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梅雨シーズン前に対策を!衣類にカビを発生させない洗濯&保管テクニック

2019.06.10

こんにちは! 洗濯ハカセの神崎です。

着ようと思ってクローゼットから衣類を取り出したらカビが生えていた…そんな経験はありませんか?

今の日本の住宅事情だと、1年中カビのリスクがあると言っても過言ではありませんが、その中でも特にカビ対策が最も必要なのは雨季シーズン。

そんな嫌なカビに対抗するため、洗濯から乾燥、保管に至るまでの正しい知識をご紹介します。

衣類につくカビについてちゃんと知ってますか?

衣類にカビが付着する原因として、「洗わずに保管してたから」「洗わないで洗濯カゴに入れたままにしてたから」といった少々サボってしまった行動を思い浮かべがちです。

確かにそれは正解なのですが、正直なところ新品の衣類であろうがカビが生えるリスクはあり、特定の条件さえ揃ってしまえばどこでも繁殖してしまうのがカビなのです。

その特定の条件というのは

・温度が25℃〜30℃

・湿度が60%以上

この条件さえ揃ってしまえば、新品だろうが何だろうが、おかまいなしにカビが繁殖してしまうことになるのです。

新品なのになぜカビが?と思われるかもしれませんが、カビは目に見えるものではありません。

何もない空気中にも無数のカビの胞子は舞っている状態で、上記の条件が揃うと目に見えないカビが繁殖して成長し、目に見える状態になるのです。

では、そんな目に見えないカビから衣類を守るためにはどうしたら良いのでしょうか?

さっそく、洗濯によるカビ対策を紹介していきましょう。

◆洗濯時のカビ対策

カビはいわば植物の一種。湿気という名の水と栄養を欲しがる立派な生き物です。

洗濯時に水を使わないというのはさすがに無理ですが、衣類に洗剤の成分や汚れが残っているとカビがそれらを栄養源に成長してしまうことにつながるので、しっかりと汚れを落とす洗い方をすること。

すすぎは1回ではなく念入りに2回行うことで、汚れを落として洗剤の残りをなくし、洗濯時に生じうるカビの栄養源を取り除いていきましょう。

また、洗濯槽などにもカビは付着しています。梅雨の前などには必ず洗濯槽を掃除し、衣類を洗う場所を清潔に保っておくのもカビ対策の秘訣です。

湿気の多い時期(特に雨の日など)は洗濯を嫌いがちですが、雨に濡れていたり高湿度で汗をかくなど衣類が湿っていることが多く、また周りの湿度も高いことからカビが繁殖する条件がよけいに揃いやすくなってしまいます。

そんな状況だと下手をすれば一晩でカビが生えるケースもあるので、雨の日ほど積極的に洗濯をすることがカビ対策のもう1つの秘訣といえます。

◆乾燥時のカビ対策

洗濯した衣類を乾燥する際のカビ対策といえば「できる限り早く乾かす!」これしかないでしょう。

とはいえ梅雨の時期などは部屋干しになってしまい、なかなか乾きづらいですよね。そんな時は、次に挙げるようなコツを徹底的に実践し、洗濯物を早く乾かしましょう。

●洗濯物を早く乾かすコツ

・洗濯物と洗濯物の間隔はなるべく開いて干す(最低でも指3本くらいは離す)

・柔軟成分入りの洗剤や柔軟剤を使用する(タオルなどパイルが立って乾きやすくなります)

・洗濯物の配置は、空気の流れをさえぎらないよう「衣類の向き」を意識。ピンチハンガーで中身が見えないようにする干し方は NG

・できる限り高い場所に干す。湿気は下に降りるため高い場所だと乾きやすい

・サーキュレーターなどを積極的に利用。洗濯物がある空間の空気を攪拌するように

・換気扇を回して室内の空気を入れ替える

・雨であっても窓を開けて空気を入れ替える。実は雨の日は室内より外の方が湿度が低いこともある

これらの工夫をするのと何もしないのとでは、2時間ほど以上の速乾効果の差が現れることになります。

また、梅雨の時期は浴室に干す方も多いことでしょう。ただし、浴室乾燥機を使うのであれば浴室で干すのはアリですが、浴室乾燥機なしで浴室に干すのはおすすめできません。

浴室は湿気の多さであれば家の中でもNo.1。もちろん目に見えないカビの量もNo.1。そんな中に干すというのは「どうぞカビよ生えてくれ!」と言ってるようなものです。乾燥機能がない浴室よりも、リビングなど人が心地よく過ごせる場所の方が早く乾きますよ

以上にご紹介したさまざまなテクニックを駆使し、カビから衣類を守るための速乾を目指しましょう。

◆保管中のカビ対策

洗濯や乾燥がバッチリでも、保管がダメだとやっぱりカビは生えてしまうものです。

大事なことなので2度言いますが、カビは湿気を好む植物。

クローゼットやウォークインクローゼットは、密閉された空間になりやすく湿気がこもりやすい場所の一つ。定期的に開放したりして空気の入れ替えを欠かさないことが最も重要といえます。

また、湿気を取り除くための除湿剤や、除湿機といったアイテムも活用し、できる限り湿度が60%以下になるように心がけましょう

さらに、衣類は湿気を吸いやすいもの。

クローゼットやハンガーラックなどにギュウギュウパンパンに衣類を詰めていると、衣類同士がくっついて湿気を放ちにくくなりがち。

そうなると空気の入れ替えでも効果が薄れてしまうので、なるべく余裕を持った衣類の詰め方をするのもカビを生やさないためのテクニックといえます。

衣類にカビを発生させないコツをご紹介しましたが、いかがでしたか?

洗濯から乾燥、保管まで衣類にカビが生えてしまうのを防止する対策はたくさんあります。

着ようと思ったらカビだらけで、お気に入りの衣類を着ていけない…なんてことにならないよう、洗濯ハカセが紹介したカビを防止する術を実践し、快適なファッションライフを楽しんでくださいね。

■今回の執筆者

神崎健輔(洗濯ハカセ クリーニング師)

1981年長崎県生まれ。実家がクリーニング店でもあったので小さな頃から洗濯を手伝い、クリーニング師の資格を取得して洗濯の知識をとことん勉強。いつの間にか洗濯のプロ「洗濯ハカセ」を名乗ることに。日々ストイックに「もっと洗濯がキレイに楽にできる方法」を研究する毎日を送り、培った知識をブログで発信。家庭での洗濯が上手になる方法や、クリーニングいらずの洗濯術などを公開している。 「洗濯とITが大好きな洗濯ハカセことクリーニング屋神崎健輔のブログ

記事提供:家men 

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