東京ドームシティにある「宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)」。
臨場感たっぷりの大型映像や音響・暗転の効果を用いたコンテンツが複数あるため、通常は入館を4歳以上に制限しているTeNQですが、不定期で開催されるファミリーデーには、4歳未満の子どもも入館できるんです!
「宇宙」をテーマにしたワクワクする展示がいっぱいのTeNQを、2歳の娘といっしょに楽しんできました♪
目次
最寄り駅は、JR「水道橋駅」(西口)、都営地下鉄三田線「水道橋駅」(A2出口)、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」(2番出口)、都営地下鉄大江戸線「春日駅」(6番出口)。複数路線からアクセスでき、どの駅からも徒歩数分の好立地です。
TeNQは、JR水道橋駅・西口のすぐ北をはしる外堀通りを渡って東京ドームへ向かう途中の「黄色いビル」の中にあります。
エレベーターで、ミュージアムのある6階へ!
降りてすぐ左手がTeNQのエントランスです。
入館チケットは、当日券と前売券の2種類。
当日券は「TeNQチケットカウンター」にて販売、前売券は「オンライン(Webket)」または「セブン-イレブン」店頭にて購入できます。
4歳未満の小さな子どもは、通常はTeNQには入館できませんが、土日や長期休暇などに不定期開催されている「TeNQファミリーデー」には、入館OK!
館内の照明が通常よりも少し明るめだったり、ベビーカーの持ち込みや通行ができたりと、小さな子連れでも過ごしやすくなっています。
スタンプラリーやワークショップなど、ファミリーデーならではのイベントも開催されているとのこと。
4歳未満の子どもは入館料が無料なのもうれしいですね。
展示の最初に観る映像コンテンツの上映時間に合わせ、入館は15分ごととなっています。(毎時00分/15分/30分/45分)
入場の案内があるまでのあいだは、エントランスフロアで待ちます。
壁面には、宇宙にまつわるさまざまなディスプレイがずらり!娘は、月とうさぎのオブジェがお気に入りのようでした。
眺めていると、あっという間に入場時間になりました。
うす暗いトンネルを抜けたところは「はじまりの部屋」。
古代から現代まで、人間が抱いてきた宇宙へのイメージが、プロジェクションマッピングによる映像として映しだされます。
立体的な映像が壁面全体に展開するので、迫力満点です!
その次の部屋は「シアター宙(ソラ)」。
こちらのシアター、スクリーンは床面にあいた直径11メートルの穴!
穴の周りは透明な仕切り板でぐるりと囲まれています。誤って落ちてしまう心配もなく、小さな子どもも仕切り越しに映像を楽しむことができます。
映像プログラムは3種類あり、回によって異なるプログラムが上映されるとのこと。私たちは「宇宙グランドツアー」を観ました。
太陽系外から、土星、木星、火星をめぐり、そして地球へ…!足元のスクリーンに映し出される宇宙の絶景を覗き込んでいると、まるで実際に探査機に乗っているかのような気分になります。
上映時間は、「はじまりの部屋」が約5分、「シアター宙」が約15分ほど。来館前は、2歳娘が大人しく観ていられるのか気になっていました。ですが、上映時間も短めで、小さな子連れファミリーがほかにも数組いて心強く、親子でため息が出そうな美しい映像に見入ることができました♪
映像が終わると、宇宙にまつわる最先端の研究成果を展示した「サイエンス」エリアへ。
エリアに隣接して、東京大学総合研究博物館・研究室分室の「リサーチセンター」があり、ガラス越しにリアルな宇宙科学研究の現場を見ることができます。
「リサーチセンター」での研究成果は随時「サイエンス」エリアの展示に反映されているとのこと。
壁面に展示された太陽系探査の最前線も見逃せません。
表面重力が地球の1万分の1ほどだという“小惑星イトカワ”の上に立っているような感覚を味わえるコーナーも。はやぶさ探査機が撮影した実寸大の表面画像の上に立っている姿を、鏡越しに見ることができます。記念写真を撮るのにもおすすめですよ!
火星に降り立ったような一角もあります。背景のパノラマ写真も、火星探査車が実際に撮影したものが使われているそうです。
フロアには、ほぼ日のアースボールや小惑星イトカワの小型模型など、手で触れられる展示物も。娘もアースボールを両手で抱えて、「これ、地球だね!」とニッコリ。
これまで図鑑やテレビ映像でしか見たことのなかった宇宙を、より身近に感じている様子でした。
「サイエンス」エリアらしく、ガイドツアーはロボットが担当!
