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【体験記】小学一年生とマレーシア親子留学に行ってきた!Vol.1準備編

2023.10.02

2学期が始まり学校も通常運行。ココフル読者の皆さんもほっと一息ついている頃ではないでしょうか?我が家は夏休みにマレーシアに親子留学をしました。小学生の息子が初めて海外のサマーキャンプに参加し、親子で1か月の海外生活。とても貴重な経験ができ、また行きたい、移住したいとまで思った、親子留学体験記を書きたいと思います。

親子留学先をマレーシアに決めた理由

コンドミニアムのプールはお気に入りの場所

今回行ったのはマレーシアです。留学に興味がある方はセブ島と並び、マレーシアが注目されているのをご存じかもしれません。我が家の場合は、親子留学に行くと決めてからどこにするかを考えた時に知人からマレーシアをすすめられ、調べ始めました。

当初は自然がいっぱいのコタキナバルで3か月くらいホームステイしたい、と考えていたのですが、自力での情報収集に苦戦し、「ワクワク海外移住」(以下、「ワクワク」)というマレーシア留学や移住のサポートをする会社を知り、説明会に参加をしました。そこで2代目社長の佐藤ひとみさんと少し話しができ、相談したところ、5分ですべてがクリアになり学校を決めました。

これは息子がまだ当時6歳で選択枠が限られていたのもありますが、ひとみさんが2人の男の子の保護者で実際にその学校にお子さんが通っていたこともあり、リアルな情報がたくさん得られたからです。また観光地や駐在員の方が通う学校は避けたいと思っており、その条件もマッチしていました。

そこからは念のため申し込んでいた別のエージェントでもカウンセリングを受けたのですが、実際に留学をしている保護者目線とは比較にならず、「ワクワク」で間違いないと確信を持ち、即申し込みをしたのです。

 マレーシア親子留学~準備編(学校・コンドミニアムなど)~

 

サイエンスを学ぶ教室

息子が参加したのはイギリス系インターナショナルスクールで、学校が夏休みの期間に開催する3週間の“サマーキャンプ”です。早いと8歳以上で学校の寮に入れる単身留学もありますが、参加した学校は通いのみの親子留学に適したスクールです。参加者の中には兄弟姉妹、自分の子どもと子どもの友達2人連れで参加する人もいました。

「ワクワク」では学校の手配をしてもらえますが、飛行機の予約と宿泊先は自分で手配します。他の会社を通じて別のスクールでサマーキャンプに参加した方によると、全部の手配をやってもらえる分、参加費がとても高くなったようです。
マレーシア留学の利点はリーズナブルなこともあり、どこにお金をかけるかは家庭によって違うので、自分で探すのは大変でしたが、好きに組み合わせられるのは楽しく、かつコストがおさえられたのは良かったです。例えば我が家は航空会社はLCCでしたがビジネスクラスを選んだので割安なのに快適な空の旅ができました。
住む場所に求めるものや生活スタイルもそれぞれ違うので、自由に選べた方が勉強にもなるし楽しいですよね。家族や友達が遊びに来る前提で広い部屋を借りる人、バスタブ必須で探した人もいます。我が家の最低条件は洗濯機があることとダイニングテーブルと別にローテーブルがあること。
私は洗濯が好きなので、部屋で頻繁に洗濯できたのが良かったです。長期滞在だったこともありコインランドリーだと割高になりますし、1つ言うなら無香料の洗剤が見つけられなかったので日本から持参すると安心です。このように最低限の条件とNGを決めておくと探すときに迷わず楽になりますよ。

アメニティはオーナーにより違うので交渉も大事

我が家は2つのコンドミニアムにお世話になったのですが、最初に滞在したコンドミニアムは、キングサイズのベッドルーム+キッチン+ダイニングテーブルとローテーブル&ソファのある部屋にしました。
子どもも小さく2人なのでじゅうぶんな広さです。また夫が来た時用にエキストラベッドマットなど使えるかを事前に尋ねたところ、オーナーが準備してくれました。こうして問い合わせをしつつオーナーとコミュニケーションが取りやすいか判断することが重要です。

たまたま良いオーナーにあたったので、現地のおいしいお店やおすすめのショッピングモールを教えてもらったり、長距離タクシーを手配してもらえたりしました。のんびりとしたマレーシアでありながらトラブル対応も早かったです。高層レジデンスで眺めも良く、プールやジムも快適だったので、このコンドミニアムにして本当に良かったです。

35階の共用スペースからの夜景

旅慣れている方や海外経験のある方は「全部自分で手配できる」と思うかもしれません。私も過去にホームステイや短期留学の経験もあるので、当初は全部自分で手配しようと考えていました。実際、宿泊先や飛行機の予約サイトも翻訳機能があるので英語が苦手な私でも困ることはありませんでしたし、直接問い合わせをすることもありましたが、日本語対応があり、言葉に関しては英語ができなくても全く問題ないのです。

ただ今回はガイドブックのないエリアで土地勘もなく母子だけで行く不安もあったので、学校に関してはエージェントを通じて申し込んだ方が情報も入るし、何かあったとき安心だと考えました。そして本当に正解でした。

もし宿泊先を自分で探すことに不安があれば、学校が手配してくれる徒歩圏内のホテル(送迎はスクールバス)を利用できます。学校の紹介なので同じホテルの人たちで仲良くなって遊んでいたようで、お友達を作るのにも良さそうです。そしてホテルの最大の利点は頼めば掃除が毎日入ることでしょうか。

「ワクワク」では準備の段階から相談ができたことで、とても助かりました。通学に便利でおすすめのコンドミニアムと予約サイトをいくつか教えてもらえ、そこから自分のスタイルにあった部屋を探せましたし、細かいことでも親目線で親身になってアドバイスいただけたのは今でも本当に感謝しています。

デリバリーサービスのあるスーパーは助かる!

