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正しい熱中症対策で夏を乗りきろう

2020.08.05

いよいよ夏の到来! 今年は例年に比べ、気温が高くなるとの予報があることや、コロナ禍でマスク着用の機会が増え、より熱中症の危険が増大していると言われています。(参考 6月24日付気象庁発表3カ月予報)

日本コカコーラ社は、学校での熱中症対策について実態を調査しました。(2020年7月)その中で、専門家の先生に、望ましい熱中症対策などについてご意見を伺っていますので、小さい子どもを持つココフル♪読者のみなさんにもお知らせいたします。


三宅康史(みやけ やすふみ)教授
帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター センター長
帝京大学医学部救急医学講座 教授
1985年 東京医科歯科大学医学部卒業 同年 東京大学医学部附属病院救急部入局、その後 公立昭和病院 脳外科、外科、救急部( ICU )、昭和大学医学部救急医学講座/救命救急センター、さいたま赤十字病院救命救急センターを経て、2003 年より昭和大学医学部救急医学講座 准教授、 2012 年 同 教授、 2016 年より現職

◆今年は「暑さ慣れしていない」「マスク着用」で熱中症リスクに警戒。水分補給と休憩をしっかりと!

「今年は外出自粛の影響で、身体が上手に汗をかく準備ができていない人が多くいると考えられます。また、マスク着用で呼吸が苦しくなったり、体温が上昇しやすいので、3密を避けてマスクを外せるタイミングを作ったり、早めの休憩、こまめな水分補給を心がけましょう。外出時はむりをせず、余裕を持って行動しましょう。
また、梅雨明けは、 急な気温上昇や高湿度のため、 熱中症での搬送が例年急増する傾向にあります。 3 度の食事をしっかりとり、睡眠不足や過労を避けて体調管理をし、こまめに水分補給をして熱中症リスクを下げましょう」(三宅康史教授)

◆熱中症対策のポイント

先生のお話を参考にした、熱中症対策の具体的なポイントは以下の通りです。

(1)涼しい環境作り

屋外では帽子をかぶり、風通しのよい日陰にいるようにする。室内なら冷房を効かせ、温度調節に気をつける。


▲意外と有効な日傘

(2)衣服の工夫

吸汗・速乾素材などで服装を工夫する。

(3)暑さに備えた体力作り

日頃から汗をかく習慣を身につけて、夏の暑さに負けない体作りをする。


▲お外での水遊びで、暑さに慣れる

(4)水分とミネラルの補給

こまめな水分補給を心がける。のどが渇いてからでは遅い。頻繁にのむ習慣をつける。大量の発汗があった場合、汗で失われたミネラルも適切に補えるアクエリアスなどのスポーツドリンクも、適度に飲用する。

発汗などで脱水して体液が減るとき水分を補給しますが、水だけを飲んだ場合は、体液濃度が薄くなってしまい、濃度を戻すために水分を外に出してしまいます。しかし、たとえばアクエリアスのようなスポーツドリンクは、水分のほかミネラルをはじめとして、アミノ酸、クエン酸など身体に大切な栄養素を補ってくれます。飲みすぎない程度に利用してはいかがでしょう。

 

ポイントを押さえて、アクティブに夏を楽しみたいものですね。

(ココフル♪編集部)

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