30年以上にわたり、日本中に「愛と勇気」を届けてきたみんなのヒーロー、アンパンマン。
今年は、その生みの親やなせたかし氏の生誕100周年に当たるそうです。
シリーズ第31作目になる映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』は、6月28日(金)より全国公開です。
ヒロインのバニラ姫の声を演じるのは女優の榮倉奈々さん。バニラ姫の教育係ジェラート大臣の声は、ANZEN漫才のみやぞんさん、ばいきんまんの作る最強メカバイキンアイスロボの声はあらぽんさんが演じます。
公開に先立ち、ココフル♪編集部は榮倉奈々さんとANZEN漫才さんに単独インタビューをしてきました!とってもキュートな榮倉さんと優しいANZEN漫才のお二人の笑顔に癒されっぱなしのむなぽん編集長でした♪
◆とても光栄です!
編集部 こんにちは。今日はよろしくお願いします。榮倉さんは、今回のオファーが来たときはどんな気持ちでしたか。
榮倉 とてもうれしかったです。子どもがアンパンマンが大好きで、毎日見ているので、そんな作品のヒロインにお声をかけていただいてとても光栄です。
あらぽん 僕もうれしかったです。姪っ子がアンパンマンを見ている年なので、アンパンマンに出るよと言えるのは誇らしいなと思いました。
みやぞん 僕は、子どもの頃の写真をみると、全部アンパンマンと写っているんですね。それくらい、小さいときに好きでした。
編集部 榮倉さんも小さいときからアンパンマンがお好きだったとか。
榮倉 外で遊ぶことが大好きだったのですが、母の「アンパンマンが始まるよー」という声で、家にやっと帰ってくる。アンパンマンを見て、ご飯を食べて、お風呂に入って寝るという「アンパンマンが生活の軸」になっていました(笑)。
◆ジェラート大臣の複雑な親心に、悪戦苦闘のみやぞん
編集部 すごく健康的ないい子ですね(笑)。今回、声優を務めてみて、いかがでしたか?
榮倉 とてもむずかしかったです。でもずっとシリーズを作り続けてこられたスタッフの方たちが、「映画を観る子どもたちのように、楽しい気持ちで」と言ってくださり、子どもたちが「アンパンマン」をキラキラした眼で見ている姿を思い出しながら、がんばりました。
編集部 みやぞんさんは、バニラ姫の教育係であるジェラート大臣の役ですね。いかがでしたか?
みやぞん 役作りは、むずかしかったですねえ。僕はあまり人にああしろ、こうしろというのが好きじゃないけれど、ジェラート大臣は、バニラ姫にビシビシと言うんです。そこはどういう言い方をしたらいいかなと悩みました。
編集部 ジェラート大臣は、一生懸命バニラ姫のことを思って、ついそうなっちゃうんですよね。
みやぞん もちろん。悪役ではなくて、親心なんです。バニラ姫が心配でたまらないんです。今子育てされている方たちも、ジェラート大臣みたいな気持ちになることがいろいろあると思いますけれど、「そこまで言う必要ないよ」というメッセージにもなるかなと思います。
榮倉 確かに、そうですね。
編集部 最後はジェラート大臣も笑顔になってホッとしましたね。あらぽんさんは、いかがでしたか。役はバイキンアイスロボでしたね。
あらぽん はい。ばいきんまんが作った最強メカです。声で重厚感を出したかな。攻撃するときの声は、高い声を出したり、低くしたりバリエーションが大変でした。
◆ちょっぴり大人びていて無邪気なバニラ姫に共感♪
編集部 榮倉さんに、今回のバニラ姫についてお伺いします。試写を見せていただいたのですが、かわいらしく作った声というより、とても自然な女の子の声で、すごく好感を持ちました。
榮倉 ありがとうございます。今回のバニラ姫は、子どもですが大人びた心を持っています。とても責任感が強くて。なので、子どもっぽくしようとしないでそのままで、そしてそこに子どもらしい無邪気さも入れてくださいと音響監督さんからお話があったので、それを心がけました。
編集部 なるほど。すごくむずかしい注文ですね。でもできたものは、確かにそういう感じになっていたと思います。特に好きなシーンはありましたか?
