2021年7月にオープンした、ZUKAN MUSEUM GINZA(ずかんミュージアム銀座)。
生き物図鑑の中に入りこんだような体験ができると聞き、遊びに行ってきました。
新感覚のミュージアムの見どころや、小さな子ども連れでの楽しみ方をご紹介します。
目次
最寄り駅は、東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」(C1・C2・C3出口)、日比谷線・千代田線「日比谷駅」(A1出口)、都営地下鉄三田線「日比谷駅」(A1出口)、JR「有楽町駅」(銀座口)。どの駅からも歩いてすぐです。
ZUKAN MUSEUM GINZAのある「東急プラザ銀座」の隣は、数寄屋橋公園。遊具はありませんが、ベンチでひと息つける都会のオアシスです。
公園の奥には、地下鉄のC1出口エレベーターがあります。丸ノ内線の改札近くの出入り口ですので、地下鉄からベビーカーでアクセスする場合は、C1出口から公園を抜けるのが便利です。
「東急プラザ銀座」に着いたら、中央エレベーターで6階へ。降りたところが、ZUKAN MUSEUM GINZAのエントランスです。
ロッカーやベビーカー置き場はエレベーターを降りて右手、授乳室やオムツ替え台は、4、10、11Fにあります。
ミュージアムへの入場は、オンラインでの事前予約制。予約・チケット購入ともに公式WEBサイトから行います。締切は入場希望時間の1分前まで。空きがあれば直前でも予約・購入することができます。
受付で、1グループにつき1つ貸し出されるのが、生き物探索に欠かせないアイテム「記録の石」!
言語設定は「日本語」「英語」のほか、ひらがなのみの設定もあります。
紐の長さは調整可能ですので、肩にかけたりペンダントのように首から下げたりできます。
光る石に興味津々の息子。だんだん図鑑の世界に引きこまれているようです。
館内へ案内されるとすぐ、「記録の石」の使い方やミュージアム探索のポイントについて、スタッフが簡単にレクチャーしてくれます。
さっそく木の上にサルの姿が!こちらの様子をじっとうかがっているようです。
ミュージアムにいる生き物は、『小学館の図鑑 NEO』シリーズの中から、ミュージアムの監修チームによって選定。人に出会うと、それぞれの生態に基づいて反応します。
鳴き声やしぐさで威嚇したり、一目散に逃げてしまったり。まるで本物のようなリアルさ!
生き物が近くにいると、「記録の石」が反応します。
生き物の体が白く光りはじめたタイミングで、白丸のボタンにタッチ!
記録に成功すると、生き物の名前や生態などの情報が表示されます。
記録するタイミングにコツがいりますが、ひらがなの読める年齢の子どもなら、使い方にはすぐに慣れるでしょう。
記録した生き物の数が増えると、石の色も変化します!
「記録の石」は1つ300円で追加貸出もできます。
少し大きな子どもはやはり“自分の石”を持ちたくなるかもしれません。
小さな子どもは、石がなくても、壁や岩に映し出される生き物を見つけて楽しんでいるようでした。
もうすぐ2歳になる娘には「少し早いかな……」と思ってお留守番だったのですが、大人や友達といっしょに館内を探検している小さな子どもも、思っていた以上に多かったです。
今度は動物の大好きな娘も連れて来たいです!
ミュージアム内は「ワイルドフィールドゾーン」「ウォーターフォールゾーン」「アンダーウォーターゾーン」「アントビューゾーン」「ディープフォレストゾーン」に分かれています。ゾーンの間にはっきりした境目はなく、それぞれのゾーンに生息する生き物を探しながら自由に行き来できます。
「アンダーウォーターゾーン」では、世界各地の淡水に住む生き物に出会えます。
大きな海獣がゆったりと泳ぐ空間は、まるで水中のようです。水中にさしこむ陽の光まで、リアルに再現されています。
アリの目線で潜り込んだ雑木林は、さまざまな昆虫たちの住み家。
巨大カブトムシや、リアルなムカデにも遭遇!
