ザクザク編めて、初心者にピッタリ
不安定な気候もそろそろ終わりを告げ、ちょっと家事をしただけで汗ばむ季節ですね~。
そんな季節に持ちたいのが、触り心地サラサラの「麻ヒモのバッグ」!
目の数を調整するだけで好きなサイズに仕上げられて、
一番基本的な細編み(こまあみ)だけでジャンジャン編み上げていくこのバッグは、
初心者さんにピッタリ!
何を隠そうずーっと棒針派だった私が、かぎ針を持つきっかけになったのも
麻ヒモのバッグでした。
一度始めたら癖になる麻ヒモバッグを育児の合間にちくちくしてみましょ♪
荷造り用の麻ヒモを用意!
今回は二色使いのバッグに挑戦~。
下部分は麻ひも。
これは近所の金物屋で購入した、手芸用ではない麻ヒモです。
結構太くて、ガシガシ編まないとダメなタイプ。
今回は9号の針を使いました。
最近は100円ショップの毛糸コーナーでも細くて編みやすい麻ヒモを売っているので、
はじめてさんはそっちの方がいいですね~。
まずは鎖編みで30目ほど作り目します。
(小さくしたければ少なく、もっと大きくしたければ多く作り目してね)。
やり方が分からない人はネットなどで検索すると出てきますよ~
(例えばhttp://www.tezukuritown.com/lesson/knit/basic/kagibari/tukurime.html)。
自分が作りたいサイズで作り目をしたら、今度は細編みでグルグルと編んでいきます。
底のマチの部分は両端を3目ずつ増やし目をして丸くします。
マチが不要な人は増やし目せずに作り目の通りに細編みしていけば、ぺったんこのバッグになります。
ちなみに私は5cm程度のマチを作りました。
ここから先はただひたすらに、粛々と細編みで編み上げていくだけ。
(細編みの方法はコチラ)
いつでもどこでも、気軽に編める
こうなると私は、電車の中でも…
玉ねぎを炒めながらでも…
ただ闇雲に編みます。だって早く仕上がりが見たいんだもーん。
昔から手芸が大好きだった私。
長男の時は自分の時間を100%子どもに費やすのが良いママだと杓子定規に考えて、
断食ならぬ断手芸でイライラ。
でも次男になったら、そんなことでイライラするより、
上手に趣味の時間を作って「待っててくれてありがとう!」と子どもに感謝する位の方が
平和的解決だと思うようになりました。
そして子どもも機嫌がよければ待っててくれたり、毛糸に触って遊んでみたり…。
私は毛糸玉から糸をシュルシュル出す役に任命したら、意外といい仕事しました~。
まぁ子どもはママを取られるのが大嫌いなので、多くの場合中断でしたけどね…
みなさんも色々と工夫をしながら楽しんでくださいねー!
さて、ずっと編んでいくとこんな感じになってきます。
好きなところで色を替えて…
今回は100円ショップのセリアで買ったコットン82%、麻18%の赤糸を使いました。
麻ヒモに比べると細いので2本どりにして、同じく9号針で編みます。
針のサイズを変えちゃうとサイズが変わるので注意しましょうね♪
今回、麻ヒモ部分を15段、赤糸部分を12段で編みましたが、
全編麻ヒモだけで編んでもよし、麻ヒモと赤を交互に編んでボーダーにしてもよし。
編みながら自分でアレンジしてみてくださいね。
そして赤で7段編んだら、取っ手部分の穴を開けます。
穴の部分をどこに作るか、どれ位の長さで開けるかを決めたら、
前の段に針を入れずに鎖編みをします。
そして決めた長さの鎖編みをしたら、着地点で引き抜き編みをするだけ。
↓
前後両方にこの穴を開けたら、
これ以降はまた普通に編み重ねていきます。すると、
こんなバッグが出来上がります。
家にある余りの毛糸を使ってみれば、
こんなのもできたりして…。
私は近所にちょっと買い物に行く時に使ったり、
バッグインバッグとしても利用してます。
毛糸がない人は、
着なくなった子どもの(もちろん大人のも)洋服を細く切って糸状にして編めば、
「裂き編み」のバッグになってこちらも楽しいです。
あまり役に立たないかもしれないけれど、
いちおう編み図もご紹介します…手描きでお恥ずかしい…。
棒針は両脇に針の先がユラユラとするので、
電車で編むと両脇の人にコチョコチョしてるみたいになっちゃうけれど、
かぎ針はコソコソ編めるのでおススメ。
いつでもどこでも編める用意をしておけば、
隙間時間に色々な作品が出来上がります。是非トライしてみてくださいね!
(元井朋子)