庭園だが、意外と子連れ向き
清澄公園が子連れにおすすめだったので、ご紹介します。
取材日も子連れさんがたくさんいました。
▲ベビーカー置き場あり。園内はベビーカーは無理です。抱っこひも持参で。
清澄庭園というのは、江東区にある都立公園です。
都営大江戸線・半蔵門線の「清澄白河」から徒歩3分なので、
思ったより行きやすいですね。
もともと江戸の豪商、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡とも言われていますが
それは証拠はないそうです。
その後、久世大和守の下屋敷となって、
明治には、あの岩崎弥太郎が買いとって造園をしました。
特徴は池。「回遊式林泉庭園」というものです。
「回遊式林泉庭園」というのはつまり、大きな池の周りをぐるりと回って散策をして、360度さまざまな方向から池をながめて楽しむというものです。
岩崎弥太郎は、石が好きで全国から名石を次々取り寄せたそうです。
自社の汽船を使って集めたのですね。
橋も石です。
伊豆、佐渡島、明石、さまざまなところから運ばれた個性豊かな石は、
なにかパワーを感じますよ。
大きな石灯籠は、風格があります。
道は悪いし、下手すると池に落ちそうだし、危なっかしいし、
そこを考えると、子連れには不向き。
でも、そこさえ気をつければ、おすすめです。
ポイントは景色の良さと、コイ、カメ、鳥がたくさんいることと、
入場料が安いことでしょうか。
コイの餌を買っていけば、大きなコイがわんさかよってきます。
ゆったりと泳ぐコイの横を、またのびのび泳ぐカメ。実に幸せそうです。
石の上で甲羅干ししているカメの様子も眺めることができます。
サギがいました。
じっとしていますが、実は餌をねらっていて、小魚を上手にパクっと食べます。
そんな様子をしばし時間を忘れて眺めるのも楽しいものです。
動物園より、近くで見られますね。
ゴロゴロの道ばかりではなく、休憩所もあります。
広々とした芝生でお弁当も食べられます。
近くには深川江戸資料館もあります。
三世代のお散歩には、とてもおすすめです。
おじいちゃん、おばあちゃんは庭を眺め、庭園の歴史を忍び
子ども達は、コイやサギやカメを眺めて
のんびりした休日をお過ごしくださいな。(宗像陽子)
<清澄庭園>
住所:江東区清澄3-3-9
問い合わせ先:03-3641-5892
アクセス:都営大江戸線・半蔵門線「清澄白河」駅下車徒歩3分
駐車場:なし
入場料;中学生以上150円、65歳以上70円