横浜駅東口から徒歩10分足らず。原鉄道模型博物館は、鉄道ファンにはもちろんのこと、非テツのママや女の子もとっても楽しめるステキな場所です。
▲入口は、やっぱり改札口でなくっちゃね
◆ 「テツ」も「非テツ」も大満足の美しいジオラマ
走行させるこの博物館の一番の魅力は、やはり鉄道愛に満ちた収集家、原信太郎さんのそのコレクションの数々。
鉄道が大好きだった原さんが4歳のころ、関東大震災にあったときに手で握っていた列車のおもちゃから、12歳で初めて作った鉄道模型、一番切符、それらのエピソードが丁寧に説明された展示室は、鉄道ファンにはたまりません。
では、鉄道ファンではないと、この博物館はつまらないものなのでしょうか?決してそんなことはありません。
HOゲージ模型を展示したパサージュをすぎると、突如目の前に現れる「いちばんテツモパーク」。こここそが、鉄道ファンであれば、その列車の精巧な造り、音、情景、細部にため息を漏らし、鉄道ファンでなくとも、まずはその美しさに声をあげてしまう巨大ジオラマです。
◆品のいい解説がうれしい
一般公開されている一番ゲージの室内ジオラマとしては世界最大級だとか。個人の収集でここまでやるかというスケールの大きさに、まず度肝を抜かれます。
本物の車両が本物の街を走るような臨場感。その駅舎はフランスのリヨン駅を模しており、時計も正確に動いています。
ふと視線を移せば、背後にはリヨン駅の構内のような背景が作られています。
▲背景に注目。リヨン駅構内を模しています
場内には、次に走る列車は何かを説明してくれる解説者がおり、これがまたゆったりとしたアナウンスで落ち着きます。聞けば、通常の模型であれば軽い音しか出ないため、本物らしくするために鉄のレールの上を鉄の車輪で走らせ、重くしているとか。もちろん列車が通れば信号も変わりますし、本物と同じように架線から電気をとっているそうです。
▲駅から出てきた人、これから乗る人
▲かわいらしい住宅が並ぶ中、列車はゴトンゴトンと本物のような音をたてて走ります。
▲屋上では洗濯物を干しています
街には、散歩する人、洗濯ものを干す人、話し込んでいる人などがリアルに表現されています。毛づくろいをしているネコまでいて、見ているだけで飽きません。
▲街から田舎へ、ゴトンゴトン
▲ずっと見ていたい
◆「ウォーリーを探せ」的な楽しみ方も!
解説者は、列車の説明をするだけではありません。「ジオラマの中には、たんぽぽが一輪咲いております」とか「この中で和服を着た女性が3人ほどいます。どちらにいるかわかりますでしょうか。ひとりは駅舎の中2階……」などと言ってくれるものだから、どれどれ?とリヨン駅の中を覗き込めば、本当だ!和服を着た女性が駅員さんと話している!と子どもも大人も大喜びです。
そして、時間が経つと、ジオラマは夜の情景に変わっていきます。ぽっと光るホタルが飛び交い、駅舎の灯りはまた望郷の念を呼び起こします。
また昼間になり、夜になり、といつまでたっても飽きることがありません。ぜひ、場所を変え、いろいろなところからジオラマを見ることをおすすめします。
都会、郊外、お金持ち、庶民 といったさまざまな光景を楽しめます。
「動鉄実習」では、本物の運転台を使って鉄道模型を運転できます。迫力満点の臨場感を楽しめますよ。
いちばんテツモパークジオラマの奥には横浜ジオラマもあります。横浜っ子には見逃せません。
その手前には小さい子のための靴を脱いで休憩できるスペースがあります。
そこにあるおもちゃはもちろんプラレールです!
◆2017夏休みイベント “機関車トーマススペシャルギャラリー開催”
それほど広い博物館ではないので、おじいちゃんおばあちゃんと行くのにもおすすめ。座るところもあるのでお年寄りも疲れないと思います。列車好きな男の子、シルバニアファミリーやおままごとが好きな女の子。パパはもちろんママもお年寄りも楽しめる。そんな原鉄道模型博物館ですが、2017年7月12日~8月31日までは、トーマスファンにさらにうれしいイベントを開催中です。
◆トーマスたちといっしょにサマーフェスティバルを楽しもう!
きかんしゃトーマスが生まれたイギリスでテレビシリーズの撮影に使われていたトーマスたちが夏休みに登場!
今回は、夏の装飾に彩られた世界最大級の一番ゲージジオラマ“いちばんテツモパーク(約310㎡)”を
トーマスたちが一生懸命走ります。ジオラマ内でトーマスたちを見守るそどー鉄道局長のトップハム・ハット卿を探したり、元気いっぱいのトーマスたちといっしょに夏休みを楽しもう!※走行時間、キャラクターは日によって異なります。
©2017 Gullane(Thomas)Limited.
※走行時間、キャラクターは日によって異なります。
◆きかんしゃトーマス フォトコンテスト
いちばんテツモパークで働くトーマスとなかまたちの写真を撮ってコンテストに応募しよう! 応募された作品の中から選ばれた最優秀賞受賞者には、大井川鉄道のトーマス号乗車券をプレゼントいたします。
©2017 Gullane(Thomas)Limited.
また、優秀作品は、博物館のホームページで紹介されます。
【応募期間】2017年7月12日(水)~9月11日(月)必着
©2017 Gullane(Thomas)Limited.
【応募方法】
館内に設置、またはホームページに掲載されている応募用紙に必要事項を記入して、撮影した写真を添付し、CD-ROMに保存した写真データとともに下記へご郵送ください。
220-0011 神奈川県横浜市西区高島1-1-2 横浜三井ビルディング2階
原鉄道模型博物館「きかんしゃトーマス フォトコンテスト」事務局
【応募作品】“いちばんテツモパーク”を走行するトーマスとなかまたちの姿をおさめた写真
※トーマスたちいずれかのキャラクターが写っていない作品は審査の対象外となりますので、ご注意ください。
【賞品内容】
最優秀賞/大井川鉄道トーマス号乗車券4枚セット ……………………大人2枚+小人2枚(片道日時指定)
優秀賞/原鉄道模型博物館ペア招待券
©2017 Gullane(Thomas)Limited.
◆夏休み!鉄道えほんキッズライブラリー
2017年7月12日(水)~8月20日(日)の期間中、きかんしゃトーマスをはじめ、鉄道にまつわる人気の絵本や図鑑が大集合!
お気に入りの一冊を見つけて、鉄道をもっと好きになろう。
期間中の土日祭日には、博物館スタッフによる鉄道えほんの読み聞かせイベントが開催されます。
実施期間:2017年7月12日(水)~8月20日(日)
協 力:紀伊國屋書店 そごう横浜店
展示場所:原鉄道模型博物館 多目的ルーム
※展示絵本の販売や読み聞かせイベント詳細につきましては、博物館ホームページにてお知らせいたします。
その他にも、スペシャルギャラリー開催期間中は、プラレールトーマスキッズコーナー、原鉄道模型博物館ならではのきかんしゃトーマス特別展示、トーマスやトップハム・ハット卿との記念撮影スポット、きかんしゃトーマススタンプラリーなどトーマスたちとたくさん遊べるコンテンツが盛りだくさんです。
<原鉄道模型博物館>
■住所 横浜市西区高島1‐1‐2 横浜三井ビルディング2階
■問い合わせ 045-640-6699
■開館時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
■休館日 火曜(ただし7/12~8/31は休まず営業。9/1(金)は臨時休館)
■入館料 大人1000円 中・高校生700円 小人(4歳以上)500円(消費税込)