東京のオフィス街のど真ん中、大手町に、なんと牧場があると聞いて早速行ってきました。
▲ アルパカにも会えます
◆ 最寄りは東京駅という超好立地
JRでは東京駅、地下鉄では大手町駅が最寄り駅という、オフィスビル街。総合人材サービスで有名なパソナグループのロゴを目印に向かうと、「大手町牧場」という看板が。ここはJOB HUB SQUAREというビルの中にある牧場なのです。
こちらは地域産業の担い手となる酪農分野の人材育成を目的に設立され、「酪農」や「食」に関するセミナーやイベントが開催されています。小さな子連れでも見学が可能だそうで、餌やり体験などもできます。
◆ 早速、見学をすることに。
1回の見学時間は1時間。平日は12時~18時まで6枠、土曜日は12時~17時の5枠。当日、受付で申し込みもできますが、人数制限もあるため、事前にネットで参加人数と連絡先を申請するのがおすすめです。
土曜日はすぐに埋まってしまうので、お早めに計画を。
日により酪農に関するセミナーや乳製品作りの体験講座もあり、同じく予約ができますが、こちらも大人気です。
そして当日はビルの1Fの受付へ。“入館証”を受け取って、エレベーターで13階へ向かいます。周囲はビジネススーツの人ばかり。
エレベーターを降りると、「大手町牧場Cafe」の看板を発見。しかし周囲は普通のオフィスのフロア。半信半疑でカフェの入口を通過すると、ちょっと動物のにおいがし、牧場の入口に到着します!
▲ この先に牧場があるとは……。
ベビーカー置き場は牧場内にあるのでご安心を。
◆ 本当に牧場があった……。
扉の奥からは「メェ~」とか「コケコッコー」とか、にぎやかな声がしてきます。柵の向こうには、ヤギやアルパカ、ジャージー牛がいました。地面が土ではなく床というのも、オフィス内の牧場という雰囲気が漂っています。
▲ かわいいヤギがたくさん
奥へ進むと、ミミズクとフクロウが枝の上で休んでいました。耳があるのがミミズクで耳がないのがフクロウです。そんな違いも親子で話せて楽しかったです。
▲ フクロウとミミズクがこんな間近に。
また、向かいには烏骨鶏とフラミンゴとショウジョウトキが自由に過ごしていました。烏骨鶏の産みたての卵の殻があったり、子どもたちも夢中でした。
▲ 本物の烏骨鶏にはママたちが反応していました
◆ えさやり体験もできます
100円で干し草を購入して、ヤギやアルパカに直接餌をやることができました。噛まれると危ないので、軍手をして手で食べさせるか、深めのスコップに餌をのせて食べさせることもできます。
▲ 餌やりは子どもも大人も楽しい
小さな子はちょっとこわがったりもしますが、食べているところをみるのはとても楽しそうでした。
▲ 軍手をはめてヤギに餌をあげました
動物の種類や頭数は時期により変更されるそうですが、牛、ヤギ、ミニブタ、アルパカ、烏骨鶏、フラミンゴなどがいる、見ごたえのある牧場でした。
◆ トマトやパプリカの栽培も
ちょっとしたスペースにもミニトマトやミディトマト、パプリカが栽培されていました。スーパーでよく見る身近な野菜が、どんなふうにできているのか観察することができました。
▲ 食べちゃいそうになるけど、見るだけで
田植えの様子のパネルも展示されていたり、日程によってバターやアイスクリーム作りが体験できるので、食育の観点からも楽しく過ごせる魅力的な場所。
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◆ 牧場のあとはカフェでソフトクリーム♪
牧場を出るとカフェスペースがあり、おいしい牛乳で作られたヨーグルトのドリンクやソフトクリームを食べることができました。
濃厚でとってもおいしいアイスクリームは大人気。子どもたちが夢中になって食べてくれたので、ママもほっこりできました。
▲ 良心的な価格設定は子連れにはありがたい
また、フロアのトイレにはおむつ替えの台もあったので、小さな子連れでも安心。この日もベビーちゃん連れのママたちも多かったです。
◆ 大手町牧場、リピート決定です
今回は見学のみでしたが、次回はアイスクリーム作りの講座に参加したいと思いました。
また、食育としてもクイズがあったり、未就学児や小学生でも楽しめそうでした。
おいしいアイスクリームも食べられ、動物とふれあえ、学びも深められる場所。OL時代は大手町をベビーカーで歩くとは想像もしませんでしたが、とても楽しい時間が過ごせました。
とてもおすすめの場所でしたので、ぜひ見学に行ってみてください。
(取材:文 アネモネ)
<大手町牧場>
■住所 : 東京都千代田区大手町2-6-2 JOB HUB SQUARE 13階
■開設時間 : 平日 12:00~18:00、土 12:00~17:00 (日祝は休館)
※ 事前予約が必要です。安全確保の為、予約者多数の場合は入場制限する場合もあります。
※ ビルの管理運営に応じて時間は変更となる可能性があります。