6月から真夏日を記録するなど、今年の夏も猛暑が心配されています。大人に比べ体温調節の力が未熟な赤ちゃんや子どもとのお出かけでは、暑さ対策&熱中症予防をしっかりと心がけたいところ。役立つ新アイテムなどをご紹介します。
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抱っこひもの内側やベビーカーの背中の部分は、この時期熱気がこもりがち。赤ちゃんが熱中症にならないかと心配なママやパパも多いのではないでしょうか。
ハイセンスなベビー用品を扱っているダッドウェイが株式会社空調服とコラボして、オリジナルの「BabyHopper空調シリーズ」を開発。今までありそうでなかったファン付きの抱っこひもカバーとベビーカーシートがラインナップしました。
BabyHopper空調シリーズの特長は、ファンから取り込んだ風を背中全体へ行きわたらせる三次元立体構造。
ストラップとベルトで簡単に装着ができ、風量は「強」「弱」の調節が可能です。使わないときはコンパクトに畳めて、持ち運びも簡単。ファンやケーブルなどの電気部品を取り外して水洗いもできます。
今では定番中の定番となった、エルゴベビーの抱っこひもを日本に広めたダッドウェイ。BabyHopper空調シリーズの抱っこひもカバーはエルゴベビー限定ではありませんが、抱っこひもの種類によってはカバーが取り付けられない場合もあるとのことです。心配な方は店舗で試着してみては。
商品名:空調抱っこひもカバー®
カラー :グレー、ブルー
価格:8,800円(税込)
対象 :首がすわってから
*単3電池4本使用(別売)
*エルゴベビー以外の抱っこひもの種類によっては、取り付けできない場合があります。
商品名:空調ベビーカーシート®
カラー:ブラック
価格:8,800円(税込)
対象:首がすわってから
*単3電池4本使用(別売)
<ダッドウェイ>
「手軽に深部体温を下げる方法」として近頃、TVの情報番組などでも紹介されている手のひら冷却。アメリカのスタンフォード大学が行った研究によると、動脈を冷やすよりも1/3の時間で深部体温を下げる効果があるとされています。
手のひらにはAVA(動静脈吻合)という動脈と静脈が連絡する特殊な血管があり、普段は閉じていますが体温が高くなると体温調節のために開放されるのだそう。
冷たすぎるとAVAが閉じてしまうため、体感15℃くらいの温度で冷やすのが手のひら冷却のポイントです。ちょうどいい温度の保冷剤が「手のひら冷却 アイスバッテリー®」。
真夏のお出かけのときなどに、赤ちゃんの体を保冷剤で冷やしてあげたいけれど、冷たすぎたらどうしようと心配になることはありませんか? 冷たすぎずぬるすぎない15度を1~2時間キープできるアイスバッテリーは、小さな子どもの熱中症予防に持たせておくのにも使い勝手がよさそうです。
*手のひら冷却は熱中症予防のための方法です。熱中症の症状があるときは手のひら冷却だけでなく、首や脇の動脈を冷やすといった方法で速やかに体を冷やし、医師の診察を受けるなどしてください。
商品名:体感15℃ 手のひら冷却 アイスバッテリー®fresh(青・ピンクセット)
価格:4,400円(税込)
<まつうら工業>
東京の品川区では毎年、区内の公共施設に暑さをしのぐための一時避難所、休憩スペースとして利用できる「避暑シェルター」を開設しているそう。今年も「避暑シェルターで すずしさ ひととき」ののぼりを目印に、文化センターや児童センター、保健センターなど区内の61施設でオープンしています。
「暑くて体がもうつらい」というとき、大人であればちょっとお店に立ち寄って涼んだりしますが、子どもにとっては用事のない場所に入るのはハードルが高く感じられるもの。登下校の途中や、公園で遊んだり習い事に行ったりというときに、もしも暑さで具合が悪くなったとしたら? 一時避難して暑さをしのげる公共施設などがあるかどうか、親子で話し合っておくといいかもしれません。
また、赤ちゃんと外出するときも夏はこまめな休憩を心がけたいところです。お出かけ前に、おむつ替えや授乳ができるスペースを備えた公共施設をチェックしておいて損はないはず。
熱中症対策として水分&適度な塩分の補給も忘れずに。暑さに負けないように気をつけながら、楽しい夏をお過ごしください。(ライター/山見美穂子)