「わくわく大冒険の森」
「軽井沢おもちゃ王国」は、標高約1100メートルの高原にあるおもちゃのテーマパーク。園内では、たくさんのおもちゃで遊べるだけでなく、乳幼児も楽しめるアトラクション、アスレチック、渓流釣りなどさまざまな体験ができます。2021年にリニューアルされた「わくわく大冒険の森」には、北関東最大級規模の約120ものアスレチックエレメントが!
自然豊かな北軽井沢で、小さな子どもが主役になって遊べるテーマパークをご紹介します。
目次
「軽井沢おもちゃ王国」までは、最寄りのJR吾妻線「万座・鹿沢口」駅より路線バスかタクシーで約10分。
道路状況にもよりますが、JR・しなの鉄道「軽井沢」駅からは車で30分~1時間ほどです。予約制の送迎バス(有料)も出ています。料金や時刻は公式WEBサイトでご確認を。
我が家は、レンタカーで軽井沢駅から向かいました。
途中には、江戸時代に浅間山の噴火で流れ出た溶岩帯の広がる「鬼押出し園」も。北軽井沢の雄大な景色を眺めながらのドライブは爽快でした!
入場ゲートでチケットを購入して園内へ。
チケットは、入園券とフリーパスの2種類。入園券には「おもちゃのお部屋」への入室料も含まれています。
各アトラクション個別に乗ることもできますが、園内を存分に楽しむならフリーパスの購入がおすすめ!
東京ドーム1個分以上の広い園内には、アトラクションエリア、おもちゃのお部屋エリア、自然・アスレチックエリアがあり、天候や子どもの興味関心に合わせて遊べます。
さあ、どこへ向かおう?
ワクワクしながら、まずは正面ゲート奥にそびえる大観覧車へ。
高さ65メートルの大観覧車は「軽井沢おもちゃ王国」のシンボル。高く上った観覧車の中からは園内が一望できます。
訪れた日はあいにく雨模様だったのですが、晴れていたら雄大な浅間山もくっきりと見渡せるのだそう。壁や床が透明になった「パノラマゴンドラ」もおすすめです!
大観覧車などの一部のアトラクションは、原則雨天でも運転しているとのこと。
小雨の中、レインコートとポンチョを羽織った子どもたちは、興味津々でアトラクションを渡り歩きます。
子どもに大人気の「GO!GO!キッズトレイン」。
運転レバーを自分で動かしてスピード調節したり、警笛を鳴らすこともできます。計器も本格的!5歳息子もすっかり運転手気分でした!
遊んでいるうちに小雨も止み、いろんなアトラクションを利用することができました♪
「軽井沢おもちゃ王国」では、2歳以上なら付き添いがあれば12種類すべてのアトラクションに乗ることができるんです!0歳から乗れるアトラクションも5種類あります。
まさに、小さな子どもが主役の遊園地!
フリーパスがあれば、お気に入りのアトラクションに何度も乗ることができます。我が家の子どもたちもアトラクションを堪能していました。
次は自然・アスレチックエリアへ!
アトラクションエリアを発着し、自然・アスレチックエリアをぐるっと一周しているのが「SLキングダム号」。
森や渓流、アスレチックなど、緑のなか移り変わる景色を楽しむことができます。
水辺には釣り糸を垂れる人たちの姿が。ニジマスをつかみどりできるスポットもありました。体験後は塩焼きも食べられるそうです!(渓流釣り:1回1時間または2匹釣れるまで/1,400円、ニジマスのつかみどり:1回20分/800円)
※釣った魚と食べる魚は別で提供となります。
水遊びのできる広場や、ウサギと触れ合えるコーナーも。
ワクワク感も高まり、「後であそこに行きたいね」と親子の会話も弾みました♪
2021年に大きくリニューアルされた「わくわく大冒険の森」は、約120ものアスレチックエレメント数、規模ともに北関東最大級!
保護者の付き添いがあれば2歳以上の子どもも利用できるとのこと。
2歳娘もいっしょに、家族4人でチャレンジしました♪
子どもは貸出用ヘルメットとプロテクターを装着して入場します。
「わくわく大冒険の森」という名前に違わず、コースは通路を通って木から木へ、森の中を進んでゆきます。ところどころにツリーハウスや、吊り橋などもありました。
2歳娘はちょっと怖がるかな?と思いきや、マイペースにトコトコ。
好奇心いっぱいの5歳息子はどんどん先へ!2歳娘はパパに任せ、必死に後を追う私……。
「付き添いの保護者は子ども1名につき1名必要」という決まりがあるのも納得です。
途中、コースがネット状になっていたり、急な階段などもありましたが、並走する板張りの歩きやすいコースを通って先へ行くこともできます。
森の中、すべり台やブランコで遊ぶこともでき、大きさや形のさまざまなツリーハウスがいっぱい。私も童心に戻って楽しめました♪
私と息子はひと足先にゴール!
2歳娘といっしょに後から戻ってきたパパに、「どうだった?」と尋ねると、「ツリーハウスの窓から外を眺めてご機嫌だった」とのこと。
段差や急な階段などは夫が手助けしたものの、ほぼ自力で歩いてきたそうです。
親子で自然の中、体をたくさん動かして冒険しました。
豊かな自然の中で運動した後は、「おもちゃのお部屋」で遊びました。
冷暖房完備で天気や気候にかかわらず遊べる「おもちゃのお部屋」。リカちゃん、アンパンマンなどの人気のおもちゃやテーマごとに分かれており、次はどこで遊ぼうか目移りしてしまいそうなほど。子どもにとって夢のような場所です!
