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11月8日のいい歯の日にちなんで、ライオン株式会社が「子どもの教育・歯育に関する調査」を実施。それによると、歯磨きを「自発的に」する子どもには、ある特長が見られたそうです。
3~8歳の子どもがいる保護者に行った調査によると、自発的に歯みがきができる子どもの方が、大人から促されて歯みがきをする子どもよりも、文字の「読み」「書き」、かんたんな「計算」といった基礎学力が身についている実態が明らかに。
また、「学校や塾の宿題をする習慣」や「本を読む習慣」も同様に、自発的に歯みがきをする子どものほうが身についていることが分かりました。
歯みがきと子どもの学力や学習習慣には、どんな関係があるのでしょうか。ママ&パパにとっては気になるところですよね。そのヒントがこちらです。
さらに、子どもに定着していると思う能力について聞いたところ、「継続力」「自主性」「集中力」「遂行力」すべてにおいて、自発的に歯みがきをする子どもの方が身についていると親が感じている割合が高かったのです。
ぜひとも子どもに身につけてほしい「自発的な」歯みがき習慣。でも、子どもが歯みがきをイヤイヤするのって、よくあることです。いつごろから、すすんで歯みがきができるようになるのでしょうか。
今回の調査では、自発的な歯みがきができている子どものうち85%が、小学校入学前にできるようになったと答えたそうです。
一方で、「子どもの生活習慣やしつけについて、習慣づけるのが大変だと思うこと」についての設問では、最も多かった「明日の身支度(70.1%)」に次いで「自発的な歯みがき(62.6%)」が多く挙げられました。
また、ライオン株式会社が過去に行った別の調査では、3歳~6歳の子どもの68%が自発的な歯みがき習慣が未定着*という結果も。
子どもが自発的な歯みがきの習慣を身につけるには、やはりハードルもあるようです。
* 声をかけられないと歯みがきを始められない子どもの割合、2019年WEB調査3歳~6歳の子どもをもつ母親n=1423(ライオン調べ)
では、どうやって子どもに自発的な歯みがきの習慣を促していったらいいのでしょうか。
自発的な歯みがき習慣が身についている子どもの保護者に「歯育」のために行っていることを聞いたところ、「積極的な歯科検診(52.4%)」、「プラークチェッカーによるみがき残しチェック(40.2%)」「スタンプカードやアプリによる歯みがきを記録(11.6%)」など工夫をしていることが分かりました。
「みがき残しチェック」と「歯みがきの記録」ができる画期的なアイテムも登場しています。
2020年9月に発売された「クリニカKid’s はみがきのおけいこ」は、ライオン初となる「IoTハブラシ」を採用。ハブラシに接続したアタッチメントが手の動きを計測し、みがき残しをスマートフォンのアプリで確認することができます。
歯みがきへの興味を引き出し、子どもがみずから歯みがきしたくなる、歯みがきが続けられるコツを詰め込んだ、小児歯科専門家と絵本研究家とともに開発された新製品です。
※スマートフォンは含まれません
朝田芳信教授 歯科専門家(鶴見大学)
石井光恵教授 絵本研究家(日本女子大学)
実際に使用したモニターからは、歯みがき習慣にとどまらない感想が寄せられたそう。
「はみがきのおけいこを使い始めてから、きちんとした歯みがきの習慣が身についただけでなく、頑張りが結果につながることを学んだようで、今まで適当にすませていた習い事のサッカーも粘り強く練習するようになりました。」(3歳女の子のお母さん)
「自主的に歯をみがけるようになりました。みがく順番を自然と覚え、上達してきた姿をみて成長を感じます。
また、歯みがきだけでなく、このモニターをきっかけに、自転車を意欲的に練習するようになりました。練習すれば上手になると理解できたようです。」(4歳男の子のお母さん)
忙しかったり疲れていたりすると、ときに大変に感じられることもある子どもの歯みがきですが、歯の健康にとどまらず、子どもの心身の成長をサポートしてくれると思うと、がんばりたいもの。子どもにとってもママ&パパにとっても、楽しい歯みがきタイムになりますように。
「子どもの教育・歯育に関する実態調査」調査概要
・調査主体:ライオン株式会社
・期間 :2020年9月18日(金)~9月23日(水)
・調査地域:全国
・方法 :インターネット調査
・対象 :3歳~8歳のお子さま子どもをもつ保護者412名
名称 | 「子どもの教育・歯育に関する実態調査」調査概要 |
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内容・特徴 | ・調査主体:ライオン株式会社 |