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【2022】防災の備えを見直そう

2022.08.31

9月1日は防災の日。
1923年のこの日、関東大震災が起こりました。

その大惨事を忘れないため、また台風の被害の多い時期であることから、
この日が「防災の日」と制定されました。

東日本大震災の爪痕が未だ残るなか、首都直下地震、南海トラフ地震の危険性なども叫ばれています。
コロナ禍もあり、いつ自分が買い物にも行けない状態になるかもわかりません。

今日は、家族の防災について考えてみましょう。

ちょっとのお出かけでも防災意識は常に持つ

電車の中にいるときに、大きな災害があったら。そんなことも頭の隅に入れておくことは大切ですね。いつもマスクの予備、ハンカチ、ティッシュ、ウエットティッシュ、ペットボトルの飲み物、飴や簡単な非常食、ばんそうこう、笛などは持っておくようにしましょう。

私は、これだけのものとペットボトルの水は、常にバッグに入れています。今回、本などを調べて、携帯の充電器も必要だなと思ったので、新たに購入する予定です。東日本大震災後は常に持っていたはずでしたが、今回見直してみると携帯の機種に合わないバッテリーばかりでした。定期的な見直しも必要ですね。レジ袋やジップロックなども入れておくとよさそうです。

3日ぶんの水と食料は最低限用意

さて、家の中を見てみましょう。まず、防災といえば、防災グッズ。
わが家の防災グッズはキャンプ用のリュックの中に。

子どもの着替えはすぐに小さくなるし、食料品の消費期限も気になりますから、3月の東日本大震災の時期と、9月の防災の時期にチェックをかねて中身を見直してみてはいかがでしょう。


災害が起きると、輸送活動に大きな支障が生じるため、お金があっても食べ物を買えないという状況も考えられます。
最低3日分の水と食料を用意しておきましょう。

以下のものは、必需品といわれているものです。
チェックしてみてくださいね。

□ 飲料水→1人につき1日3リットルの水を最低3日分用意
□ 食料→最低3日分。(保存期間が長く火を通さなくでも食べられるレトルト、インスタント食品など)
□ 医薬品→(包帯、絆創膏、ガーゼ、三角巾、体温計、常備薬など)
□ 衣類→重ね着ができる衣類、防寒具、毛布、下着類、靴下、軍手、雨具、カイロなど
□ 停電時用グッズ→懐中電灯、ろうそく、マッチ、ライター携帯ラジオ、予備の電池など
□ 貴重品
※ この他、赤ちゃんのいる家庭では、ミルク、哺乳瓶、離乳食、オムツ、着替えなどを用意しておきましょう。

ガラスの破片なども危ないので、家族ぶんのスリッパなどを用意しておくのもいいといわれています。
マスクやめがねやコンタクトレンズの予備も、大事ですね。

そんなにたくさんのものを狭い家に置けない!と思う人もいるかもしれません。水やミルクは、家のあちこちにおいておきましょう。どの部屋がどんな災害に合うかはわからないので、分散しておくとよいそうです。

我が家でも、玄関に何本か500mlのペットボトルを置いてあります。

新しい防災用品も、チェック!

2022年に出た新しい防災用品を、ココフルでも紹介しました。

懐中電灯を身近に置いておく工夫や、イスとして使えて、いざというときにはトイレになるというアイテム、電源のいらない哺乳瓶除菌グッズなどを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

子連れファミリーの防災備品は、半年に1度のチェックを!

安全な家に住み、安全な寝室で寝ることが大切

次に、部屋の中をチェック。
安全な家に住み、安全な寝室で寝ることこそ、真の意味での災害対策ですよね。

狭いわが家ですが、寝室には家具をなるべく置かないよう気を配っています。
特に頭の近くにはなにも置かないのが、安全ですね。

このほか、
□ 照明器具や額縁、吊り棚の物が落ちてこないか。
□ 食器棚などガラスが割れて中の物が飛び出してこないか
□ テレビや人形ケースなどを家具の上にのせていないか
□ バルコニー、ベランダの手すりなど落下しやすいところに
植木鉢を置いていないか
□ 火元の近くに燃えやすいものはないか
□ 玄関など外への避難通路が家具の転倒などによりふさがれないか

チェックしてみてくださいね。

防災について家族で考えよう

そしてもうひとつ。大切なのは、避難場所や避難路の確認。

わが家では、大人同士は携帯電話の災害用伝言板に登録、子どもには、学校以外の自宅近くの避難場所をお出かけついでに教えたり、「なにかあった時に助けてくれるのは近所の人だから、顔を覚えてもらうように大きな声であいさつしてね」と声をかけたり、親としても、常日ごろから、親同士のネットワークを意識して、気軽に声をかけたりかけられたりするご近所関係を大切にしています。

地域で発行されている防災マップや防災手引きなどを、子どもといっしょに絵本感覚で見てみるのもよいですよね。


小さい子は漢字などは読めませんが、この手のガイドブックにはイラストが掲載されていることが多いので、お母さんがイラストの内容をわかりやすく教えてあげるのもいいですね。

備えあれば憂いなし。日ごろからの心がけが大切です。
家庭での防災対策、これを機に見直してみましょう。

楽しさもくわえながら、防災意識を高めよう。

防災と言ってもなかなか子どもには伝わりませんが、何が必要なのか、リストを作ったり、実際に詰めてみたりいっしょにやることで少しずつ、子どもの意識には残るもの。

たまには遊び感覚で「水も電気も使わない夜」を経験してみたり、
「ふとんのないキャンプごっこ」をしてみたり。
ちょっぴり不便な生活を経験してみて、当たり前の
日常を見直してみるのもいいかもしれませんね。

(ながしまともこ 2022年編集部追記)

 

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