日本おもちゃ大賞2023の授賞式にココフル編集部が参加してきました!プレゼントに最適な最新のおもちゃ、ココフル読者の皆さんにおすすめしたい本当に子どもに買ってあげたいおもちゃを厳選して紹介します!
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「日本おもちゃ大賞」は(一社)日本玩具協会が主催、現在市場に出ている玩具から23年10月末までに発売予定の玩具を対象に、“その年の玩具業界を代表するにふさわしいかどうか”という観点で審査されるもの。2023年で15回目を迎え、単に“売れるもの”ではなく、新しい玩具を生み出す“作り手”や“メーカー”のストーリーに敬意を払って選ばれるとてもすばらしい賞です。
今年は4年ぶりの開催で37社325商品がエントリー、最終選考に残った7部門・各5商品を実際に手に取って見ることができました。その中でも特に、ココフル読者の皆さんにおすすめの商品を厳選して紹介します。まだ発売していない商品も多くあるので、お誕生日やクリスマスプレゼントの下調べにもいかがでしょう?
「共遊(きょうゆう)玩具」というカテゴリーをご存じですか?目や耳の不自由な子もそうでない子も、障害の有無に関わらず楽しく遊べるよう配慮が施された玩具をこのように言うそうです。
この共遊部門で大賞に輝いたのが、「なおしてあげる!こねこのおいしゃさん(株式会社セガトイズ)」です。優しい色合いの2色のしゃべるこねこの病気を、4種類のドクターセットで治してあげるという「ペット」×「おいしゃさん」×「お世話遊び」が叶う、最強の玩具。こねこのほっぺが光ったり、震えたり、病気によって反応が変わる設定です。
会場では開発者の愛のこもったエピソードもうかがえました。想定した3歳の女の子に人気のやわらかく優しい2パターンの色合いにしたことや、こねこがしゃべるのは、目の見えない子に配慮をしようとうまれたアイデアで、これは開発者の久保田さんがお客様担当と会話をしていてヒントを得たそうです。
ココフル編集部でも満場一致でその可愛さと子ども目線のアイデアに魅了されたこちらの商品、実は我が家も可愛い系大好き男児がいて、これは絶対に男の子だって好きなはず!と確信。お話を聞いてみると、実際に男の子の反応も抜群に良かったそう。
病気モードだけでなく元気モードもあるので、「子どもが飽きずに長い時間遊んでいられるのも魅力です」と、子育て中のママならではの目線が盛りだくさん!大賞受賞に納得の商品です。
■2023年7月27日発売予定 価格 6,600円(税込)
ベビーのいるココフル読者におすすめなのが、「赤ちゃんスマイル Honda SOUND SITTER」です。エデュケーショナル・トイ部門で大賞を受賞したこちらは我が家も「ベビーの時にあったら良かったのに!」と思った商品です。夜泣きをする赤ちゃんを連れてドライブするなど、皆さんもエンジン音が赤ちゃんを安心させる、という仮説を聞いたことがあるのではないでしょうか。
調査の結果、最も胎内音に近く赤ちゃんを安心させるエンジン音が『Honda NSX』だとわかり、Hondaが研究開発していたことを再現して具現化されたのがこの “赤ちゃんを安心させるクルマ”なのです。
実際にサウンドを聞かせてもらうと、低音の本物のエンジン音。「この優しいふかし方もポイント」と話す開発者の神田さんは、「実際に孫に手伝ってもらって商品化された」と笑顔で話します。
商品は抱き心地も良く、赤ちゃんにも安心の素材とやさしいデザインです。大賞受賞の理由も“異業種とのコラボ”や“家族に寄り添うところ”が評価されていました。そして開発者人生45周年の神田さんが卒業を目前に控えてこの受賞が決まったそうです。裏エピソードとともに、ほっこりする魅力的な商品でした!
■2023年10月28日発売予定 希望小売価格 8,250円(税込)
アクション・トイ部門ではやっぱり大人気のトミカが大賞を受賞。5階建ての立体駐車場では最大50台のトミカが駐車でき、スウィッチを押すと一斉走行するアトラクションパーキングは圧巻!
重力で落とすギミックにより、電池を使用せずに遊べるのも魅力的でした。大賞受賞の挨拶では、2008年の「トミカワールド」から久しぶりの受賞だったということで、トミカ好きには今年のクリスマスプレゼントの第一候補になりそう!?
■2023年7月15日発売予定 8,800円(税込)
2022年4月~23年3月までの販売実績が最も優れた玩具が、「すみっコぐらしパソコン」です。今回ヒット・セールス賞を受賞したこちらはシリーズ累計販売台数40万台に迫る勢いを見せているパソコントイの代表的商品ともいえる存在。
対象年齢は6歳以上ですが、大人のパソコンにあこがれる園児や小学生にトイパソコンはおすすめのアイテム。遊びながら学べるので幼稚園でも持っている子が多かった印象です。特にこちらは、マウスを代えるとそのすみっコがモニターでナビをしてくれるという、推しのすみっコがいる子どもたちは大喜びのシステム。こちらも受賞に納得です。
アップデートされた新商品も出ており、自然に学習習慣もつくので入学を見据えた準備期間にもおすすめです。
惜しくも大賞受賞は逃しましたが最終候補に残った受賞商品はどれも大人だって欲しくなるようなものばかり。おもちゃの世界がとても進化していることにも驚きます。
ドラえもんのタイムマシンが、透明素材のパズルピースを組み上げる立体ジグソーパズル「クリスタルパズル」として登場。大人が楽しめる玩具のノミネートではありますが、パーツにはナンバリングがあるので、高学年くらいでしたら簡単に作れたそう。パズルとしても仕上がりもかわいくて、これは個人的に発売が待ち遠しい商品です!
■2023年6月16日発売 希望小売価格 2,860円(税込)
©️Fujiko-Pro, Shogakukan, TV-Asahi, Shin-ei, and ADK
小学一年生が夏休みの自由研究で作った動物園経営ボードゲームです。設定がとてもしっかりしているため、製品化にあたりほぼそのままのアイディアを採用したそうです。子どもの自由研究が商品化されたという夢のような商品、ボードゲームとしてのクオリティも高いので家族で楽しめそう!
■2023年7月29日発売予定 価格:3,300円(税込)
いかがでしたか? 審査委員長の北原照久氏が「おもちゃが大好きでたまらない人たちがこういうおもちゃを作っているのだな、と思った」と話していたのが印象的でした。「おもちゃは平和の象徴」と話す通り、開発者の思いやエピソードは心あたたまるものばかりでした。また、Wi-Fiで世界とつながる商品などデジタル系の進化がすごいと同時に、ルービックキューブやボードゲームといった昔ながらの玩具も根強く人気で、二世代、三世代にわたって楽しめる商品はこれからも受け継いで行きたいなと思いました。
来年はどんなおもちゃが登場するか、楽しみです。
※そのほか受賞商品の詳細は公式HPをご確認ください
(取材・文/アネモネ)
名称 | 日本おもちゃ大賞2023 |
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WEB | https://www.toys.or.jp/toyshow/awards.html |