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おでかけ

子どものアトリエ「親子のフリーゾーン」横浜美術館 横浜市

2018.01.17

◆自由に思いっきりお絵かきができる場所

横浜美術館にある子どものアトリエのプログラム“親子のフリーゾーン”に、ねんどデビューしたばかりの1才8か月の息子を連れて家族で参加してきました!

こちらは小学生以下の子どもと保護者が対象で、やわらかい土粘土で遊べる“ねんどコーナー”、水性のポスターカラーで壁や床にフリーペインティングができる“えのぐコーナー”、チラシや段ボールなどの材料をはさみやセロハンテープを使って工作ができる“かみコーナー”の3エリアがあり、思い思いにのびのびと好きな場所を行き来して遊ぶことができるのです。

◆子連れにも安心の予約システム!


▲待ち時間も走り回れる横浜美術館前の広場

定員は毎回先着500名。予約は1週間前の正午から直前の金曜日まで先着順でインターネット上でできるので、大混雑になったり、入場できないといった心配もありません。
フリーゾーンは、月に3回程度。1回1時間半のプログラムです。
15分前から受付なので、待ちきれない子どもたちが来て列ができ始めます。でもそれほど待たずスムーズに進みますし、少し時間をずらせば並ばなくてすみますよ。

グランモール公園・美術の広場を望む広い空間は子どもたちも駆け回れるので、むしろ待ち時間も楽しそう。ベビーカー置き場は入り口横。当日はスムーズな入場のためにも参加費として100円硬貨をお釣りなきようご用意を。受付を通過したら荷物を棚に置いて好きなエリアへ出発!我が家は予定通り一番手前の“ねんどコーナー”で遊ぶことに。

◆今日はどんな作品ができるかな?


▲大きな機械でねんどがこねあがります!

ここでは土粘土をこねる機械があり、遊び終わった粘土がまた塊になって出てくる様子も観察できます。そこで粘土をもらってヘラや糸などの道具を借り、作業開始!

長いテーブルにたくさんのお友達が座って夢中になってこねたりちぎったり。


▲こんな道具があるのか!と夢中に。

童心に返って遊ぶ我が家。パパがつくった力作のモアイ像にバナナをあげるという遊びをしていると、お隣のお姉ちゃんが釘付けに。そう、見渡してみるといろんなアイディアがもらえて家で遊ぶときの参考にもなるから親もいい刺激に!

そして遊び終わったら自分でお掃除とお片付けをします。汚れをゴシゴシ。ヘラはたわしでしっかり洗ってタオルでふいて元の場所に戻します。わからないことがあっても場の安全を守るたくさんの優しいボランティアスタッフがいて教えてくれるので初めてでも安心です!

▲次のお友達が気持ちよく使えるようにね!

◆はじめてのえのぐ体験!自分がキャンバスになっちゃう!

“えのぐコーナー”では水にぬれても大丈夫なようプレイウエアを着用!汚れないようレインコートを着ている親子も。子どもたちは好きな色のバケツから筆をとり、壁や床に自由に絵を描き本当に楽しそう。手や足、そしてお顔もカラフル!筆を持って歩くことやバケツをひっくりかえすこともあるので、大人も汚れてもいい靴やお洋服で!


▲色を混ぜる実験をしたり、研究中。

最初は不思議そうにしていましたが、えのぐが初めての息子も見よう見まねで遊び始めます。

手の甲にペインティングして感触を確かめているようです。手のひらにえのぐを塗り壁に手形をつけるお兄ちゃんのまねっこをしたり、子どもの遊びの幅が広がるのを体感できました。

4月~11月の晴天時には中庭で開催されるのでその時期にも来てみたいです。

◆やってみたい意欲が育める空間


▲身近にある素材で自分で自由にやってみよう

2階にある“かみコーナー”は作った作品を持ち帰ることができるので何度も通って少しずつ作品を完成させる子もいるそうです。

28年も前からこの3つのコーナーが変わらずにあるのは、継続的に通えて子どもの成長を実感できる貴重な場所となっている証ですね。

また子どもの造形に対する興味や「やってみたくなる気持ち」を育むための場としてミニギャラリーもあります。この日は日本のファーブルとも称される絵本作家、熊田千佳慕さんの作品が展示されていました。草花や虫が大好きな息子も興味を示しており、ところどころに造形のヒントがちりばめられています。

息子には少し早いかなと思っていましたがそんなことはなく、まだあんよ前の赤ちゃん連れの方もいてかわいい手作りの授乳スペースがあったのにもほっこりしました。


▲優しい配慮がところどころに感じられました

開催日の1週間前に予約受付が始まり、当日は時間内であれば混雑を避けて入退場できるので予定が見えにくい小さな子を持つ親にはありがたいシステム。たっぷり遊んでもまだお昼前!

午後はみなとみらいをお散歩したり子連れで横浜を満喫できる楽しい1日が過ごせそうですね。

(取材・文:アネモネ)

横浜美術館 子どものアトリエ

■住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
■電話:045-221-0300
■対象:小学生以下の子どもとその保護者
■参加費:小学生以下は無料
保護者および中学生以上100円
■開催:日曜日(月3回程度)10:00~11:30

詳細は以下URLにてご確認ください。

http://yokohama.art.museum/education/children/freezone.html

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