3歳になった記念に全国から親子連れが訪れる駅が長野県にあります。
その名も『三才駅』。
長野市大字三才字念仏塚にある、しなの鉄道北しなの線の小さな駅です。
「3歳のうちにぜひ我が子を連れていきたい」との悲願を持っていた我が家は、2016年4月、末っ子が4歳になる直前に行くことができました。周辺レジャーともあわせてとてもよい思い出になったので、東京からの三才駅ツアーをレポートします。
■電車ルート
列車の駅ですから列車で行くのが本来ベストなのかもしれません。
その場合は、東京駅-<北陸新幹線>-長野駅-<しなの鉄道しなの線>-三才駅
というルートがあります。
▲しなの鉄道しなの線
■車ルート
我が家は車で行き、周辺のプチ周遊を楽しみました。
東京都内から、関越自動車道・上信越自動車道を使い、約3時間で到着。
駅周辺に駐車場はありませんが、邪魔にならない場所に短時間停めて記念撮影をするぐらいでしたら、とがめられることはありません。
■ほのぼのとしたウエルカムムード
「三才」という文字が入った駅名は、それだけでかわいらしく見え、3歳のお子さん連れのご家族はテンションが上がることでしょう。
改札の外に記念撮影用駅名板が設置されたのは、6~7年前のようです。我が家も早速駅員さんの帽子とかわいい制服デザインのエプロンを拝借し、記念撮影。
上の子たちにも帽子を貸していただきました。
▲お兄ちゃんたちは、ちょっぴり照れくさそう
多くの人でにぎわっているわけではありませんが、次々と写真を撮ろうとする親子が現れる光景に、三才駅の人気を感じました。駅前ではお守りやストラップなどの記念グッズが販売されており、車で約15分圏内の「三才駅周辺わくわくエリア案内図」をもらえました。
記念入場券は販売時間が決まっています。
■記念撮影後は、周辺の遊び場でエンジョイ♪
三才駅自体ですることは、記念撮影をすることぐらい。「ウェルカム三歳児!」のムードに浸れることこそが嬉しいのです。
ミッションを達成した後は、エリア案内図を参考に、駅からすぐの『北部スポーツ・レクリエーションパーク』へ。お弁当を食べ、複合遊具で遊んだり、丘になっている芝生広場を走り回りました。
三才駅から徒歩約5分なので、列車で来た際に遊ぶのにも最適です。
三才駅から車で5分ほどのところには、新幹線の車両基地もあるので、電車・列車大好きっこはぜひ訪れてみてくださいね。
■足を伸ばせば善光寺
そしてはるばる長野市まで来たので、「牛にひかれて善光寺参り」の民話で知られる『善光寺』へ。こちらもわくわくエリア案内図の15分圏内です。
本堂前の香炉から立ち上る煙を「賢くなれ~、丈夫になれ~」と念じながら頭と体にかけ、本堂地下の暗闇の中を手探りで進んで御本尊様の真下にかかる「極楽のお錠前」に触れる「お戒壇巡り」も体験。4歳になる直前の我が子も泣かずに自分の足で歩いて錠前までたどりついたので、度胸のある3歳児さんたちは、挑戦してみてください。
■動物園や日帰り温泉も♪
善光寺隣には、何と「入場無料」の『城山動物園』があります。こぢんまりとした動物園なので、3歳のお子さんを連れて周るのにぴったりでしょう。
我が家は善光寺参りを終えた後、再び三才駅方面に戻り、源泉かけ流しの日帰り温泉『豊野温泉りんごの湯』へ。リンゴ園に囲まれたのどかな場所に位置し、露天風呂もあります。毎月5日、15日、25日は、りんごが浮かぶ「りんご風呂」も楽しめるそうです。地元野菜や果物も購入できます。
長野市古里(ふるさと)地区にある三才の地周辺には、このように家族でゆったりと楽しめるスポットも色々。三才駅とあわせて楽しんでみてください。日帰りでもとてもよい思い出ができましたが、1泊の小旅行で楽しんでもいいですね。(千葉美奈子)
<三才駅>
住所:長野市三才字念仏塚2207
電話:026-295-0398