大人気イベント「さつまいも博」が、2/20日(火)~25日(日)までさいたまスーパーアリーナ けやきひろばで開催中です!ひと足早くプレスデーに参加し、さつまいも愛あふれる会場のようす&気になるさつまいもグルメをレポートします。
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「さつまいも博」はさつまいもを中心に、生産者と売り手と買い手が一堂に会する一大博覧会。会場には日本各地からいろいろなさつまいもが集まって、おいしい焼き芋やさつまいもを使ったグルメに変身し、みなさんをお待ちしています。
会場の「さいたまスーパーアリーナ けやきひろば」は、さいたま新都心駅の改札を出て左に進み、徒歩3分の駅地下です。さいたま新都心駅までも新宿から電車で30~40分の好アクセス。しかも今回は入場無料での開催です。ふらっとお出かけできるのはうれしいですね。
冬のさつまいも博といえば、なんといっても注目は各店舗が自慢の焼き芋でチャンピオンを競い合う「全国やきいもグランプリ」です。今回も全25種の焼き芋がエントリー!
しかし、2023年の夏が猛暑となった影響で、さつまいもの収穫には異変もあったようです。
現チャンピオンの「神戸芋屋 志のもと」は、高温障害の影響により開催直前でグランプリにエントリーする焼き芋の品種を「シルクスイート」から「蜜はるか」に変更しました。ピンチをバネに「サイズを厳選し、焼き方に工夫を重ねて、前回優勝したシルクスイートよりもおいしい焼き芋になった」と連覇に自信を見せています。
なお、「志のもと」の代名詞ともいえるシルクスイートも、契約農家さんができのいいものを厳選して届けてくれているとのことです。ぜひ蜜はるかと食べ比べをしてみては。
「pukupuku」の超蜜やきいもは、ネットリ甘々&じゅわっと蜜だく。店主が究極の味を追い求めて焼き方を研究したという、ここでしか味わえない味です。おいしい焼き芋を作るために釜まで自作したという徹底ぶりで、その技術は有名お菓子メーカーやオーブントースターのメーカーにも協力を依頼されるほど確かなもの。釜の中を撮影するのは、テレビなどの取材でもNGなのだそうです。過去3回連続で入賞している超蜜やきいもで、今回初のグランプリを狙います。
ツヤツヤの蜜まで忠実に再現した超蜜やきいものアクセサリーも販売中。かわいいです!
川越でさつまいも農家を続けて300年、10代目が手掛ける「OIMOcafe」の焼き芋「富の川越いも」シリーズは、世界農業遺産に指定された武蔵野の落ち葉堆肥に育てられた味。「焼き芋の味は畑で決まる」と言い切る自慢のさつまいもを、遠赤外線効果のある壺でじっくり焼き上げて、しっとりほくっとしたどこか懐かしい味わいに仕上げています。
焼き芋グランプリにエントリーしている「むさしこがね」のほかに、「しろほろり」など珍しい品種の焼き芋が味わえるのも、さつまいも農家の直営店だからこそ。市場には形のそろったさつまいもしか並びませんが、「昨年の高温障害のように、天候などによっていい時もあれば、悪い時もあるのは自然なこと。それが農作物を作るということだと思っています。」と10代目。「OIMOcafe」では規格外の大きな芋は半分にカットして、形の曲がった芋なども、そのまま大事に提供しているのだそうです。
さつまいもグランプリにエントリーしている全国の焼き芋25種は、一口ずつの食べ比べも実施中。店舗名を伏せてのブラインド審査で、これぞという焼き芋に審査員票を入れることができます(食べ比べは有料・時間予約制です)。
やきいも全25種食べ比べ審査員チケットの購入はこちら>
さつまいも博では焼き芋だけでなく、各店が工夫を凝らしたスイーツ&フードも見逃せません。
「芋の瑠庵」は添加物や保存料などを使っていない、自然派のお店です。「やわらか芋けんぴ」は大きくカットしたさつまいもを、米油で丁寧に2度揚げした芋けんぴ。鹿児島県喜界島のきび砂糖と北海道十勝のてんさい糖などを合わせた蜜をからめて仕上げた、やさしい味です。
こちらはけんぴとチップス2つの味が楽しめる「ごちゃまぜミックス」。お日持ち1ヵ月なのでお土産にもおすすめです。
信楽焼の壺でじっくり焼き上げ、芋本来の自然の甘味を麦芽糖に変化させた「壺焼き蜜芋」で焼き芋グランプリにエントリーしている「CAFÉ imone」では、さつまいも博限定で瓶に入ったかわいいパフェを販売中です。蜜芋プリン、紫芋のムース、ナッツにガナッシュなどを7層に重ねた生スイートポテトを召し上がれ♪
ちょっとお腹を休ませて飲みものでもと思ったら、群馬県にある芋福堂の「飲む焼き芋」を発見!焼き芋と牛乳だけで作っているという濃厚な味わいは、シェイクのようなスープのような……なるほど、これは「飲む焼き芋」です。素材の味を最大限に生かして、砂糖は使用していないのだそう。
お腹もいっぱいになって会場をふらふらとしていたら、香取市さつまいも産地強化推進協議会なるブースで「芋のほね」という商品を発見しました。こちらは「カリゴリ系」つまり硬めの芋けんぴなのだそう。作っているのは背中合わせのブース、千葉県香取市で300年以上続く「千葉芋屋 芝山農園」です。
実は千葉県はさつまいもの一大産地で、青果として出荷されているさつまいもの90%以上が千葉県産なのだとか。それだけ土壌がよく、美味しくて形のよいさつまいもが収穫できるのだそうです。
芝山農園のブースでは、JALの国内線ファーストクラスの茶菓として採用されたオニオンコンソメ味の芋けんぴをさつまいも博限定販売しています。
こちら、クラフトビールのような苦みと甘味があるはちみつと焼き芋の発泡酒「香取に乾杯」とも好相性でした!
