Cocoful ココフル

  • 友だち追加

フード

成長期の朝ごはんに栄養をプラス! 牛乳で飲むキッズドリンク3選

2022.04.27

成長期の子どもには、しっかり栄養をとってほしいもの。
でも、毎日なにかとあわただしくて食事の用意をする時間も、子どもが食べる時間も限られています。特に朝食はトーストにフルーツを少し、またはおにぎりにウィンナといった簡単なメニューになりがちで、炭水化物や糖質に栄養が偏ってしまうのでは?と心配に。そこで、食事に添えていた麦茶を、牛乳に粉末を混ぜて作るタイプのキッズドリンクにチェンジしてみることに。
カルシウムやたんぱく質がたっぷり摂れる牛乳は子どもに毎日飲ませたいし、ぐんと摂れる栄養が増えますよね!
牛乳のお供のパウダーたちの、気になる栄養、味、飲みやすさなどをレポートします。

家族で飲みたい麦芽飲料「ネスレ ミロ」

牛乳で飲むキッズドリンクといえば、まずはこれでしょ「ネスレ ミロ」。少し前に「鉄分補給が手軽にできる」とSNSで話題になり、一時品切れになった人気商品です。
日本で発売されてからまもなく50年になるので、「子どもの頃、飲んでいた」というママやパパも多いのでは? わが家もそうです、懐かしい!

栄養:カルシウム、鉄分、ビタミンDを強化

ミロで強化できる栄養は骨や歯の形成を助けるカルシウム、赤血球を作るのに必要な鉄分、腸でカルシウムの吸収を助けるビタミンD。どれも成長期の子どもには欠かせない栄養です。
1日の摂取目安のカルシウム約58%、鉄分47%、ビタミンD47%がミロ1杯分(ミロ15g+普通牛乳150ml)に含まれているとのこと。

味:ココアのような麦芽風味

甘いココアのような味。ほのかにミロならではの香ばしい麦芽の風味がします。

感想:コスパ最強、家族で飲みたい

パッケージには冷たい牛乳でOKと書いてありますが、いきなり牛乳全量を入れたら溶け残りが少し気になりました。ひと手間かかりますが、最初に少量の牛乳を加えてよく混ぜてから残りの牛乳を注ぐのがおすすめ。このひと手間でぐんとおいしくなりました。
小学生の子どもは「これ、ココア?」と言いながら一口。麦芽の風味で違うとすぐに気がつきましたが、「おいしい」とゴクゴク。子どもが飲むものというイメージでしたが、久しぶりに飲んでみると甘さ控えめで、大人が飲んでもおいしいです。かくれ貧血が増えるという中高生にも良さそう。

ネスレ ミロ オリジナル

ミロはスーパーなどで1袋240g(16杯)が300円程度。手軽に買えてコスパもよく、成長期の子どもの朝食に添える飲みものとして常備しておきたいアイテムだと思いました。でも、できれば何種類かの飲みものをローテーションして、もっといろいろな栄養をとりたいところ。そこで試してみたのが、話題のスーパーフード「ユーグレナ」です。

野菜嫌いの救世主「からだにユーグレナ やさしいフルーツオレパウダー 」

ユーグレナは今注目されているスーパーフードで、藻の一種なのだそう。とても栄養が豊富で、しかも細胞壁を持たないため栄養吸収率が高いのが特徴です。
ユーグレナを手軽にとれる「からだにユーグレナ」シリーズに、子どもが喜びそうなフルーツオレが発売されたと聞きました。

栄養:59の栄養素と、高濃度乳酸菌が一度にとれる

「からだにユーグレナ」シリーズで使われているのは、きれいな海で育った石垣島ユーグレナ。石垣島ユーグレナには、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など人間に大切な栄養素が59種類も含まれています。さらに、体を守る高濃度乳酸菌をたっぷり配合。
野菜ジュースと青汁と、ヨーグルトの栄養素がひとつになったドリンクを目指したのが、「からだにユーグレナ やさしいフルーツオレパウダー 」なんですって。