参加するには専用のヘッドホン(300円)が必要です。ガイドツアーはループになっているため、途中からでも参加できます。
同フロアには、会話AIロボット「Romi(ロミィ)」もいました!
ロボットガイドツアーについての質問に答えてくれるのはもちろん、「お名前は?」「今日の天気は?」など、話しかけるとお返事してくれます。
姿かたちもおしゃべりする声もかわいらしく、娘も興味津々で話しかけていました。
宇宙をモチーフにした絵画や映像を観ながらくつろいだり、ゲームやパズルなどで思い思いに遊べる「イマジネーション」エリア。
ファミリーデーにはベビーカー置き場も設けられ、小さな子どもといっしょにのびのび過ごせます。
「ママ、あれやりたい!」
光りながら転がるボールを指さす娘に促され、「アストロボールGo!Go!Sphero」に挑戦!
スタッフのレクチャーを受けながらタブレットを操作し、制限時間内にリアルなボールを発射台まで転がしてロケットを跳ばすゲームとのこと。
2歳児にはちょっと難しいかも……と思いきや、私が悪戦苦闘しているあいだ、転がるボールを不思議そうに目で追っていました。
ゲームを終えて感想をきいてみると、「楽しかった!」とのこと。
けっきょく、親子でいっしょに楽しんでしまいました♪
ほかにも、質問に答えて自分が“かぐや姫”や“宇宙人”などのどのタイプにあたるのか診断してもらう「宇宙自分診断」、つくりたい惑星のピースをボードに貼っていく「みんなでつくる惑星パズル」など、参加型のコンテンツを楽しめます。
椅子に腰かけて宇宙映像を眺めながらくつろげる「眺めルーム」や、惑星や衛星のサイズや軌道を反映してデザインされた「太陽系テーブル」など、休憩コーナーも宇宙がモチーフになっていてとってもユニークです!
企画展示室では、宇宙や星をテーマに、さまざまな切り口で期間限定の展示やイベントが開催されています。
2022年7月7日(木)~10月17日(月)は、デビュー20周年になるサンリオの人気キャラクター「シナモロール」とのコラボ展示を開催。遠いお空の雲の上で生まれたこいぬのシナモロールにちなんで、雲のふしぎを解き明かす展示も!参加型企画や「TeNQ宇宙ストア」にて販売されるオリジナルグッズも要チェックです。
館内には、思わず写真を撮りたくなるようなフォトスポットがあちこちに!
出口手前の「ちょっと宇宙でフォト」コーナーも、インパクト大のフォトスポット。
来館の記念に、宇宙人といっしょに写真を撮ってみてはいかがでしょうか?
宇宙に関するグッズや書籍が並ぶ「TeNQ宇宙ストア」。入場はせずにストアのみの利用もできます。
宇宙関係の書籍は、子ども向けの本もセレクトして置いてあります。文房具やお菓子は、自分用はもちろん、お土産にも最適ですよ♪
小さな子どももいっしょに館内を楽しめる「TeNQファミリーデー」、いかがでしたでしょうか?
ワクワクする映像や日々アップデートされている研究・展示、遊べるコーナーなど、宇宙の魅力がたくさんつまったミュージアムへ、ぜひ出かけてみてください!
(取材・文/桐谷きこり)
名称 | 宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー) |
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WEB | https://www.tokyo-dome.co.jp/tenq/ |
営業時間 | 平 日:11:00~18:00(最終入館 17:00 まで) 土日祝・特定日:10:00~19:00(最終入館 18:00 まで) ※定休日なし(臨時の休館や営業変更の場合あり) ※当面の間は、営業時間を短縮して営業。詳細は公式サイトをご確認ください。 |
住所 | 東京都文京区後楽1-3-61 黄色いビル 6F 地図を見る |
アクセス | 【電車】 ・JR「水道橋駅」西口 ・都営地下鉄三田線「水道橋駅」A2出口 ・東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2番出口 ・都営地下鉄大江戸線「春日駅」6番出口 |
料金・参加費 | 当日券 一般 1,800円 シニア(65歳以上) 1,200円 学生(高/大/専門学生) 1,500円 4歳~中学生 1,200円 当日再入館券 600円 ※ハンディキャップ割引料金あり。 ※TeNQファミリーデーを除き、4 歳未満の入館不可。 |
お問合せ | 電話: 03-3814-0109(受付時間:営業時間内) |
駐車場情報・駐車料金 | タイムズ東京ドームシティ駐車場あり(30分毎440円) 休祝日およびイベント開催日は混雑するため、公共交通機関の利用を推奨。詳細は「東京ドームシティ」のWEBサイトでご確認ください。 |