榮倉 観客の皆さんから観ると、やはりバニラ姫が壁を乗り越えて戦うシーンや、アイスを作るために奮闘するシーンはとても感動的だと思います。でも、アフレコをしていたときは、アンパンマンの登場シーンにとても感動しました。
編集部 バニラ姫は、榮倉さんに似ているという部分はありますか?
榮倉 似ているというわけではありませんが、一生懸命やらなきゃと思っているときに、「楽しいの?楽しくなくちゃ意味がない」とコキンちゃんから掛けられた言葉には心に刺さるものがありました。私だけではなく、仕事を頑張っている人でも、子育てを頑張っている人でも、バニラ姫は心に刺さるキャラクターなのではないかなと思います。共感してもらいやすいキャラクターだと思いました。
◆見終わった後は、幸せ気分でアイスを食べたくなっちゃうよ
編集部 最後にココフル読者や子どもたちに一言ずつお願いします!
榮倉 やなせたかし先生生誕100周年にふさわしい笑顔あふれる映画で、それがやなせさんの哲学なのかなと思います。
親子で笑顔になれる映画だと思うので、ぜひ、映画館で観ていただけるとうれしいです。
みやぞん とにかく明るく楽しいので、ぜひ観てほしいですね。アイスが食べたくなりますよ♪
あらぽん 公開されるころには、気温も上がって暑くなるかと思います。見終わったあとに、みんなで、「よかったねー。アンパンマンがやっつけてくれて」と話しながら幸せな気持ちでアイスを食べてほしいですね。
―皆さん。今日はありがとうございました。
◆映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』
© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV ©やなせたかし/アンパンマン製作委員会2019
■あらすじ
ここは、みんなに届けるおいしいアイスを作っている<アイスの国>。ところが、この国のお姫様バニラ姫は上手にアイスを作ることができません。
ジェラート大臣に「1に練習、2に練習、3,4も練習、5も練習。さらに練習、やっぱり練習。おまけに練習」と言われて、すっかり嫌になって国を飛び出してしまいます。
そして、アンパンマンとその仲間に出会い、アイスを作るために本当に大切なものに気づいていきます。
一方ばいきんまんはアイスの国を<バイキンアイスの国>にしようと、「バイキンアイスロボ」を発明して大暴れ!はたして!!
◆小さな子でも楽しめる工夫がいっぱい
映画アンパンマンシリーズは、小さな子どもでも楽しめるよう、短めの上映時間(62分)。
アンパンマンとなかまたちが<映画館デビュー>を応援してくれますよ。
・子どもが怖くないよう、場内の照明は真っ暗にはなりません。
・音量はひかえめ。
・本編の冒頭部分は、一緒に歌ったり、手拍子をして楽しめる<参加型パート>もあり、他にも大人気のアンパンマンの曲がたくさん登場します!
周囲に気兼ねなく、映画デビューをするならアンパンマンが最適ですね。
「アンパンマン映画館デビュー応援プログラム」
http://anpan-movie.com/2019/pc/debut.php
★プロフィール★
榮倉奈々
1988年2月12日生まれ。鹿児島県出身。2002年SEVENTEENの専属モデルとなる。2004年NHKテレビドラマ『ジイジ~孫といた夏〜』で女優としての活動をスタート。主な出演作品は、ドラマ「 Nのために」(2014年・TBS)、映画「図書館戦争」シリーズ(2013年・2015年)「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(2018年)など。劇場アニメの吹き替えは、本作品で3作目。
ANZEN漫才
東京足立区生まれの幼馴染によって2009年11月に結成されたお笑いコンビ。ANZEN漫才として主に歌ネタを得意とし、お笑いコンビどぶろっくの唯一の弟子。自主制作曲「足立区の歌」で足立CMグランプリに応募し、2年連続足立区長より賞を受賞。一度見たら忘れられない規格外の天然&天真爛漫さが魅力の「みやぞん」と、まんまるニコニコ笑顔を絶やさない優しきコンビの頭脳役「あらぽん」による二人組で人気を博している。
■映画『それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫』
■公開:2019年6月28日(金)より 元気100倍!ロードショー
■配給:東京テアトル
https://eigakan.org/theaterpage/schedule.php?t=movie2019