JR函館駅からほど近い商業施設内にある「はこだてみらい館」と「はこだてキッズプラザ」。
「はこだてみらい館」には、子どもも大人も遊びながら科学に親しめるコンテンツがいっぱい！居心地の良いテラスではゆったりとくつろげます。
「はこだてキッズプラザ」では、天候にかかわらず小さな子どもが思いっきり体を動かせ、のびのびと過ごせました。
近郊から遊びに行くファミリーはもちろんのこと、遠方からの観光スポットとしてもおすすめの施設を紹介します。

JR函館駅から徒歩3分。バスや市電でもアクセスしやすい好立地！

赤いモニュメントが目を引くJR函館駅

「はこだてみらい館」と「はこだてキッズプラザ」は、JR「函館駅」から歩いて3分の商業施設「キラリス函館」の3・４階にあります。
函館駅のバスターミナルや市電「函館駅前電停」にも隣接しており、提携の駐車場もあるため、公共交通機関でも車でもアクセスしやすい立地です。

「キラリス函館」外観。市電の停留所もすぐそば

たくさんのホテルが建ちならぶ函館駅周辺。
私たちの泊まっていた宿からキラリス函館までも、歩いて数分！お散歩気分で向かいました♪

科学に親しめるコンテンツがいっぱいの「はこだてみらい館」

エレベーターで3階へ上って、まずは「はこだてみらい館」へ！
「はこだてみらい館」と「はこだてキッズプラザ」それぞれに入館受付があり、個別の入館券も購入できますが、時間に余裕があるならお得な２館共通券がおすすめです。

臨場感たっぷりの「メディアウォール」

入館してまず目を奪われるのが、国内最大級の巨大高精細LEDディスプレイを使用した「メディアウォール」！
イカやクジラなど、本物の姿や動きを忠実に再現した映像コンテンツが上映されています。スタッフの解説をききながら魚と競争したり、水中を泳ぐイカを操ったり、子どもから大人まで、遊びながら生き物の生態を学ぶことができます。

プログラミング関係の本や図鑑なども手に取って読めます

その奥には、スタッフに教えてもらいながら3Dプリンターやレーザーカッターを用いたものづくり体験のできる「ラボラトリー」も。

鉄道のジオラマ展示

メディアウォール横のジオラマは、スタッフに声をかければ動かしてもらえます。
電車好きの息子も、乗ったばかりの「北海道新幹線はやぶさ」などが走る様子を間近に見ることができてうれしそうでした。

移り変わる映像の楽しい「想像の廊下」

２人の子どもたちが気に入っていた「想像の廊下」。
足が触れると跳ね返る光など、通る人の動きに反応する映像に大はしゃぎでした。
ドローンで空撮した五稜郭公園の映像による空中散歩も楽しめます。

動物バージョンの「すくすくスケール」

画面の前に立つだけで身長が測れる「すくすくスケール」。
アルパカやキリンなどが画面に現れる動物バージョンのほか、宇宙人バージョンや季節限定バージョンも！ふだん身長を測ろうとしても動いてしまってうまく測れない小さな子どもも、画面をじっと眺めているあいだに測定できます。
画面には身長とともに測定日も表示されます。来館の記念に写真を撮るのもいいですね。

迫力たっぷりの映像を視聴できる「360 Studio」

360度の画面とマルチチャンネルサラウンドとともに函館の名所をめぐる「360 Studio」。
一風変わった観光ツアーが体験できます。
さらに、「シアター」では、3作品を日替わり上映。高精細プロジェクターによる高画質な映像を楽しめます。

自分で色を塗った生き物が「デジタル水槽」の中を泳ぎ回る！

生き物の色塗りを楽しみながら海の生態系についても学べる「デジタル水槽」や、自分の姿がユニークな映像になって映し出されてゲームもできる「インタラクティブミラー」など、館内にはほかにも好奇心を刺激されるコンテンツが揃っていました。

ゆったりとくつろげるテラス

テラスでは飲食もできます。
テーブル席のほか、ソファー席や、ワークブースになっている席もあり、気分や用途に合わせて利用できる居心地の良い空間です。

平日フリードリンクの自販機があるのもうれしい♪

窓からは、JR函館駅や海も見えて眺望良好。
自販機の飲み物は、なんと平日は無料です！ソフトドリンクやコーヒー、冷たい飲み物、温かい飲み物などが選べます。
近郊の施設のパンフレットやイベント案内なども置いてありますので、のんびり休憩しながら観光情報をチェックしたり、プランを考えてみてはいかがでしょうか。

雨天や雪でも遊べる屋内公園「はこだてキッズプラザ」

「はこだてキッズプラザ」インフォメーション

「はこだてキッズプラザ」は、「はこだてみらい館」の真上、キラリス函館の４階にあります。
インフォメーションで受付を済ませ、靴を脱いで館内へ！

プレイグラウンド

「プレイグラウンド」では、天候にかかわらず思いきり体を動かして遊べます。
わが家の子どもたちも、フロアに入るやいなや速攻で駆けだしていきました！
床はふわふわのマットになっていますので、小さな子どもが転んでも安心です。

雲状のネットには、大人も上れます

フロアの中でも一段と目を引く頭上のネット。天井は鏡張りになっていて、ネットの中に入ると雲の中を散策しているような感覚を味わえます。

お兄ちゃんのマネをして「飛び石」に挑戦！

ぴょんぴょん飛び跳ねられる遊具やクライミングウォール、知育玩具や絵本などの遊具やおもちゃが豊富にあり、子どもたちは思う存分遊びまわっていました♪
広いフロアの周囲はベンチになっていますので、付き添いの保護者も座って子どもたちを見守れます。

「ベビーパーク」

場内には1歳11ヶ月までの乳幼児専用の「ベビーパーク」も！
窓から函館駅の見える明るい室内には、木のボールが敷き詰められた「木の砂場」や、絵本やおもちゃがあり、小さな子どもがのびのび遊べるスペースです。

下の階とバーチャルにつながった「Sora」

インフォメーションのそばの「Sora」はバーチャルな吹き抜けになっていて、覗き込むと３階の「はこだてみらい館」の様子が映し出されていました。
マイクやスピーカーを通して、リアルタイムに会話することもできるそうです。

便利な飲食スペース！居住地問わず利用できる託児室も！

楽しい雰囲気のテラス

テラスでは飲食もでき、ベビーや子ども用の椅子も置いてありました。飲み物やおやつ、お弁当などの持ち込みも可とのこと。小さな子連れもゆっくり食事のできるスペースです。

陽当たりと眺めのいい託児室

さらに、場内には保育資格を所持するスタッフのいる託児室も完備！
利用対象は、2歳以上小学校3年生以下。料金は、1時間以内なら１人600円、2時間以内は1,200円、3時間以内は1,800円。1時間単位で、最大3時間まで利用できます。（3時間を超えて延長の場合は、以降30分600円）

函館市民でなくても利用可能とのこと！旅行などで滞在中の一時預かりもOKの心強いサービスです。
原則、事前予約制となりますので、利用前に公式WEBサイトで詳細を確認してみてくださいね。

いかがでしたでしょうか？
市内各地から大変アクセスしやすく、函館観光には欠かせない函館朝市までも歩いて数分。
館内のコンテンツでたっぷり遊びたいファミリーはもちろん、観光の合間や、交通機関の待ち時間に立ち寄るのにもよさそうです。
函館へ行った際には、ぜひ訪れてほしいスポットでした！　（取材・文／　桐谷きこり）