夏休みにマレーシア第2の都市・ジョホールバルに親子留学しました。
【体験記】小学一年生とマレーシア親子留学に行ってきた!Vol.1準備編
【体験記】小学一年生とマレーシア親子留学に行ってきた!Vol.2マレーシアの暮らし編
1か月の滞在中、海岸線が美しいと名高いデサルビーチに行き、周辺のフルーツファームやホタルツアーなどローカル感あふれる旅を満喫できたので紹介します。
目次
美しい海岸線と朝日を堪能
我が家が親子留学で滞在していたのはマレーシア第2の都市・JB(ジョホール・バル)という州です。シンガポールの国境で首都KL(クアラルンプール)よりはるかにシンガポールに近い場所。小旅行に行ったデサルコーストもJBにあり、滞在先のコンドミニアムから車で約60分程度の距離です。JBセントラルというイミグレーションのある中心街からも約60分、シンガポールからも日帰りできるエリアです。
今回は最初のコンドミニアムからデサルのホテル、そこから別のエリアのコンドミニアムに移動するプランを立てました。移動には配車サービス「Grab」で予約しても行けますが、コンドミニアムを引き払い大きなスーツケースを2つと滞在中の大荷物を持っての移動だったので、事前に車を手配しました。
今回はコンドミニアムのオーナーにお願いし、1時間程度で約8,000円と高かったですが、きれいで大きな高級車で優雅に移動が叶いました。こうした現地での細かなお願い事はオーナー次第です。困りごとを依頼しても数日放置されることもあるようですが、我が家はわがままをいっぱい聞いてもらえ運が良かったですし、感謝しています。
デサルのホテルから次のコンドミニアムまではホテルで配車をお願いしました。約5,000円だったのでラッキーと思いましたが、大きな荷物があると伝えたのに来たのはローカルの少し古めの普通のタクシー。しかも英語があまり話せず、行先を詳しく伝えてありましたが、行けばわかるだろう、というマレーシアらしい(アバウトな)運転手でした。
しかもナビを使えない……。私も初めての場所だったので、いろいろな人に助けてもらってようやくたどり着けるという経験をしました。ハプニングは人を大きくさせるので、こうしたハプニングにも動揺しなくなった私はマレーシアが向いているのかなと思えるくらいに成長しましたよ。
またデサルは観光地なので、バスツアーなどもあるそうです。スクールが一緒だった韓国のママは週末の早朝から深夜までデサル周辺3か所をまわるツアーに参加していました。
貸し切りで遊べた!
小旅行ではコンドミニアムではなく、デサルコーストにあるホテルに宿泊しました。いわゆる“デサルビーチ”には有名なホテルがたくさんあり、徒歩圏内に繁華街があり週末は混雑します。デサルコーストは25キロも続くロングビーチで、我が家はメインエリアから車で15分くらいのローカルなホテルを選びました。人が少ない方が良いなと思ったからなのですが、ちょっとさみしく不便ではありました。もちろん日本語は通じず、日本人観光客もいませんでした。聞くと、日本人はめったにこないそう!
バルコニーの目の前が海!
オーシャンビューの部屋からは波の音が大きめに聞こえるくらい海が近い部屋でした。プライベートビーチも平日の滞在だったので貸し切りに近く、貝を拾ったり、磯遊びをしたり楽しく過ごせましたよ。
木製のブランコ
2泊しましたが、ホテルのモーニングビュッフェは毎日変わり、ローカルの食事が楽しめるのでホテルステイして良かったなと思いました。他にもミニ動物園が敷地内にあって、たまたま今朝ウサギが産まれたよ、と見せてくれたり、プールがあったり、ビーチアクティビティもあるので子どもも楽しめました。
美しいクジャクにも出会えた!
デサルコースト周辺にはいくつか観光スポットがあり、有名なウォーターパークやアリゲーターがたくさんいる動物園、果樹園、ホタルツアーが有名です。
これらを個別に行くには大変ですが、ホテルで送迎付きのツアーが申し込めました。ホテルを拠点に1日かけて、ミニ動物園・フルーツファーム・ホタルツアーの入場料と送迎、夕食がセットになっています。
遠方から参加するとずっとバス移動で休みなく回るのですが、どこもホテルから20分くらいだったので、毎回ドライバーを呼んでホテルに戻って休んで、時間になったらまた出発、というイメージです。小さな子がいるとホテルに戻って休めるのはとても安心だと思いました。しかも各所自分たちのペースで、帰りたくなったらドライバーさんに連絡するシステムというのも良かったです。
こんな近くでラクダにふれあえる!
