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ペット

ペットの健康寿命延伸のために。シックケアだけでなくヘルスケアの時代へ

2023.09.18

ペットといえば、家族同様。いつまでも長生きしてほしいと願うもの。昔に比べればネコや犬の寿命は長くなってきましたが、どうしても病気は逃れることはできません。

犬や猫は体の具合が悪くても、言葉で伝えることはできず我慢をしてしまいます。そのため、具合が悪いことに気づいて病院にいったときにはすでに手遅れということも少なくありません。体が小さい分、悪くなるとあっという間に死に至ることもあります。

運よく治療が受けられたとしても、保険がきかないために、高額な医療費がかかってしまうこともあります。

どうすれば、一日も長くペットが健康に生きることができるのでしょうか。

今回、ペットの健康診断を推進する獣医師団体「Team HOPE」発足10周年のプレス発表会に行ってきました。

「Team HOPE」とは

「Team HOPE」とは、ペットの健康診断を推進する獣医師団体の名称です。人間と同じようにペットも定期的に健康診断をすることで、病気を未然に防ぎ、長生きをさせることができるという想いで、10年間継続した活動を行ってきました。

Team HOPE Founder太田亟慈先生

健診項目の統一

健康診断をしている病院はそれまでもありましたが、健診項目が各病院でまちまちだったため、病院がかわれば数値の比較ができなくなってしまうという問題がありました。

「Team HOPE」は、健診項目を基本的な項目に統一したことで、賛同している病院であればどこで受けても数値の比較が可能になりました。

10年間で「Team HOPE」登録動物病院は2722となりました。これは、全国の動物病院の26%にあたります。「Team HOPE」では、さらに賛同する動物病院を増やすことで、飼い主がどこに行っても、同じ基準で健康診断が受けられるようにと啓蒙促進活動を続けています。

健康診断の日の制定やキャンペーンの実施で健康診断のきっかけを

また、我々飼い主にとっては、ペットの健康診断をするきっかけがなかなかつかめませんね。そこで、ペットの健康診断の日の制定と健康診断キャンペーンを実施して、飼い主たちに一歩踏み出すきっかけを作っています。

「ペットの健康診断の日」は10月13日(じゅういさん)だそうです!

また2月22日は(にゃんにゃんにゃん)「猫の健康診断の日」として制定されました。もちろん、その日にこだわらずにいつ受けてもOKです。そういった活動を通じて、犬猫の定期健診受診率は、犬は1.4倍、猫は1.7倍に伸長しているとのことです。

「Team HOPE健康診断 優秀賞」表彰式に「柴犬だいふく」くん登場

セミナー2部では「Team HOPE健康診断 優秀賞」の表彰式がありました。

優秀なペットの健康管理を行っているとして、この日優秀賞を受賞したのは6家族14頭!みなさんオンラインでの参加の方が多い中、会場に駆けつけてくれたのが、インスタフォロワーが37万人という超人気者「柴犬だいふく」くんとそのご家族です。

「柴犬だいふく」くんは、「Team HOPE」が推奨するペットの健康診断を3年以上継続しているとのことです。

この日は優秀賞として、ペットと飼い主さんの似顔絵をかわいいイラストにした額がプレゼントされました。

いつまでも長生きしてね

「柴犬だいふく」くんは、さすが人気者だけあって、会場いっぱいの人にも動じることなく、お利口にしていました!

 

「柴犬だいふく」くん

幸せなペットライフを送るために

具合が悪くなってから病院に行くのではなく、常にペットの健康をチェックして長生きを見守る。それがスタンダードの世の中になるといいですね。

(取材・文/ココフル編集部)

Team HOPE公式サイト

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