ちなみに現地では、近くのスーパーといった生活面から、これは稀ですが出先でクレジットカードが使えなくなって帰れなくなった時(!)に助けてもらえただけでなく、子どもの英語の学び方やリアルな留学体験などを聞けるなどとってもお世話になりました。
また学校はマレーシアにありますが、シンガポールとの国境のJB(ジョホールバル)という州にあるため、KL(クアラルンプール)よりも近いチャンギ空港(シンガポール)から滞在先まで国際タクシーを「ワクワク」経由で手配してもらいました。このような送迎の手配もあとから来る夫の分までお願いできたのは心強かったですし、他国から入国するなんて考えもつかなかったので、現地の情報を得られるのは本当に貴重だと思いました。
すべて決まっているツアー商品は面倒が少ないし便利だと思いますが、ひとみさんからは「経験値が上がったね」という言葉を良く言われました。教育移住することになったら、自分でしなければならないこともたくさん出てきます。海外では文化が違うので、予約ひとつでも「経験だ」と楽しめるマインドが持てるようになったのも自信になりました。

マレーシア親子留学~準備編(持ち物・Wi-Fi事情)~


次に親子留学で持参して良かったもの、便利だったものや持って行って良かったもの、そして通信事情のお話をします。

日本食と日本のキャラクターグッズ

韓国の友達にもらったものの一部

マレーシアに親子留学に行く時、用意して良かったのは、月並みですが日本食と日本のキャラクターの文具やお菓子でしょうか。日本食も現地で買えますが高いのでめんつゆやそうめん、そば、パック出汁などは持参して良かったです。お米も持っていったので、少し贅沢なふりかけでおにぎりにすると子どもも喜びました。マレーシアはいろいろな国の人が住んでいるので各国の料理がリーズナブルに食べられます。しかしマレー料理は辛いし、ドリンクは甘い。特に子どもは食べなれた日本食があるとほっと一息つけますよ。

他には、異国の友達ができたらいいなと思ってお土産を用意しました。不動の人気“ポケモン”は100円ショップでポケットティッシュやお菓子を買って行ったところ、驚くほど喜ばれましたし、サンリオの“キティ”や“シナモン”も人気でした。また、仲良くなった韓国のママが“クレヨンしんちゃん”の大ファンで、たまたま持っていたシールをあげたらすごく感動してくれました。仲良くなるきっかけにもなるので、親子留学する際には日本のキャラクターグッズを持参するのをおすすめします。それから日本人的な発想ですが、お友達と食事やタクシーの割り勘でキャッシュのやり取りも多かったので、ポチ袋は重宝しました。

 スマホの通信環境は一番大事!

そして一番大事で悩んだのがWi-Fi関連です。今の時代スマホがあればどこでもやっていけます。でもWi-Fiがないときの絶望感は生きた心地がしません。日本のキャリアを現地でも使えますが高額なので(1日1,000円くらい)おすすめできません。

参考までに私は、現地でSIMカードを買うと安いと聞いたので、チャンギ空港では空港のフリーWi-Fiで国際タクシーのドライバーさんと連絡をとり、そのままコンドミニアムへ。部屋のWi-Fiにつながるまでは通信できず、翌朝に近くのコンビニで現地のSIMカードを購入しました。(初日から部屋のWi-FiのPWをメモし忘れ、スタバを見つけてWi-Fiにつなげたスリリングな体験も!)

到着空港がシンガポールだったのでマレーシアでSIMカードを買いましたが、国の移動がなければ空港が便利だと思います。コンビニで購入するときに、複数のキャリアがあるのでおすすめを聞いて差し替えをお願いできるか確認して購入しました。設定も全部無料でしてくれて初日からマレーシアの人の優しさに触れることができうれしかったです。ちなみに1か月約1,500円で通信も問題ありませんでした!その際パスポートはお忘れなく!

また、慣れてきた頃にシンガポールに遊びに行ったのですが、準備不足でWi-Fiもシンガポール通貨もない状態で駅に到着しました。マレーシア側の駅にはお店がいっぱいあったのですがシンガポール側には売店もフリーWi-Fiもなく、絶望的な気分になりました。クレジットカードの使えるタクシーで最寄りのショッピングモールへ行き、マクドナルドのフリーWi-Fi下で、買っておいたeSIMの設定をしました。このeSIMはアジア数か国で利用でき、SIMカードの差し替えも不要、ネット上で購入するとQRコードが来るので設定も楽々。長期の場合や国をまたぐ場合は特におすすめです。もちろんSIMカードと併用もでき、手動で切り替えもなくスムーズです。

海外では慣れない場所で地図を開き、Grab(グラブ)という配車やデリバリーができるアプリでタクシーを呼ぶので、モバイルバッテリーがあると安心です。1度レゴランドに行って写真を撮りすぎ、帰りに一緒に行ったみんなの充電が切れそうでドキドキしたのも良き思い出です。(その時は大変でしたが!)次は、マレーシアでの暮らしに続きます。(ライター/アネモネ)

【体験記】小学一年生とマレーシア親子留学に行ってきた!Vol.2マレーシアの暮らし編

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