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第2回「乳児用液体ミルク」メディアセミナーレポート

2018.12.07

今、ココフルファミリーが気になる話題「乳児用液体ミルク」について、第2回目のメディアセミナーが開催されましたので行ってきました!

第1部 江崎グリコ主催「グリコの乳児用液体ミルク『赤ちゃんミルク』製品化の現状」

第2部 乳児用液体ミルクメディアセミナー事務局主催「男性の育児参加と授乳のススメ」

この稿では、第1部の報告をいたします。

第1部では、液体ミルクに関する制度改正、現状、製品化に至る開発経緯や、包装容器と安全性について報告がされました。

◆お湯に溶かしたり、薄めたりしなくていいから楽ちん

乳児用液体ミルクの特色をまずはおさらい。
★粉ミルクと同様の成分で、新生児から飲ませることができる。
★調乳済みのミルクが液体であり、お湯や水に溶かしたり、薄めたりする必要がない。
★温めることなく、赤ちゃんに飲ませることができる。

このような特色から育児の負担軽減が期待されています。いつでもどこでもすぐに液体ミルクを赤ちゃんにあげることができるのは、大変なメリットですね。

また、
★容器は紙パックに入っているものが多く、主に哺乳瓶に入れ替えて飲ませる。
★無菌で容器に充填され,常温保存可能。保存期間は開封前で半年から1年ほど。

という特色から、防災備蓄品としても注目されています。

液体ミルクは欧米では女性の社会進出などを背景として、1970年代から普及しました。日本でもようやく2018年8月8日に法令改正され、製造・販売が可能となりました。


▲海外で普及している液体ミルク

法改正に伴い日本でも乳児用液体ミルクに関する認知度がアップしています。

 

◆災害時の不安をなくしたい

開発の経緯としては、2016年の熊本の震災時に、赤ちゃんの命が危険にさらされていることを知った商品開発研究所の永富さんと乳業マーケティング部の水越さんが積極的にプロジェクトを立ち上げたことが早い開発につながったそうです。

水越さんは、東日本大震災の時に娘さんが1歳でした。とても不安な夜を過ごしたことを思い出し、液体ミルクがあれば、災害時だけではなく、ママが体調を崩したりして授乳ができないときにほかの人でも適切な栄養で授乳ができるのは素晴らしいことだと感じたそうです。


▲江崎グリコ株式会社マーケティング本部 水越由利子さん

◆「安全」「安心」に特にこだわる


▲江崎グリコ株式会社マーケティング本部 永富さん

永富さんからは、「乳児用液体ミルク」の製品化成功と開発経緯について報告がされました。

まだ省令化による規格基準が定まらない中で、赤ちゃんに適した栄養が何なのかを調べるために様々な文献を読みあさり、微生物の無菌化や保存期間中も無菌のままであることを、十数回の工場テストで検証。またバリア性の高い包材を採用したり、栄養分を満たされるような配合処方を研究することも必要でした。

江崎グリコ乳児用液体ミルク「赤ちゃんミルク」は、殺菌や保存による栄養成分の減少を加味しながら数多くの微量の原料を一つ一つ丁寧に軽量し、殺菌。そして殺菌されバリア性を高めた容器へ無菌的に充填することで、賞味期限6カ月(常温保存可能品)を可能にしました。

紙パックの構成は、中身を保護するのと別に6層の構造となっており、高いバリア性が特徴となっているとのことでした。

この後、第2部の「男性の育児参加と授乳のススメ」となりましたが、大変興味深い内容でしたので、別稿といたします。

◆5秒で授乳準備は完了!

最後に乳児用液体ミルクのデモンストレーションと試飲が行われました。液体ミルクを消毒済みの哺乳瓶に注ぐだけで、哺乳瓶に乳首を付ける5秒程度で授乳準備は完了してしまいました。


▲殺菌した哺乳瓶に注ぐだけ


▲試飲もしてみました

味は薄味ですが甘味があり、おいしく飲めました。

あくまでも母乳が赤ちゃんにとって最良の栄養であることは言うまでもありません。しかし、母乳が不足したり与えられない場合に母乳に代わるものがあるというのは、精神的負担の軽減に直接つながりますね。

ココフルでは、今後も液体ミルクの製品化、および普及には注目していきたいと思います。

(取材:文 宗像陽子)