ツノがたくさんついた、小さくてあまーいお菓子、コンペイトウ。このコンペイトウがどうやって作られているか知っていますか?
今回は実際にコンペイトウ手作り体験ができる、「コンペイトウミュージアム堺」に行ってきました!
目次
ポルトガルからやってきたお菓子、コンペイトウ。
キリスト教宣教師のルイス・フロイスが織田信長に謁見した際、お土産として献上したconfeito(コンフェイト)が起源と言われています。日本で普及する中でコンペイトウという名前になったんだとか。
「コンペイトウミュージアム堺」は、信長の時代から南蛮商人が出入りし、商人の街として栄えた大阪府堺市にあります。
ここではコンペイトウの歴史や文化を学べるほか、日本で3ヶ所しかないオリジナルコンペイトウ作りも体験できますよ。
エントランスで出迎えてくれるのは、実際に工場で使われている大きな釜。
釜の中ではコンペイトウに見立てたトゲトゲのボールがぐるぐると回っています。子どもたちは大きな釜と不思議な動きをするボールに早くもくぎ付けに。
手作り体験のお部屋にはテーブルごとに置かれた小さな釜と、見本の色や形が展示されています。
グループごとに1つのテーブルを使うので、周りを気にせず気楽にコンペイトウ作りが楽しめるのもポイント。小さなお子さん連れでも安心ですね。
まずはオーダー用紙を使って、コンペイトウの大きさと色、味を選びます。
我が家は青と緑、そして金箔入り(別料金)にも挑戦してみることにしました。どんなコンペイトウができるかな?
コンペイトウについてのDVDを見て、作り方を学んだらいよいよ手作り体験がスタート。
釜の中に、まだ色がついていないコンペイトウを投入。味付け前の素朴な味を確認します。
釜の中のコンペイトウが温まってきたら、1つ目の色をふりかけて、まんべんなく色がつくように混ぜていきます。
最初に選んだ味の香料も入れて、「おいしくなあれ」と混ぜていくと、いい香りがしてきました。
半分だけバスケットに取り分けて、1つ目のコンペイトウが完成です。
残りのコンペイトウに、2つ目の色と香りを投入。1色目と混じると、どんな色になるかドキドキです!
最後にフンパツした金箔をそっとふりかけて完成。
コンペイトウが冷めるまで少し休憩。そしてもう1つのお楽しみ、試食タイムです。
試食できるのは数種類のコンペイトウと、同じくポルトガルからやってきた、昔懐かしいカルメラ焼き。
信長が好きだった(であろう)という、当時の味を再現したコンペイトウは見た目も食感も今とは全然違いました!ぜひ食べてみて下さいね。
最後にできあがったコンペイトウを袋や瓶(別料金)に詰めて完成です!
頑張った証の修了証もうれしいお土産になりました。
館内には大阪万博のライセンス商品や、色とりどりのコンペイトウが購入できるコーナーも。
筆者は試食した苦さがクセになるコーヒー味を購入しました。
かさばらず、お土産にもおやつにもぴったりのコンペイトウ。
家族でお気に入りの味をぜひ作ってみてくださいね。(取材・文/kidamaiko)
名称 | コンペイトウミュージアム堺 |
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WEB | https://konpeitou.jp/experience/ |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
住所 | 大阪府堺市堺区南島町4-148-12 地図を見る |
アクセス | 南海本線「七道駅」下車、西へ徒歩600m直進 詳細なアクセスはこちら https://konpeitou.jp/access/ 大阪府八尾市・福岡市にもミュージアムあり |
料金・参加費 | 手作り体験 *大人・・・中学生以上 *小人・・・3歳から小学6年生まで *乳幼児・・・0から2歳まで 乳幼児(0~2歳)は2名まで無料。 ※保育園・幼稚園等の団体は異なるため要問合せ。 ≪1人釜工房≫ 対象:大人1名で¥3,600 ≪2人釜工房≫ 対象: (1)大人2名で¥3,600 (2)大人1名+小人1名 計2名で¥3,600 ≪3人釜工房≫ 対象: ①大人1名+小人2名 計3名で¥3,600 ②大人2名+小人1名 計3名で¥3,600 *3人釜はお子さま含む場合のみ。 大人3名での利用の場合は2釜ご予約ください。但し、大人の方で障害者手帳をお持ちの場合は介助者含む大人3名で体験ができますので店舗までご相談ください。 |
お問合せ | 電話: 072-282-2790 |
関連情報 | 大阪府八尾市・福岡市にもミュージアムあり。 |
団体予約 | 詳細はこちらで確認のこと |