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カルチャー

「光のなぞ」を徹底解明!キヤノンサイエンスラボ・キッズで科学の実験をしよう

2021.01.28

子どもの「なぜ?どうして?」は年々難しくなっていきますよね。科学に興味のあるお子さんがいると、特に専門知識は深まるばかり。そんなご家庭に紹介したいのが「キヤノンサイエンスラボ・キッズ」です。プリンターなど光の専門家であるキヤノンがお届けする、光を楽しめるメニューや実験がいっぱい。小さな子どもでもOKですよ!

「キヤノンサイエンスラボ・キッズ」って何?

2005年に開設されたサイト「キヤノンサイエンスラボ・キッズ」。開設当時は子どもの理科離れが叫ばれている中、子どもたちに科学の楽しさや面白さを感じてもらいたいと考え、「色」や「光」に関する面白いトピックスや実験などを紹介するコンテンツとして制作されました。

カメラをはじめとしたイメージング技術を追求する企業であるキヤノンが、子どもたちの身の回りの「色」や「光」に関する不思議や出来事の面白さや楽しさを紹介し、体感できることに特化して制作されているのが特徴です。

ビー玉魚眼レンズ

大人からみても少し専門的で難しいと感じるところもあるかも知れませんが、これは子どもたちを必要以上に子ども扱いしないことを一つのポリシーとしているからです。子どもたちに正面から向き合って素朴な疑問にしっかりと答えるコンテンツ制作を心がけているそうで、長きにわたって人気のコンテンツであることもうなずけます。

「キヤノンサイエンスラボ・キッズ」で何がわかるの?

キヤノンサイエンスラボ・キッズには、とてもたくさんの情報がつまっています。おおきくわけると4つのコンテンツがあります。

1.光のなぞ
2.光を体験しよう
3.光の科学者たち
4.光シアター

とにかく盛りだくさんで濃い内容なので、ココフル♪読者のみなさんが子どもと楽しめる情報を中心に紹介しましょう。

1.光のなぞ

ここでは光や色のたのしい知識が学べます。機械メーカーならではの、カメラの歴史やしくみが学べたり、「日食・月食のふしぎ」といった天文学的な分野から「ホタルはなぜ光る?」といった自然科学的なお話まで、小さな子どもでもわかるような解説がつづられています。

そういえば知らなかった雪の不思議

「雪はなぜ白い?」と子どもに聞かれたことはありませんか?透明な水が凍ったものなのに、白く見える雪。こんな身近な疑問も、そもそも色はなぜ見える?というところから丁寧に解説されているのです。

「雪のできかた」の解説もわかりやすい

他にも紅葉のしくみや宇宙の話まで「光」にまつわる謎が解けるお話がたくさんあります。

2.光を体験しよう

こちらは光の実験室です。「光」と「色」を体験できる実験がたくさんあり、自由研究にも使えるので、要チェックです。特に面白いと思ったのは「光でてじな」です。光にまつわるかんたんな手品で、光のおもしろさを体験することができます。どれも比較的簡単に入手できるような道具で、本格的な実験ができるのも特徴的。

例えば、「飛び出す3Dメガネ」は身近な材料で作ることができ、太陽の光を利用した「日時計をつくろう」という実験は自由研究にとてもよさそうではないですか?

3.光の科学者たち

ここでは光が解明された歴史や科学者たちの功績を学ぶことができます。太陽光を7色に分解した科学者であるアイザック・ニュートンや望遠鏡で初めて月の表面をみた科学者ガリレオ・ガリレイといった6人の光に関係した科学者が紹介されています。光という視点で科学者の功績を知ることができる貴重な資料となる箇所です。

4.光シアター

未就学児のお子さんにはこちらがおすすめです。「光シアター」には光のふしぎな現象がわかる動画をみることができます。例えば「空はなぜ青い?夕陽はなぜ赤い?」とか「虹はなぜできる?」といった、大人でも意外と知らなかったり、幼児期に興味を持った子どもにうまく説明できないことがわかりやすく動画で知ることができます。しかも1つ3分30秒前後なのもいいですね。

やってみよう!おうちで本格的な科学の実験ができる

キヤノンサイエンスラボ・キッズは、簡単にできるけど本格的な実験アイディアがたくさん。ちょっとまだ早いかな、と思っても難易度が3段階で表示されているので、大丈夫。難易度★を選び、未就学児でもできる実験を4歳の子どもと一緒にやってみました!

色で遊んでみよう「RGBを合成して遊ぼう」

準備するもの

・懐中電灯3本
・黒紙
・赤、緑、青の3色のセロハン
・セロハンテープ
・はさみ
・白いスクリーン(または白い壁(かべ))
・(場合によっては)黒のスプレー

準備した道具

組み立てよう!

揃えた道具を使って、作り方に沿って3色の懐中電灯を作りました。4歳の子どもがひとりで作るのは難しいですが、工作の気分でテープを貼ってもらったり、はさみで紙を切ってもらったりしました。工作が苦手な母でも簡単にできました!

観察してみよう!

白いスクリーンに懐中電灯を重ねて照らします。すると色が変化するのを楽しめます。我が家は壁や床が白いので、スクリーンの代わりにしました。

懐中電灯を3つ重ねて壁に投影

実験の感想

色の3原色をご存知ですか?これは赤(RED)・緑(GREEN)・青(BLUE)の3色のことを指します。そしてこの3色でほとんどの色を表現できるのですが、すべてを混ぜると印刷や絵の具などでは黒に近い暗い色になりますが、光だと白くなるという有名な実験があります。

他の実験でも使う基本の懐中電灯

今回作った色の3原色の懐中電灯では、家でこの実験を再現することができました。子どももその結果に驚き、何度もいろいろな組み合わせで実験していました。実は同様の実験を科学館で体験したことがあります。それが家で気軽にできるのはすごいですね。

これはサイト内の、カテゴリー「光のなぞ」のなかにある「光はRGBでできている」に詳しくかいてありますので読んでみてください!

用意した道具はすべて100円ショップで手に入りました。未就学児では保護者の手伝いが必要ではありますが、実験自体は小さな子どもでも一緒にできるので、ぜひやってみてください。

光の科学を身近に感じられる貴重なサイト

いかがでしたか?まずは実体験を大切に動画で学び、親子で実験をして、光の科学を身近に感じてみてください。

専門的な話や実験内容も多いですが、子どもの好奇心は無限なので、まだ難しいと足止めをすることなく、こうしたクオリティの高いサイトを利用して、研究を深めるのもいいですね!もしかしたら将来は科学者になっちゃうかも!?そんな期待が持ててしまう「キヤノンサイエンスラボ・キッズ」。ぜひのぞいてみてください。

キヤノンサイエンスラボ・キッズ

(取材・文/アネモネ)

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