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カルチャー

【BOOK】赤ちゃん、小さな子と「遊びたくなる絵本」

2014.12.11

今日は0~1歳の赤ちゃんからちょっと大きな幼児まで、「遊べる絵本」をご紹介します。
どれも、「絵本を読んであげる」というよりも、子どもと「遊びたくなる絵本」です。
絵本は、楽しいおもちゃの1つでもあるのだと感じさせてくれます。

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■ほっぺスリスリ 『くっついた』

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『くっついた』(三浦太郎作、こぐま社)

金魚さんどうしは鼻をくっつけ合い、あひるさんどうしはくちばしをくっつけ合います。
ゾウさんやおさるさんは、どこをくっつけ合うでしょうか?
そしてお母さんとわたしも! さらに家族みんなで!

お母さんと子どもの顔がくっついた絵の表紙がとてもかわいいですね。
親子の集いの場などでも、この絵本を読むと、
楽しげにお子さんとスリスリするお母さん、お父さんの姿が見ることができます.
小さな子のほっぺは、親にとっても癒し効果抜群ですよね!

■笑わずにはいられないこちょこちょ遊び 『こちょばこ こちょばこ』

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『こちょばこ こちょばこ』(作・中川 ひろたか、絵・村上 康成、ひかりのくに)

色々な動物たちが、自分の子どもの頭を優しく撫で、
鼻と鼻をこすり合わせ、くすぐります。
それも、「いいこ いいこ いいこ」と、「いいこ」を連発しながらくすぐってあげるのです。
みんな身体全体で喜びと楽しさを表現しています。

ご機嫌ナナメでも、こちょこちょには勝てず、笑ってしまう子が多いでしょう。
実はこれ、もっと大きくなった子どもにも応用できること!?
いちいち物事を素直にきけない年頃の子どもにイライラを爆発させてしまうよりも、
こちょばここちょばこ~!で笑わせ、「まいった!」と笑顔になるころには、
こちらの言うことも受け入れやすいようです。

■赤ちゃんの初めての一芸? 『はくしゅ ぱちぱち』

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『はくしゅ ぱちぱち』(作・中川 ひろたか、絵・村上 康成、ひかりのくに)

赤ちゃんが小さな手を合わせてパチパチする様は、本当にかわいいですよね。
この絵本では、動物たちが登場して、歌や逆立ちなど、得意なことを披露します。
動物たちに、かわいい拍手をたくさん送ってあげましょう!
動物たちも、かわいい「ぱちぱち」を見せてくれるので、まねしたくなるでしょう。
温かみのある絵に癒されます。

■わらべ歌の世界へようこそ『わらべうたであそびましょ!』

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『わらべうたであそびましょ!』(編・絵 さいとう しのぶ、のら書店)

昭和の香りたっぷりの部屋で男の子が鏡台に向って1人で遊んでいると、
その楽しげな様子につられて、鏡の中から次々に遊び相手が飛び出し、
楽しいわらべ歌の世界が展開します。

「あがりめ さがりめ」「だるまさん だるまさん」「なべなべ そこぬけ~」……。
懐かしさを感じる方も多いのではないかと思われる、わらべ歌の数々。
絵本の中の仲間たちが本当に躍動感たっぷりに楽しげに遊ぶので、
自然と子どもは遊びたくなるようです。
読み聞かせの場で読んでも楽しいですし、
家でお子さんと読む時は、ひざ抱っこで読んであげてもいいですね。

親子の集いの場で読んだときにも、1~3歳の子までみんなで遊び出した楽しい絵本です。

寒い日には、ちょっと体を動かせばすぐにポカポカ。
くっついたり、じゃれたり、こちょこちょしたりして
心も体もあたたまりましょうね。(千葉美奈子)

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