赤ちゃんが教えてくれるタイミング
離乳食を始めるタイミングはその子その子によって色々ですが、そろそろ始めてみようかなと思うポイントはなんでしょうか。
●よだれの量がものすごい!口に入って最初の消化酵素タップリ!
●家族が食事している様子を興味深げに見ていることがある。
●母乳しか飲んでいないのに、便が固めになってきたので、腸の働きが整ってきたのかな?
●腰はまだまだすわっていないけれど、少しずつ体つきがしっかりしてきて抱っこした姿勢で食べさせることができそう。
こんな感じです。
我が家の5人目の子どもの初めての“食事”はドロドロのおかゆと、味付け前の味噌汁から取り分けたカボチャをつぶしたペースト。
やはり食べることに興味があったようで、スプーンを持つ私の手を、小さな手でギュッとつかんで引き寄せ、口の中でモソモソさせてから、ゴックンと飲み込んでいました。
ほんのわずかな量ですが、初めてのゴハンです。
タイミングは人それぞれ。焦らず楽しもう
上の子たち4人の離乳食模様は、振り返ると本当に様々。
6ヵ月ぐらいの時にはすでに1日2回食をモリモリ食べていた上の2人に比べ、3人目の時は、あまりの食べなさに面倒になってしばらく中断。
8ヵ月になった時に再開してみたら、いきなりバクバク食べてビックリ。なんてこともありました。
まだわずかな量しか食べない赤ちゃんのごはんの一番のポイントは、「お母さんに負担がかかりすぎない」こと。
しんどい時は、お休みしても大丈夫。その月齢の赤ちゃんに適した食材の柔らかさを知るために、市販のベビーフードを利用してみるのも便利です。
おかゆやつぶした豆腐などに、ベビーフードの野菜あんかけをかけるだけでも、変化がつきますよ。
そしてオススメは、「取り分け」「逆取り分け」のワザ。
家族用の味噌汁や煮物の味付け前の具材を取り出して離乳食用につぶしたり、離乳食用に作った野菜のペーストを、家族用の豆腐やハンバーグ、ムニエルなどにかけてみたり。
形態は違うけど、赤ちゃんも家族も同じメニューだね!と思うと、楽しくなるし、慣れるととても楽チンです。
飲むこと⇒食べること、という、赤ちゃんが経験する大きな大きな生活の変化を少しずつ進めていくのは、時に根気が要り、時に面倒くささを感じることもあるかもしれませんしょぼん
食べ方や食べる量には本当に個人差が大きいものです。離乳食にまつわるお母さん達の悩みをよく耳にすることがありますが、ずっと母乳やミルクだけのお子さんはいないですよね。
のんびり、限られた離乳食時期を楽しみましょう。
1年後には、どんなものをたくさん食べてくれるかなと楽しみにしながら、少しずつ増やしていけるといいですね。 (千葉美奈子)