まず朝10時に集合して行ったのはホテルの人の1番のおすすめだった「ミニ動物園」です。あまり期待していなかったのですが、子どもが「また明日も行きたい」というくらい楽しかったです。園内にはおむつ替えのできる場所もありました。
レッサーパンダにエサやり
ここではまずエサのセットを買うのがおすすめ。日本ではありえないくらいのふれあい体験ができます。エサの量もたっぷりあるので、小さな施設ですが3時間くらい堪能できました。
スタッフがイグアナをのせてくれた!
日本ではあまり見かけない動物にふれあえるのは貴重な体験。動物によって与えて良いエサも違うのですが、スタッフが多くいてその都度教えてもらえるから安心です。
人懐っこい小動物がいっぱい
マレーシアは英語を喋れる人が多いので、英語に触れる機会も多く持てました。話好きな人も多いので、私も日本の動物園の写真を見せて話が弾みました。北海道で体験した雪の日の動物園の話はとても盛り上がりましたよ。
フルーツが食べられる人気の場所
夕方に行ったのはデサルフルーツファームという果樹園です。今回は現地の案内とお土産でフルーツボックスをもらえるツアーでしたが、食べ放題プランもあるようです。園内ではフレッシュフルーツを飲食できる店や、見学途中にも搾りたてのフルーツドリンクが売っていました。
10人くらいずつ見学するツアー
バスに揺られて果樹園の中を進み、降りた後はツアーガイドの説明を聞きながら歩いていきます。ジャスミンの花の香りをかいだり、ステビアの葉をなめて甘さに感動したり、個人的にすごく楽しかったです。先に行った人の話では、とにかく暑いので水を忘れないように、というアドバイス。我が家は夕方少し涼しくなってからだったので、そこそこ快適に過ごせました。
ジャスミンの花
珍しい植物がいっぱい
ガイドは少しマレーシアなまりのある英語だったので、もしかしたら子どもには退屈かもしれません。でも途中で歩き回れたり、ここにもミニズーがあってエサやり体験ができ、最後においしいフルーツももらえたり、フルーツジュースも飲めるので行ってよかったと思います。フルーツ食べ放題やバイクに乗れるオプションもあるので追加しても良さそうです。
ドライフルーツ!お土産はここで買うのがおすすめ
デサル果樹園にはとれたてのハチミツが買え、ドライフルーツもすごくおいしかったです(しかも安い)!ただハチミツは持ち帰るのが難しく、移動中にふたが外れてしまうアクシデントが。飛行機で運ぶリスクを考えて泣く泣く手放したので何か対策を考えて買うのがおすすめです。
船で川を下ってホタル観賞
デサル観光1番の人気が、コタ・ティンギというエリアにある船に乗ってたくさんのホタルを眺める幻想的なリバーツアーです。夜2回の出発で、参加したツアーには出発場所にあるレストランの夕食がついていました。プランに組み込まれた食事だと、普段食べないものが出るので楽しめます。近郊はシーフードがおいしい店も多いので、この日は白身魚をおいしく食べられました。
船が出ると明かりを消して真っ暗闇になります。するとたくさんのホタルの明かりが確認でき、ふわふわと近くまで飛んでくると、スタッフが素手で捕まえて見せてくれました。ホタルもきれいでしたが、暗闇をクルーズする体験はなかなかできないと思うので、ぜひ参加してみてください。天然のホタルの数は圧巻です。残念ながら幻想的なホタルの光は写真では伝わらないので実際に体験してほしいです。
今回我が家が宿泊したのはデサル郊外でしたが、中心街はもう少し賑わっていて、遊びやすかったそうです。ただ子連れですと、人の少ないビーチサイドのホテルで気の向くまま過ごせたことはすごく良かったです。当初はコンドミニアムを検討していましたが、ホテルをチョイスして大正解でした。
子どもは毎日ビーチに行っても飽きません。デサル中心街にもホテルから送迎してもらえますし、我が家は1日ツアーに参加でき、とても楽だったしとても楽しい思い出になりました。またビーチアクティビティや有名なウォーターパークの割引もあったので、ホテルステイの人はフロントに尋ねてみると良いでしょう。
そして最近シンガポールのチャンギ空港そばから、マレーシアのデサルエリアにフェリーが開通しました。ぐんとアクセスが良くなりフェリーで約90分で行けることもあり、実際シンガポールからの旅行者が増えているそうです。国境を渡るフェリーも楽しそうですね。
いかがでしたか?マレーシアにはたくさんの観光地が点在しています。私も以前、マラッカ・ペナン島・クアラルンプールを周遊したことがあるのですが、デサル周辺は観光地でありながらローカルの色が濃く、マレーシアの素の姿を垣間見られた気がしました。シンガポールから日帰り旅行するにも、子連れで楽しめるしおすすめです。ご参考になれば幸いです!
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【体験記】小学一年生とマレーシア親子留学に行ってきた!Vol.2マレーシアの暮らし編
(ライター/アネモネ)