味:やさしい甘さのバナナ味

牛乳に「からだにユーグレナ やさしいフルーツオレパウダー 」の粉末を溶かすと、見た目は緑色の飲みものができあがりました。子どもは「これって、野菜ジュース?」とおそるおそる口をつけていましたが、一口飲んで「バナナの味だ!」とニッコニコ。
味見をしてみると、青臭さはゼロ。牛乳にマッチするやさしい甘さです。
パッケージを見ると沖縄産の黒糖、バナナパウダー、りんご果汁パウダー、パインアップル果汁パウダーなどが使われていました。ほっとする味の秘密は、こだわりの素材にありそうです。

感想:栄養満点!クセがなくて、飲みやすい

驚いたのは、牛乳と混ぜたときの溶けやすさ。 口当たりもなめらかで、野菜ジュースや青汁にありがちなザラッとした舌ざわりが、まったくありません。
緑色からイメージする青臭さがないことにもびっくり。これなら野菜嫌いの子どもでも飲みやすく、成長期の栄養を補う心強い味方になってくれそうです。

からだにユーグレナ やさしいフルーツオレパウダー

色々な野菜や果物を揃えてスムージーを作ることを考えると、1杯当たり100円オーバーとややお値段はしますが、子どもの成長に必要な様々な栄養素がバランス良くとれるのであれば 、決してコスパも悪くないと感じました。

スポーツできる体を作る「ザバス ジュニアプロテイン」

以前から気になっていて、今回もうひとつ試してみたのが、ジュニアプロテインです。スポーツをしている子どもたちを中心に、体作りのために飲んでいるという声をちらほら聞いていました。大人用のプロテインだと味に独特のクセがある商品も多いようですが、子ども用の場合は、味や飲みやすさなどはどうなのでしょうか。

栄養:たんぱく質はもちろん、ビタミン・ミネラルも配合

試したのは、ドラッグストアなどでよく見かける「ザバス ジュニアプロテイン」。牛乳で飲むココア味です。
メインとなるたんぱく質は牛乳生まれのホエイ(乳清)プロテインを配合。ほかにも食事や間食で不足しがちな10種類のビタミン、カルシウム、鉄、マグネシウム。さらに骨の成長を助ける機能性食品ビタミンDも一緒にとることができます。
スポーツをする体作りに必要なビタミン・ミネラルを、スポーツジュニアの食事調査結果に基づく独自の設計で配合しているのだそう。

味:濃厚でお腹にたまる、ココア味

はじめて飲んだときの子どもの感想は、「チョコレートアイスの味!」でした。食事に合わせるにはやや濃厚な甘さかもしれませんが、気になっていたプロテイン独特のクセはありません。

感想:シェイカーはあると便利、なくてもOK

パッケージの説明には、プロテインの粉と牛乳をシェイカーで混ぜて作るとありましたが、コップに入れてスプーンで混ぜても、溶け残りはあまり気になりませんでした。
体作りのためには運動の後に飲むのが定番のプロテイン。作っていたら、「飲んでみたい!」と興味津々で寄ってきたのは、部活から帰ってきた中高生の子どもたちでした。

明治 ザバス(SAVAS) ジュニアプロテイン ココア味

価格は1袋210g(15杯分)で1,000~1,200円程度。体作りのために飲むのは、本気でスポーツを始めてからでいいのかな……と迷うお値段ではあります。
とはいえ濃厚でずっしりお腹にたまるので、朝ごはんだけでなく、成長期の子どもが「何かお腹に入れてから寝たい」というときにも重宝しそう。プロテインの始めどき、引き続き要検討かもしれません。

成長期に不足しがちな栄養を補えるキッズドリンクを3種類、レポートしました。どれも買い置きしておけば、牛乳で混ぜるだけの手軽さが魅力。ちょうど学校の長期休暇にあわせて牛乳が大量廃棄されてしまう恐れがあると、社会的な問題にもなっています。GWにぜひ、おうちで試してみませんか。
(ライター/山見美穂子)

この記事が気になったら
シェアしよう