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自分が子どもの頃から何度も足を運んでいる青葉の森公園。そして、その敷地内にある千葉県立中央博物館。
今回、わが子たちと一緒に行ってみたら、新たな発見や楽しみがありました。
青葉の森公園は、千葉市の中央部に残された貴重な樹木及び自然の地形をできる限り生かし、緑に調和した文化の香り高い総合的な公園。自然鑑賞やレクリエーションだけでなく、文化・スポーツといった機能もあわせもっています。
わんぱく広場の広い芝生やアスレチック、水の広場での水遊びや、手作りおもちゃを作ったり遊んだりできるつくしんぼの家など、子どもが楽しめるスポットがたくさん。
つくしんぼの家は千葉県の「赤ちゃんの家」に登録されていて、授乳室やおむつ替えベッドがあり、おむつ替えコーナーは男性の方も利用できるそう。トイレには幼児用便座もあるので小さな子も安心です。
広い公園には3か所の駐車場がありますが、博物館に近いのは北口駐車場。
「いざ!博物館へ!」と張り切って向かうと新型コロナウイルス対策のため開館時間がいつもの9時から10時に変更になっていました。
「えー!」とがっかりしたものの、開館時間までアスレチックへ行こうと話すとすぐにご機嫌になる子どもたち。
アスレチックにはすでに多くの子どもの姿が。
▲アスレチックは未就園から小学校低学年まで楽しめる難易度
娘はローラー滑り台が気に入り、「おしりがいた~い」と言いつつ何度も楽しんでいました。
次に向かったのは生態園。
生態園は、生きものの自然の中での暮らしぶりを展示する野外博物館です。房総の代表的な森や林、草原が再現されています。園内には,海岸・森・草地などさまざまな景観が。水鳥の生息する池もあり、鳥の暮らしぶりも観察できます。
木のトンネル、様々な動植物との出会い。子どもたちにとっては、まるで冒険のよう。小学生の息子は「トゥ~トゥルル~トゥルル~ルルル♪」と、ドラクエの冒険BGMが自然と口からこぼれます(笑)。
▲植物を紹介するユニークな看板が多々あり、クスリと笑ってしまいます。
30分ほど散策し一番の収穫は、シデ虫との遭遇。「ファーブル昆虫記で読んだ通りだ!」と目を輝かせる息子。シデ虫は森のお掃除屋。イモムシの死骸に集まっている姿を見て「がんばれシデ虫!」と応援していました。
いよいよ中央博物館へ。
まずは「地学」のコーナー。
化石や鉱石に興味のある息子は、「すごくきれいだな~」「あっこれ持ってる!」と眺めていました。
一方、娘は大型展示に興味津々!「ねえ!見てマンモスだよ!私が見つけたの!」とみんなの手を引いていこうとします。息子はその手を振り払って、ひとつひとつじっくり見ていました。
次は「生物」のコーナーへ。
身近な生き物の模型や標本があり、子どもたちは「これは○○だよ」と次々に名前を言って得意そう。知っている生き物が多いため集中して見ていました。
▲生態園で出会ったシデ虫の展示も!
なにより子どもたちが喜んだのは「小動物展示室」。
生きたカエルや魚などが飼育展示されているのですが、ちょうどアカハライモリのごはんの時間でした。「食べた!可愛い!」と子どもたちは夢中で観察。
「まだ赤ちゃんのため、1日中餌をあげている状況」とのことで、しばらくは貴重な餌やりの時間に遭遇できる可能性大!?
最後にミュージアムショップでお買い物。
書籍や展示に関する商品がたくさんあってワクワク♪
息子はスピノサウルスの歯(¥6600)がどうしても欲しいと、散々駄々をこねましたが、高額なため今回は却下(笑)。代わりに鉱石2点を購入し、大切に飾っています。
▲本物の生き物入りガチャも魅力的!
今回は「地学」「生物」のコーナーを中心に回り、「歴史」のコーナーは通り過ぎてしましました。また、内容に興味はあるものの、展示の文章を読んで理解するということはまだ難しいよう。
自分自身もそうだったように、成長とともに見るポイントが変わり来る度に理解が深まっていくのだと思います。
目線が低くても楽しめるような配置、大型の展示も多く、小さな子でも楽しめる中央博物館。知的好奇心を刺激しに、ぜひ出かけてみてくださいね。
(取材・文:nicoai)
名称 | 千葉県立中央博物館と生態園 |
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住所 | 千葉市中央区青葉町955-2 地図を見る |
アクセス | 京成千原線・千葉寺駅下車徒歩20分 京葉道路松が丘インターから約5分 |
料金・参加費 | 一般300円 高校・大学生150円 中学生以下無料 (生態園は入場無料) |
お問合せ | ■電話:043(256)3111 |
関連情報 | ■開館時間:9:00~16:30(通常時)最新の情報はウェブなどでご確認ください。 中央博物館休館日カレンダー |