息子が思わずダッシュして逃げ出すほどの迫力でした。
「ディープフォレストゾーン」では、ハイイログマにも出会いました。
森の奥からのっそりと現れて、木に体をこすりつけたりとユーモラスなしぐさも見せてくれます。少し周りと隔たった空間という効果もあって、木陰からそっと見守っているような気持ちになります。
子どもたちも怖がらず、静かに観察していました。
「記録の石」は、館内時間で2日経つと力がなくなってしまいます。
石の力がなくなったあとも館内にいることはできますが、タイムリミットが来る前にできるだけたくさんの生き物を記録したい!
生き物探しにも、自ずと熱が入ります。
同じゾーンも、日中と夜ではまったく違うムードに。
日本の川辺を再現した「ウォーターフォールゾーン」では、暗くなるとホタルの姿も見られます。
各ゾーンにいるのは、大型の生き物だけではありません。蝶やトカゲといった、小型の生き物も生息しています。
小さくてすばしっこい生き物は、人影を察知すると岩や草葉の陰に逃げ込んでしまい、記録するタイミングがけっこう難しい!
ふだん魚や虫取りをしている子どものほうが、うまく記録できるかもしれません。
生き物探しに疲れたら、岩や石を模したベンチに座って小休止。
息子も、石の使い方に慣れてくるにしたがってどんどん夢中になり、好奇心のおもむくままにミュージアム内を動きまわります。
各所に座れる場所があるので、子どもの後を追うのに疲れてきた大人もひと息つけます。
入館してから1時間ほどすると、「記録の石」の力も消滅。
出口の手前にある「ゴールエリア」で石を台座にセットすると、記録した生き物たちが石から飛び出し、元の場所へ還ってゆきます。
代わりにもらえるのが、滞在中に記録した生き物がわかる「記録の証」!
記録した生き物は、黒く塗りつぶされています。
次々に記録していたつもりでしたが、まだまだ未知の生き物がたくさんいるようですね……。
次回訪れたときには出会えるといいな、と思います。
「記録の証」を、出口にある公式ストア「memoria(メモリア)」へ持っていくと、○のついた生き物のカードを1枚もらえます!
「生き物カード」は、公式ストアでも販売されています。
生き物の姿をあしらったクッキーや文具、Tシャツやマスクやなど、品揃えも充実!大人も欲しくなるようなキュートなデザインです。
動物の苦手な5歳息子に、少しでも生き物に興味を持ってほしいとやってきた、ZUKAN MUSEUM GINZA。リアルな映像・音声や「記録の石」の力に惹かれたのか、生き生きと動き回っていてひと安心でした♪
体験を機に、『公式生き物図鑑』や、『小学館の図鑑 NEO』シリーズを手に取る子どもも多いでしょう。
ゲーム感覚で楽しみながら知的好奇心を引き出すミュージアムへ、ぜひ足を運んでみてください!
(取材:文 桐谷きこり)
名称 | ZUKAN MUSEUM GINZA(ずかんミュージアム銀座) |
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WEB | https://zukan-museum.com/ |
営業時間 | 平 日:11:00~19:00 土日祝:10:00~19:00 |
定休日 | なし |
住所 | 東京都中央区銀座 5-2-1 東急プラザ銀座6F 地図を見る |
アクセス | 【電車】 ・東京メトロ 銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」C1・C2・C3出口 徒歩1分 日比谷線・千代田線「日比谷駅」A1出口 徒歩2分 ・都営地下鉄 三田線「日比谷駅」A1出口 徒歩2分 ・JR 「有楽町駅」銀座口 徒歩4分 【駐車場】 東急プラザ銀座の駐車場を利用可。30分310円。施設内での利用金額に応じて割引サービス有。 |
料金・参加費 | 事前に公式WEBサイトでの来館予約とチケット購入が必要。 大人(18歳以上)2,500円 中高生 1,700円 小学生 1,200円 未就学児(3歳以上) 900円 ※ハンディキャップ割引料金あり。 ※毎週水曜日と毎月16日は割引あり。 |
お問合せ | 電話: 03-6228-5611(受付時間 11:00~19:00) |