◆チェック!車内で熱中症のキケン
今年はコロナ禍で、遠くへの旅行や帰省は中止にして、近場でマイカーでのお出かけをする人が多いかもしれませんね。
車でのお出かけで気をつけたいのは、車の中での熱中症。
短時間であっても、クーラーを切ってしまえばあっという間に車内の温度はあがってしまうので、短時間であっても、子どもを置き去りはしてはいけません。
また、ある程度長時間ドライブでも危険な落とし穴があります。注意点を見ていきましょう。
▲ドライブは快適!でも車内環境は?
◆最前列と後部座席は温度の感じ方が違う
特にワゴンタイプの車の場合、車内の環境が前方と後方ではかなり違います。
運転席や助手席はエアコンで肌寒いくらいに感じても、後部座席は暑かったり、時には2列目の席の足元へ、1列目の冷たい風が直撃したり。
「暑いよ」と言える年代の子どもならまだしも、赤ちゃんや小さなお子さんは自分の言葉で伝えられません。ぐったりしたり、ひどく泣いたりする前に、後部座席の温度が適正か、みてあげましょう。
◆強い日差しで気分が悪くなることも
窓ガラス越しの陽射しも、体温を上げたり気分を悪くする場合があります。
陽射しをよけるカーテンや断熱フィルムなどを、うまく利用したいものです。
休憩時や食事の時に車を停める時にも、日陰があれば日陰に、日陰がない場合には太陽の向きと逆にするだけでだいぶ車内温度の上がり方が違います。
◆背中にタオルをあてがい、トイレを我慢させず、こまめに水分補給
大人は、渋滞を避けたいとか早く到着したいと考えて、進めるうちにできるだけ進みたいと考えてしまいますが、ちょっと待って。背中にぐっしょり汗をかいているのに、ベビーシートやチャイルドシートで身動きできないのは辛いものですよ。子どもの様子を見て休憩をとり、外の空気を吸わせたり、身体を伸ばしてあげましょう。
あらかじめ背中にタオルを入れておき、汗をかいたと思ったら、スポンと首から抜くとさっぱりしますよ。
▲熟睡しているからと放置していると、汗をびっしょりかいているということも。マメに見てあげよう
車内であっても十分に水分補給をし、しっかりトイレ休憩をしましょう。
ぜひ快適な車でのお出かけを楽しんでくださいね。
(文 千葉美奈子 追記ココフル編集部)