おままごとの好きな娘は、引き寄せられるように「メルちゃんのお部屋」へ。
メルちゃんにお着がえさせたり、ベッドに寝かせてお熱を測ったり、おもちゃのベビーカーに乗せて室内をお散歩したりと、メルちゃんの世界に入り込んで遊んでいます。
2022年で30周年を迎えるメルちゃん。
訪れた日には、イベント広場でメルちゃんと写真撮影もできました!
一方、息子は「トミカ・プラレールランド」でプラレール遊びに熱中!
以前からYouTubeで観て気になっていた「変形ドデカシンカンセン」を見つけて大喜びでした。
知育玩具やボードゲーム、木のおもちゃで遊べるお部屋など、合わせて11館の「おもちゃのお部屋」。
あえてテレビゲームのような映像メインのものは置いておらず、五感で体験しながら遊べるおもちゃを揃えているとのこと。
気になっていたおもちゃを実際に手に取って遊んでみたり、思いがけずお気に入りのおもちゃに出会ったり。おもちゃ遊びを通して、同じ空間にいる子どもとのやりとりが生まれるかもしれませんね。
「おもちゃのお城」では、期間限定のイベントやフェアなどが開催されています。
2022年4月22日~11月23日(予定)は、「こどもスタジオ NHKキッズキャラクター大集合!」を開催。※おもちゃ王国入園料とは別に料金が必要。0歳~一人400円。フリーパスは利用できません。
館内ではEテレの人気番組「いないいないばあっ!」「おかあさんといっしょ」「みいつけた!」の世界を楽しみながら遊ぶことができます。
館内にはおなじみのキャラクターがいっぱい。
主題歌が聞こえてくると勝手に体が動きだした2歳娘。「いないいないばあっ!」のコーナーで“ワンワン”に扮し、スタジオセットを模したコーナーで“ワンワン”になりきって踊っていました♪
園内は小さな子連れでもとても過ごしやすいです!
各所におむつ替え台を備えたトイレや授乳室があり、探し回らずにすむのはもちろんのこと、トイレには補助便座がついていたり、手洗い用の流しには踏み台がついていたりと、そこかしこに小さな子どもへの配慮が行き届いています。
アトラクションエリアの「総合案内所」では、園内用ベビーカーの無料貸出も行っていました。
「総合案内所」では、おむつ、おしりふき、雨具や衣類などを販売。水遊びで着てきた服が濡れてしまったときの着替え用にも重宝しそうです。
粉ミルクや離乳食も販売されており、離乳食を温めるための電子レンジも利用できます。
「室内飲食スペース」のテーブルには、子ども用の椅子もセットされていました。席間が広く開放的な空間で、居心地がよかったです。
子どもたちは「カレーBOXカー」を注文!色鮮やかな車の容器を前に、ほくほく顔でした。
ほかにもうどんやラーメン、タコライスやロコモコ丼などのメニューがありました。ラインナップは時期により異なるとのこと。お弁当の持ち込みもできるそうです。
お天気のいい日には、屋外のテーブル席で食べるのも気持ちが良さそうですね。
「おもちゃのお部屋」で遊んでお気に入りになったおもちゃは、正面ゲートに隣接する「トイズショップ」で購入できます。※一部取り扱いのない商品もあり。
メルちゃん、シルバニアファミリー、トミカ・プラレールなど、品ぞろえも充実!「軽井沢おもちゃ王国」オリジナルデザインのトミカなど、限定グッズやお菓子なども販売されていました。
お土産や家族旅行の思い出の品を探してみてはいかがでしょうか?
小さな子どもがのびのびと遊べる「軽井沢おもちゃ王国」。
アトラクション、アスレチック、おもちゃのお部屋と盛りだくさんで、丸一日遊んでも遊び足りないくらいでした!
王国から徒歩5分のオフィシャルホテル「ホテルグリーンプラザ軽井沢」には、フリーパスや入園券とセットになった宿泊プランもあるとのこと。
大自然に囲まれた「軽井沢おもちゃ王国」へ、家族でぜひ遊びに行ってみてください!
(取材・文/ 桐谷きこり)
名称 | 軽井沢おもちゃ王国 |
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WEB | https://www.omochaoukoku.com/karuizawa/ |
営業時間 | 営業日 4月22日(金)~11月23日(水) 予定 ※2022年。毎年変動あり。 10:00~17:00(11月は~16:30) ※季節によって変動あり。 |
住所 | 群馬県吾妻郡嬬恋村大前細原2277 地図を見る |
アクセス | 【電車・バス】 JR・しなの鉄道「軽井沢」駅よりバスで約60分。※送迎バスあり。(有料・予約制) JR吾妻線「万座・鹿沢口」駅より路線バス又はタクシーで約10分。 【車】 東京方面から:碓氷軽井沢ICから30km、約60分 長野方面から:上田菅平ICから35.2km、約50分 新潟方面から:沼田ICから68.3km、約90分 |
料金・参加費 | 【入園券】 大人1,200円 小人900円 【フリーパス】 大人3,300円 小人3,100円 (入園+乗り物フリー+わくわく大冒険の森。渓流釣り・体験イベントは別途料金が必要) ※大人:中学生以上/小人:2歳~小学生まで(0歳・1歳は無料) ※「おもちゃのお部屋」は入園券で利用可。(イベント開催時の「おもちゃのお城」は除く) ※WEB・コンビニで割引入場券を事前購入可。詳細は公式WEBサイトをご確認ください。 |
お問合せ | 電話: 0279-86-3515 |
駐車場情報・駐車料金 | 専用駐車場あり(無料) |