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乳幼児のアレルギー予防のキモは、洗浄と保湿!

2021.03.14

乳幼児のアレルギー予防、どうすればいいのでしょうか。乳幼児の予防スキンケアセミナーにて、専門家の先生にお話を伺ってきました。

離乳食を食べる前からアレルギーになるのは、なぜ?

みずみずしい赤ちゃんの肌。でも離乳食が始まる前からアトピーになってしまう赤ちゃんもいますね。赤くただれた肌で泣いている赤ちゃんは、痛々しいもの。なぜ離乳食を始める前から、アレルギーになってしまうのでしょうか。

アレルギーは、どうしてなる?

離乳食を食べる前からアトピー性皮膚炎になる理由は、長く「母乳にアレルゲンが含まれていた」と信じられてきました。しかし、最近の研究で、皮膚からアレルゲンがはいることが食物アレルギーの発症リスクを高めているとわかってきました。たとえば家の中でも床、布団の中などに卵、牛乳など高濃度のたんぱく質が付着しており、皮膚を通じて体内に入ってしまうのです。

アトピー性皮膚炎→食物アレルギー→気管支喘息→アレルギー性鼻炎と大人型アレルギーへ移行する「アレルギーマーチ」をどこかで遮断するためにはどうしたらよいのでしょう。
それには、アレルゲンが皮膚から体内への侵入を防ぐことだと、日本小児アレルギー学会理事池田政憲先生は語ります。

洗浄と保湿という2本柱で、アレルゲンの侵入を防ぐ

先生によれば、皮膚からのアレルゲンの侵入を防ぐために必要なのは、「洗浄と保湿」だとのことです。
赤ちゃんの肌は、潤っていてぴちぴちしていますね。保湿は必要と言われると「保湿?必要ないのでは?」と思いがち。しかし、実は子どもの肌は角層が薄く、バリア機能が十分ではないため、産後すぐから洗浄と保湿の予防スキンケアは必要だそうです。

皮膚の表面の皮脂膜と角層がしっかりしていればアレルゲンをブロックできますが、バリア機能が低下している皮膚では、アレルゲンが体内に入ってしまう上に、体内の水分が蒸発してカサカサになってしまうのです。赤ちゃんの肌は、まさしくその薄い肌。

また、外出自粛の影響で、在宅時間が長くなり、ダニやほこりなどアレルゲンと接触する機会は増加しており、経皮感作リスクは高まっているそうです。

乳幼児の予防スキンケアに有用な保湿成分は「MCキトサン」

では、有用な保湿成分とは何でしょうか。今、「MCキトサン」という高分子が、肌の水分を補いながら肌の潤いを閉じ込めて、バリア機能を向上させる保湿成分として期待されています。

赤ちゃんの洗い方と正しい保湿ケア

それでは正しい乳幼児の「洗浄と保湿」は、どうしたらよいのでしょうか。福山市民病院の上原宏美先生がレクチャーをしてくれました。先生は、コーディネーターとして福山市民病院で勤務。スキンケアの指導を行っています。

「赤ちゃんは、大人と同じだけの汗腺があり、新陳代謝が活発なので、たくさん汗をかきます。そのままにしておくと不潔な状態になりやすく、汗の汚れや刺激の原因にもなります。皮膚についた汗やアレルゲン、皮膚にかゆみを与える細菌の汚れなどをしっかりと落として、皮膚を清潔に保つことが基本です。お湯だけでなく、洗浄剤を上手に使いましょう」

赤ちゃんの洗い方のポイント

ポイント1 素手で洗う

スポンジやガーゼで、直接肌をこすると赤ちゃんの肌を傷つけてしまうので、素手で洗いましょう。

ポイント2 38度から39度が適温

先ず湯船につけたり、シャワーを使ったりして、体を濡らします。お湯の温度は38度から39度が適温です。皮膚がふやけ、汚れが落ちやすくなります。

ポイント3 泡立ちがしっかりキープできる洗浄剤を使う

洗う順番は、顔、頭、首、おなか、腕と手、足、背中、お尻です。


顔もしっかり泡で洗ってあげます。目に入るのが怖いという意見もありますが、赤ちゃんの目に垂れたりしまわないように、泡立ちをしっかりキープする洗浄剤を選んであげると安心して洗浄できます。

ポイント4 赤ちゃんは羊水の中にいたので、濡れるのは意外と平気!

