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赤ちゃんこそ未来!ベビーカー世代に満足を超える「感動」を提供したい。~コンビ社長に聞きました

2021.10.14

赤ちゃんのいる多くのご家庭には、必ず何らかのコンビの商品があるのではないでしょうか。コンビってどんな会社?どんな思いで商品を作っているのでしょうか?
2021年1月にコンビの社長に就任した小堀氏に、ココフル編集長がお話を伺いました。穏やかなスマイルをたたえていながら、ハートはふつふつと熱い血をたぎらせている素敵な社長でした!

プロフィール

小堀英次 コンビ株式会社代表取締役社長

1992年コンビ入社。
2001年まで9年間はおもちゃ一筋で、その後内部監査室長。
2002年から2009年まで香港駐在。その後開発、マーケティング、経営企画などを担当。
2016年から執行役員を務め、執行役員副社長を経て、2021年社長に就任。

64年の歴史で培われたベースを堅持しつつ、ライフスタイルに対応したモノづくり

―コンビといえば、ベビーカーの購入を考える人では知らない人はいないと思います。長い歴史のある会社ですね。

小堀社長(以下小堀) コンビは今年で創立64年です。当初は医療補助品などの製造販売が主な事業で、社名も違いました。ベビーカーを最初に作ったのは1977年ですので、祖父母・両親・子と3代で使っていただいているというお客様もいてありがたいことです。
今は「オート4キャス」といってシートの向きを対面、背面と、ワンタッチで切り替えができるようにもなりました。長く培われてきたベースを堅持しつつ、どんどん変わるライフスタイルに適応して、より使いやすいようにと年々改良されてきています。

―今期は、どのような商品が出ていますか。

小堀 コロナ禍もあり、より安心なものをお客様も求める傾向があり、今年の新製品は、シートをまるっと洗えるB型ベビーカー『Acbee』を発売しました。今までも洗える仕様ではありましたが、つけはずしが少し面倒であったり、乾きにくければ皆さん洗いづらいですよね。毎日使うものですからさっとはずせて、夜洗えば朝乾いていなくては意味がないので、その点が進化しています。

―確かにベビーカーの汚れやホコリなど、コロナ以前より気にする人は多いかもしれません。

8月に新発売になった『Acbee』。 ニューノーマル時代に合わせて

予想外の価値を提供する「感動創造No.1 企業になる」

―ところで1月より社長になられて、コンビの新しい経営方針などがあればお聞かせください。

小堀 ずばり、「感動創造No.1 企業になる」です。弊社の製品に対する満足度調査の結果は、高いご評価をいただいていますが、さらに「感動」レベルを提供していきたい。

―感動とは、具体的にはどういうことでしょうか。

小堀 私の定義でいうと「予想外の価値」です。たとえばテーマパークで、園内を掃除している人がいつの間にかモップを持ってパフォーマンスをしていたら、予想外のことで人は感動をするでしょう?

よりよい商品を提供するために、今、競合各社とベビーカーの重量について軽量化などでしのぎを削っていますが、そこには、もしかしたら大きな価値の差はないのかもしれません。

―それは想定内の価値で、もしかしたら答えは全く違うところにあるのかもしれないということでしょうか。

小堀 そうです。人間には元来持っている「共通の感動するもの」があります。「鬼滅の刃」に、多くの人が感動しましたよね。「思いやり」とか「信頼」とか「美しい」といった何か自分たちが感動することを共有し合ううちに、お客様にとって真に感動する予想外のものがお届けできるのではないかと思っています。

―感動を共有するためにはどうしたらいいのでしょうか。

小堀 お客様に感動を創造してお届けするためには、まず送り手である我々自身が感動する人になり、発信することです。今、社内では感動創造コンテストを実施しています。社内のイントラネットで、自分が感動したことはなんでもいいので投稿し合っています。いいと思った投稿にはイイネをつけて、イイネの数でMVPを決めて表彰しています。

―それはおもしろいですね。まずは、感動体質になるのが第一歩ということですね。ちなみにMVPはどのような投稿だったのでしょうか。

小堀 部品の修理を頼まれた社員が、上司にとても感謝されたというのです。彼は「●と●があれば直せます!」と答えたそうなのですが、「普通は『●と●がないから直せない』という言い方をする人が多い。できない理由を並べるのではなく、できることを前向きに考えた」と感謝されたというのです。その投稿が一番たくさんのイイネを取りました。

―なるほど。同じことを言っていても、言われた方の気持ちが違いますね。

小堀 弊社の販売員さんからも「あなたの接客がいいので、また買いに来ました」といった投稿が続々と来ます。そういうものをシェアしながら、徐々に応用展開されています。それがもう少し大きなものとして具現化されると、この活動も意味があると喜んでもらえると思います。
社員同士が感動を共有し合いながらモノづくりやサービスを提供していけば、予想外の「それ気づかなかった」というものがお届けできるのではないか。いい風土が出来上がっていくと確信しています。

―予想もしなかった何かが生まれるかもしれませんね。

小堀 コンビが提供する映画や、ワクワクするような「コンビランド」が生まれるかもしれませんよ(笑)。

―それは予想外!とても楽しみです!

会社の入り口に掲げられた経営方針

「赤ちゃんこそ未来!よくぞ生まれてくれました」

―最後に、パパやママ、ベビーたちにぜひメッセージをお願いします。

小堀 コンビの仕事は、出産準備品のご用意が多くを占めています。出産は、人生にとっても最大のイベントです。どんな偉人であろうと普通な人であろうと、みんな赤ちゃんからスタートしていますよね。すごく尊い素晴らしい仕事であると思います。人生における最大で最高の尊い時期に携われるということに誇りを感じています。

今コロナでいろいろと気分的にも沈みがちですが、とにもかくにも赤ちゃんがいないと世の中は始まらない。「赤ちゃんこそ未来」です。「おめでとう。よくぞ生まれてきてくれました。生まれてきてくれて心からありがとう。」と言う気持ちです。

コンビは、育児をする全ての人たちに、全力で応援していきます。

―まさに赤ちゃんの存在こそ、感動ですね。素敵なお話、ありがとうございました。生きる希望を与えてくれる赤ちゃん。社会全体で大切にしたいですね!

さて、感動体質になれば、モノに感動できるようになり、それは幸せになる近道かもしれません。

(取材・文:宗像陽子 撮影:戸田敏治)

感動体験投稿で『Acbee』を1台プレゼント

ぜひこのインタビューをご覧いただいたココフル読者の方にプレゼントを…とご相談したところ、ご快諾いただきました。
今月のプレゼントとして、『Acbee』を1台プレゼントいただけるとのこと。
プレゼント応募ページの備考欄に、皆さんの日常生活での「感動体験」をご記入の上ご応募ください。
例えば:今日は虹がかかっていてきれいだった。素敵な接客に出会ったなど、日常のささいな感動をぜひ教えてください。選考の上1名の方に『Acbee』をプレゼントします!奮ってご応募ください。

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