰りをせざるを得ない人は、当初より2週間ほど早めに里帰りをし、実家で待機できる時間を長くとるようにしましょう。
安全で安心に、新しい命が生まれますように!
ココフル♪の4月10日のコロナ関連情報はこちら
参考:厚生労働省、日本産婦人科学会、日本産婦人科感染症学会、各HP
東京新聞、NHK新型コロナウイルス特別サイト
(ココフル編集部)