羊水の中で泳いでいた赤ちゃんです。顔に水がかかれば目をつぶりますし、耳に水が入れば、自然と出ていきます。こわがらず、泡が残らないようにしっかり洗ってあげましょう。

首のしわの間もしっかりと。

ポイント5 0歳児の赤ちゃんの頭皮は、皮脂腺が10倍!しっかり洗おう

特に0歳児の赤ちゃんの頭皮は皮脂分泌が盛んなため、洗浄が不十分であると脂漏湿疹や炎症が生じる可能性があります。特に柔らかい大泉門の周りはこわがらずに、髪の毛だけではなく、頭皮を指を使ってしっかりと洗います。ゆすぎもしっかりと。

ポイント6 腕のしわ、指の間、膝の間、鼠径部、お尻も忘れずに

お腹はしわが多いのでのばしてあげて。腕は関節のしわをあらいます。

保湿ケアのポイント

ポイント1 保湿は、生後すぐから始める

保湿は、できるだけ早く、生後2~3日から始めましょう。出産をして産婦人科にいるうちにやった方がいいのです。赤ちゃんは、おとなのように自分自身で皮脂を出し肌の保護膜を作ることができないため思春期までは保湿剤を塗り、水分の蒸散を防ぐことが大切になります。

赤ちゃんは皮膚の水分蒸散量が高いため、入浴直後に保湿をしましょう。入浴後以外でも夏場汗をかいてシャワーをあびたあと、おむつの交換等でお尻をふいたあと、ミルクや離乳食の保護として顔に塗る。臨機応変に保湿剤を使いましょう。塗り忘れをしやすい箇所である耳の裏や、肘、膝、脇など、しわの部分は伸ばしてぬりましょう。

新生児から保湿は必要

ポイント2  保湿剤は伸びがよく、使いやすいものを選ぶ

保湿剤の塗布量は1円玉の量が約0.5グラムです。この量で大人の手のひら2倍分がぬれます。保湿剤は保湿力が高く、生後すぐに使える低刺激のものを選びましょう。
また、保湿ケアは毎日継続して必要なので、伸びがよく、使いやすいなど保護者の負担を少しでも軽減できるものを選びましょう。

予防スキンケア「ママフィ」が新発売

最後に、ママフィより製品の紹介がありました。
2021年3月15日に予防スキンケア「ママフィ」がWEBショップにて新発売されます。

「ママフィ」は乳幼児の肌のバリア機能を助ける新発想のスキンケアブランドです。その特徴は大きく2点あります。

ポイント1 独自技術<キトバリア>が肌のバリア機能をサポートする

乳幼児の肌は、表皮の厚さが大人の約半分でバリア機能が未熟です。また大人と比べて水分蒸散量が多いうえ角層の隙間から外的刺激を受けやすいのです。そこで角層に隙間なく密着して外的刺激の侵入と角層からの水分蒸散を防ぐバリア機能が必要です。

ポイント2 乳幼児と一緒に家族全員で使える

低刺激性、弱酸性、無添加(無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリー)であることで、家族全員で同じものを使えます。

「ママフィ」は、産休から復職したママが中心となって赤ちゃんのスキンケアについて調べた開発チームによって作られました。

「スキンケアがアレルギー予防になることを広く知ってもらい、新生児から正しいスキンケアを続け、アレルギーの子を減らしたい」という思いから、生まれてすぐから赤ちゃんのバリア機能をサポートして、アレルギーを予防するスキンケアを開発したいと考えたそうです。

製品は、詰め替え用も含めると4品目8品種。デザインもシンプルですっきりしています。

たっぷり泡ボディウォッシュ

赤ちゃんを抱っこしながら洗うのは大変。何度もプッシュする手間を省くため、1回でたっぷりと濃密な泡が出ます。

濃いリッチミルク

角層に潤いを与えて、翌日までもっちり潤います。

潤いミルキーローション

肌に触れるとすーっとほどけて潤いが浸透。べたつかずさらっと潤います。

すっきり泡ヘアウォッシュ

汗、皮脂をしっかり落とし、フケかゆみを抑えます。

しっかり洗浄とたっぷり保湿で、赤ちゃんをアレルゲンから守ってあげましょう!

<ママフィ>

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