9月1日は「防災の日」。関東大震災が起きた日であり、台風が発生しやすい時期でもあることから、地震や雨風による災害の被害を最小限にするために備える日として制定されました※。赤ちゃんや子どものいる家庭で役立つ非常食、防災備品などを紹介します。
目次
日持ちのする食品を災害時の備えとしながら、日常的に使っては買い足していく「ローリングストック」なら、ふだん食べ慣れたものを非常食にすることができます。
お弁当用のミートボールでおなじみの石井食品では、空気を抜いて密封し強い熱を加えて殺菌することで、保存料を使用せずに100日間の常温保存を可能にした技術を、さまざまな保存食に応用しています。四角い形で取り分けやすい「イシイの佰にぎり」には、子どもが食べやすいチキンライス味と、鶏ごぼう飯味もラインナップ。お出かけのときの軽食や、成長期のおやつとしても重宝しそうです。
商品名:イシイの佰にぎり 国産鶏ごぼう飯味/国産鶏のチキンライス味
価格:250円(税込)
<石井食品>
避難時には、パンやご飯などの炭水化物に栄養が偏りやすくなることが心配されます。でも、育ち盛りの子どもたちにはしっかり栄養もとらせたいのが親心。「7年保存野菜コンソメスープ」は、お湯または水で溶かして飲むことができ、不足しがちなビタミンや鉄分などの栄養を補える粉末のスープです。食物アレルギー28品目対応なのも、安心ポイント。
商品名:7 年保存野菜コンソメスープ
価格:810円(税込)
<株式会社グリーンデザイン&コンサルティング>
災害の恐れがあるときに、赤ちゃんや子どものいる家庭では早めの避難を考えることもあるでしょう。避難時や停電時でも、外部との連絡や情報収集のツールとなるスマホのバッテリーを維持できると安心です。
エレコム株式会社の「蛇腹LEDランタン付きポータブルバッテリー」はLEDランタンとして使いながら、電子機器3台の充電ができるポータブルバッテリー。水・非常食とあわせて備えておくと、キャンプなどでも活躍します。
商品名:蛇腹LEDランタン付きポータブルバッテリー
<エレコム株式会社>
エリエールブランドでおなじみの大王製紙株式会社が、紙モノ日用品の備蓄術や活用術を公開。一般的な25m巻12ロール分が4ロールになった80m巻のトイレットぺーパーは、省スペースで備蓄用にも。ウェットティシューは手や顔を拭いたり使用後の食器をぬぐったりするのに使えて、節水につながります。詳細はエリエール公式サイトの「お役立ち情報」に掲載されています。
赤ちゃんは必要な栄養やおむつのサイズなどがどんどん変わるので、災害時の備えもこまめにアップデートする必要があります。
ピジョン株式会社では、「あかちゃんと備えの輪」として自治体・避難所となるこども園・ドラッグストアなどと連携しながら、災害時に支援物資を届ける体制作りを行うとともに、公式サイトで災害時の赤ちゃんとの生活、月齢別グッズリストなどの情報発信を行っているので、参考にしてみては。
災害時に起こりうる危険を知り、危険な場所には近づかない、早めに避難するなどの「防災意識」を日ごろから育んでおくのも、大切なことです。
TAG株式会社が運営する防災メディア「いつもしも」では、子ども向け防災学習コンテンツ「いつもしも with Kids」内に防災をテーマにした自由研究応援コーナーを開設中。「防災マップを作ろう」「工作で防災グッズを作ってみよう」など、夏休みに取り組んでみてはいかがでしょう。
<TAG株式会社 いつもしも with Kids>
災害への備え方は、住んでいる場所や家族構成などによっても変わります。自治体の防災マップで、もしものときの避難場所なども確認しておきましょう。(ライター/山見美穂子)