スイーツの後にしょっぱい系のフードで舌をリセットすると、甘い→しょっぱいの無限ループでたくさん食べられますね。お腹がはちきれないようご注意ください。
さつまいも博では日持ちのする干し芋や、ユニークなさつまいもグッズなども販売しています。ぜひお土産を手に、おうちでもさつまいも博の余韻をご堪能ください。
さつまいも博2023で「これぞ上品な甘み・干し芋部門」第一位を受賞した「照沼」の干し芋は、土からこだわり、農薬や化学肥料に頼らない農法で栽培されたさつまいもの味がします。地元以外ではめったに買えない、丸干しもありましたよ!
廃棄予定の食材をアップサイクルして生地を染める「フードテキスタイル」を手掛けている豊島株式会社のブースには、さつまいものチャームが入ったガチャガチャも。これは大人も子どもも回したくなるはず。
豊島株式会社のお隣では、カレーパングランプリで2年連続金賞を受賞した「サンハート」の淡路牛カレーパンが、さつまいも博限定の紅はるか入りで登場。さっぱりといただけるお芋カレーパンもありました。
「カレーパンにさつまいもって合うの?」と思いませんか。食べてびっくり、カレーもさつまいもも、懐が深い。辛さと甘さがちょうどよくて、カレーにさつまいも、合います!
焼き芋にそっくりのポーチを広げて、「実はこれ、Sサイズの焼き芋を入れるのにぴったりのサイズなんです!」というのは、公式グッズ販売ブースのスタッフさんです。「え、焼き芋を?入れるんですか?」と聞き返してしまいましたが、ガチのようです。もちろん、焼き芋を入れずにペン入れなどに活用してもOKとのこと。
さつまいも博では、今年のおいしいさつまいもを紹介する「日本さつまいもサミット」を同時開催しています。2023‐2024年に受賞したさつまいも「しろほろり」や「栗かぐや」など、めずしいさつまいもの生芋が購入できます。
いかがでしたか?さつまいもの愛があふれるイベントは、2月25日(日)まで開催中です。
こちらのイベントは入場無料ですが、場内でのお買い物はすべて専用コインとなり、現金での購入はできません。※焼き芋1本、専用コイン5~8枚程度
専用コインの購入は当日会場でもできますが、前売りコインをWEBで購入すると少しお得になっています。
黄色のコインが10枚で紫色のコイン1枚分です。
前売りコインの購入はこちら>
甘くも辛くも変幻自在、さつまいものおいしさにおどろく「さつまいも博」へ、お出かけしてみませんか。(ライター/山見美穂子)
名称 | さつまいも博2024 |
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主催 | 主催・運営:さつまいも博実行委員会 WEB: |
共催・協力 | 後援:北海道/茨城県/埼玉県/千葉県/徳島県/宮崎県/鹿児島県/さいたま市/国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 |
WEB | https://imohaku.com/ |
開催期間 | 2024年2月20日(火)~2月25日(日) |
営業時間 | 10:00~18:00 |
開催場所 | さいたまスーパーアリーナ けやきひろば |
アクセス | アクセス:[電車]さいたま新都心駅から徒歩3分 北与野駅から徒歩7分 [お車]首都高速埼玉新都心線「新都心」出口からすぐ |
SNS(イベント情報等) | Instagram: https://www.instagram.com/satsumaimohaku/ |