さわやかな夏の高尾山に行ってみませんか？

春や秋に比べれば人は少なめだし、空気は爽やか。

小学生以上なら、麓から登山もおすすめですが、乳幼児連れではやはりきつい。
リフトやケーブルカーを使って山頂近くまで登ってしまえばとっても楽です。
パパとお兄ちゃん、お姉ちゃんは麓から登る。
ママと赤ちゃんはケーブルカーで先回りというのもいいですね。

ケーブルカーは、高尾山口にある「山麓駅」から15分おきに出ています。
「山上駅」までたったの6分。
それでも、物足りなさは感じません。普通の電車では味わえない、斜めの床や窓から手の届きそうな山の植物などにワクワク感満載です！「高尾山駅」から徒歩３分で「高尾山さる園・野草園」もあります。

▲ケーブルを降りるとひときわ気持ちのいい空気です。

ケーブルカーを降りてから、山頂までは40分ほど。
途中のお土産物屋や休憩所でソフトクリームやお饅頭を食べるのも楽しい。山頂でおにぎりをほおばるのもいいですね。

薬王院でゆったりと休む

けれどももしスポンサー付き（？）などでお財布に余裕があれば、途中にある薬王院で精進料理を食べるのはいかがでしょう。

こちらは予約のみなので、あらかじめ予約をしておきましょう。
薬王院は、古くから修験道の霊山として山伏が修行を行う場所でした。

▲迫力のある天狗。畏怖の気持ちがわきます。

中に入れば、しんとした空気、カナカナの声、緑、黒く磨きぬかれた床、広々とした畳に、一気に疲れが取れる気がします。

ケーブルカー利用の場合は、この時点でそれほど疲れているわけではありませんが、靴を脱いで畳でゴロゴロ出来るだけでも、疲労回復効果は抜群です。

2名以上の予約であれば、畳の部屋にテーブルとイスの個室を選ぶこともできます。
※2020年8月現在はコロナ禍で、小部屋の用意はなく、換気のいい大部屋のみの対応です。

食事は精進料理です。ちょっと塩味の濃いお吸い物が、汗をかいた体に優しく染み渡ります。
「野菜のみ？力が出ないなあ」という心配はご無用。
刺身やうなぎなどに似せた工夫を凝らした野菜料理は品数も多く、十分満足できます。

▲写真は高尾膳（3900円）。この他に天狗膳（2900円）や季節の御膳があります。

お料理の横にはポストカードが添えられていました。

▲表には薬王院のイラストが、そして裏にはそれぞれ違うお言葉が…。
心に染みます！

薬王院でがっつりと英気を養って、再び出発。山頂はすぐです。

▲すばらしい景色を堪能します。
帰りは、静かで吊り橋のある４号路、谷沿いでちょっとハードな６号路など選ぶのも自由。

▲４号路は、人が少なくておすすめ。自然がいっぱいで、吊り橋もあります。

高尾山は、ケーブルカーもあって登りやすいせいか、ベビーカーで来る人も多いんですよ。

▲ベビーカー使う人向けの看板もあり。幼児も頑張って歩いています。

▲高尾山の自然に関するクイズなどもあり、飽きません。

ただ、軽視していると痛い目に合います。山であることをしっかりと自覚して、履きやすい靴、荷物はリュックで、しっかり登る心構えも忘れずに！

途中にはベンチもたくさんあるし、展望の良いところもたくさんあります。

ゆっくりと子どもの体調をみつつ、山路を楽しみましょう。

駅前に温泉もありますので、日帰り旅行も満喫できますね。自然と親しみ、家族の絆も確認できる山登り。新宿から特急で50分というアクセスのよさも魅力。

さあ、外に出て、自然に触れ合いにいきましょう。